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~なぜ歯の治療は時間がかかるの??~

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なぜ歯の治療は時間がかかるのか?

【削って詰めて終わり…ではないのです】

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虫歯の治療は、削って詰めるだけ…だと思っていませんか?

一昔前の治療方は、そう思われても仕方がないものだったかもしれません。
確かに虫歯は削って詰めれば、治ったと思えるかもしれません。

しかし、その歯は「機能回復した」とは言いがたいのです。
歯は、たとえ1本でも咬み合わせと深く関わってきます。
咬み合う上下の歯が片方でもなければ歯としての機能を果たせません。

そのため歯科治療では、削ったり詰めたりする前に周りの歯や歯肉の状態を調べ、
あなたのお口の中全体の色々な側面からの健康を考えて診療にあたっています。

治療に時間がかかるワケをどうぞご理解ください。

【悪い咬合】

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歯科治療では、まず最初に土台を固めをします。
家を建てるとき、最初にすることは地ならしと土台を作ること。歯科治療でも同じです。

土台である歯を支える歯周組織に問題があれば、歯はやがて抜けてしまいます。

そこで我々は、治療を始める前に歯周病検査をし、
その上で歯石除去したり歯周病があればその治療をしたりしてお口の環境を整えます。

それから詰めたり被せたりする治療を行います。
こうしたお口の土台づくりが、最終的に治療後の口腔内を長持ちさせるのです。

【治療は咬合を考えて行います】

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歯を喪失してしばらく経過すると、なくなった歯にかみ合う相手の歯は、喪失した空間に向い動こうとします。
また、喪失した歯の両隣の歯は、互いを支える歯がないので空いている方に傾き寄ってきています。

こういう場合、歯だけの治療しても、咬合は狂ってしまっているので、顎関節症や体調不良を起こす原因になる恐れがあります。

そこで、義歯やブリッジなどの治療を始める前に、
これらの動いた歯の位置関係を安定させ、先にかみ合う面をそろえる治療を行います。

~歯を抜いたままにしていると…~

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歯が抜けたらすぐに処置をしましょう

噛み合わせの安定している状態

歯は顎の骨にしっかり固定されているわけではありません。
上下28本(親知らずを入れると32本)が、1本1本微妙に動きながら全体としては規則正しく並び、
弓状の歯列(アーチ)を作って、お互いが支え合いながら安定を保っています。

~歯を一本失うと~

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1本でも歯を失うと上記したお口の中の安定が壊れていきます。
両隣の歯は抜けた歯の方へ傾斜していきます。
かみ合う相手の歯は支えを失って、上の歯は下へ、下の歯は上に伸びてきます。※これを挺出と言います。

~歯を失ってから放置し続けると~

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歯が動きだすと、他の歯も影響を受けてどんどん動き出してしまいます。
そして、かみ合わせのバランスが崩れてきます。

私たちは、かみ合わせのバランスを修正するように歯や口を動かすので、
顎や周囲の筋肉に無理な負担をかけてしまいます。

その結果、顎関節症、姿勢のゆがみなどを引き起こし、不調を訴える例も出てきます。

また、歯並びが悪くなっているので、歯磨きなどのホームケアがしにくくなり、
口の中はむし歯や歯周病が発症しやすい環境になってしまいます。

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どこかの歯が痛い時、その歯の痛みは口全体にひろがり、

どこの歯が痛いのかは自分でさえわからなくなることがあります。

どちらかといえば前歯などは、歯がおかしいかあまり間違えることなく感じるかもしれません。
しかし、奥歯に行くほど判別はしにくくなります。

そこで、ある歯科大学で歯の感覚を研究してみたところ、
歯を刺激して、どの歯を触れたかを回答する実験を行ったところ、

3~5本の範囲内の歯を回答する結果が出ました。

特に1歯前方の歯と間違えやすく、第二大臼歯(前から7本目の歯)ではその手前の第一大臼歯と間違える方のほうが正解者より多くなるという結果がでました。

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時には痛みが酷い時は、上下の歯痛の区別さえできなくなります。

下の奥歯に虫歯があって痛みの原因となっていても、上の奥歯が痛いと錯覚を起こすこと、またその逆