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豆知識

スポーツ用マウスピースの重要性とその効果

歯をあらゆるケガから守るスポーツ用マウスピース(マウスガード)、その効果。

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スポーツをしていて相手の肘やボールが顔に当たったりしてケガをしたことがある方も多いのではないでしょうか。
実際、ケガの治療で歯科に受診する方で多いものは
①交通事故
②転倒
③スポーツ
の順に多いのです。

特に前歯は欠けたり、折れたり、抜けたりすることもあり、その場合によっては治療に高額な費用がかかることもあります。
そのためスポーツ用マウスピースでケガを予防することが重要になってきているのです。

今回はそのスポーツ用マウスピースの効果についてお伝えします。

~スポーツ用マウスピースの効果~

①前歯の破折を防止

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最近ではマウスピースを義務化しているスポーツもあります。
しかし、現状まだまだ多くスポーツに浸透しているとは言えません。
スポーツの器具などの違い、防具、相手との接触、ボール、ボールの形状、様々な口元に当たる可能性のあるスポーツ。
歯が割れる、折れる、場合によっては根っこから歯自体が抜け落ちてしまうことがあります。
このようになったケース、歯の神経が死んでしまったり、保存できず歯を抜歯しなければいけないこともあります。
スポーツ用マウスピースはこのようなリスクから歯を守ってくれます。

※特に注意が必要な矯正治療中の前歯

12~18歳頃まで、学生時代、部活をしながら矯正治療を行う方が多い時期です。
矯正治療は歯を動かす作業です。なので、前歯も含めて歯に動揺をかけています。

そのため、この時期に弱い力でも前歯が脱臼してしまうことがあり、保存できても歯の神経が死んでしまうこともあります。

矯正器具をつけながら使えるスポーツマウスピースもあります。
矯正歯科やスポーツマウスピースを取り扱っている歯医者で相談してみることをお薦めします。

②歯による口腔周囲のケガのリスク防止

スポーツなどで多大な力が急激に顎などに加わると、お口の中で歯は凶器になるのです。
食事などでは舌や頬を噛んでも、反射反応で思い切り咬み込むことはなく、大きくケガすることはそんなにありません。
しかし、スポーツなどでは強い力が急にかかると歯が鋭い事により、頬や舌、唇を切ってしまったり、最悪頬や唇に穴が開くという大きいケガをすることもあるのです。
なのでスポーツマウスピースは歯が凶器にならないように口腔内、そしてその周囲を守ってくれます。

③奥歯の破折を防ぐ

打撃系格闘技スポーツなど、顎を強打する可能性のある種目は相手の肘や頭が顎にぶつかることはよくあります。時には奥歯が強く当たってしまい、欠けてしまうことがあります。
奥歯の場合、大きく破折ことは少ないのですが、小さく欠けることを繰り返し、最終的に歯の表面が削れ、ざらつきを出す事になってしまうことがあります。
スポーツマウスピースの使用で奥歯が欠けることを防ぐことができます。

④脳しんとうを予防する

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上記のようなスポーツなどでから顎を突き上げられると、力が関節に伝わり、頭に強い動揺が及びます。
そこでマウスピースを使う事によって、クッションとなり骨や歯から直接、頭にかかる振動を干渉してくれます。
ただし、脳しんとうに関してはスポーツマウスピースの使用により効果があるかどうかはしっかりとは統計的にまだ立証はされてはいないようです。

⑤食いしばりによる歯やその周囲組織へのダメージの軽減

歯と歯が擦れあい、互いに強く接触する1日の中で食事の時に約15分程度と言われています。
その他の時間は通常、歯と歯の間が少し開いています。
しかし、運動を行っている時に歯をくいしばる方は食事の時より強い力で、長い時間歯と歯が接触するので、歯やその周囲組織にダメージがあります。
食いしばりによって歯の神経が出てしまうところまですり減ってしまったり、歯が揺れたり、欠けてしまったりします。
そのためスポーツマウスピースで歯へのダメージを軽減させる必要があるのです。

~スポーツ用マウスピースの種類、値段、作り方~

①歯医者で作製するカスタムマウスピース

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スポーツ用マウスピースを扱っている歯医者で型を取り、そのかた自身の歯型にしっかりフィットしたマウスピースを作製する方法です。

スポーツ用マウスピースは使用する方の歯並びにフィットしていないと、噛み合わせによっては歯や歯茎に痛みや違和感が強くなり、使えないことがあります。
歯医者で自分の歯型に合った、その方専用の精密なスポーツマウスピースを作り、痛みがあれば調整をし、大切な歯を守ることをお勧めします。値段は約1万5千円〜5万円程度です。

しおばら歯科医院ではスポーツ用マウスピース作製費用は1.5万円からとなります。

②自分の歯型を自分で採って送るマウスピース

通販サイトで型取りキットを取り寄せて自分で歯型を取り、専用サイトに配送してスポーツ用マウスピースを作製してもらう方法です。
初めての方が精密な歯型を自分で取ることはなかなか大変だとは思いますが、ある程度自分の歯並びにあったスポーツマウスピースができるのではないでしょうか。
型取りなどの問題で、作製したのに中々フィットしないという事例もある事も事実です。
値段は約1万円〜3万円程度です。

③熱で温め形を整える既成のマウスピース

既成の販売しているもので、大体の型ができているマウスピースを熱で温め、自分の口に入れて合わせるものです。
既成のマウスピースに自分の歯並びがある程度合っている人であればできるかもしれませんが、歯を守るためのスポーツ用マウスピースとしてはあまりお勧めできない品物です。
値段は500円程度でから様々です。

~スポーツ用マウスピース使用上の注意点~

①虫歯になりやすい

スポーツは頻繁にスポーツ飲料を飲みます。さらに口呼吸になりやく、口が渇きやすいので虫歯になりやすい状態です。
さらにスポーツ用マウスピースを使うと唾液の流れが悪くなり、虫歯のリスクは高まります。
そのためスポーツ用マウスピース使用後、就寝前などは必ず歯磨きやデンタルフロス、フッ素の使用などで虫歯予防を行う必要があります。

②カビに注意!不潔になりやすい

口腔内は細菌がものすごく多い場所です。
スポーツ用マウスピースを使用した後は、柔らかいガーゼなどで磨き、入れ歯用洗浄剤、もしくはマウスピース専用洗浄剤などで殺菌する事をお薦めいたします。
不潔な状態が続くとカンジダ菌というカビ菌が増え、口腔内に悪影響が出たり、口臭の原因にもなります。

③合わないものは歯茎が下がる原因に

合わないスポーツ用マウスピースを使うと歯茎が下がる事が起こることがあります。
歯茎はスポーツ用マウスピースよりも弱い軟らかい組織です。
合わないスポーツ用マウスピースの縁が慢性的に同じ歯茎の部分に当たると、歯茎に炎症が起こり、歯茎が下がってしまう歯肉退縮が起こってしまいます。
場合によっては歯がしみてしまう知覚過敏が起こることもあります。
そのため、歯医者で自分にしっかりと合ったスポーツ用マウスピースを作製し、定期的に歯や歯茎の状態を確認してもらう必要があります。

④熱湯消毒は変形する恐れ

スポーツ用マウスピースは通常シリコン樹脂で作られています。
熱湯をかけたりすると変形し、歯に合わなくなる恐れがあります。
また、大きな温度変化は劣化の原因にもなりますので、洗浄するときはお湯ではなく、必ずぬるま湯、もしくは水を使うようにしてください。

⑤マウスピースによって運動効果は向上する?

スポーツ用マウスピースによって運動効果が向上するのかどうかはまだはっきりとした立証はありません。
ただ、ウェイトトレーニングなど様々なスポーツに効果を示す論文も出ています。運動効果が期待できるようなマウスピース使用を禁じているスポーツもあるようです。
しかし、スポーツ用マウスピースはケガを防ぐためのものと考えてもその重要性は大きいでしょう。

⑥スポーツマウスピースと歯ぎしり用マウスピース、その違い

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スポーツ用マウスピースは歯を保護するため厚みが3〜5mmで柔らかい素材でできています。
歯ぎしり用マウスピースは夜寝ている時に使うもので厚みは1〜3mmで固めの素材でできています。
当院ではスポーツ用も歯ぎしり用もその方によって個人差がありますので、その作製方法、形状、素材がその目的によって変わります。
なので、元々の目的が全然違うために歯ぎしり用マウスピースでスポーツ用マウスピースとして使っても意味がありません。
そのためスポーツの時は専用のマウスピースを使う必要があるのです。

まとめ

もし、前歯をケガした場合、歯が破折したり、抜けたりしてしまい見た目にもかなり重要です。
修復する場合、時間もかかり、その費用も高価になります。
もちろん保険で補われる部分もあります。しかし、人工物は必ず一生使える、というものではありません。
今後、スポーツ用マウスピースは多くのスポーツで義務化されてくるものです。
ぜひ、スポーツ用マウスピースを使い、大切なご自身の歯を守ってあげてください。

診療日程
  • 【休診日】日曜、祝日
  • 【医院所在地】東京都 北区 田端 1-24-22
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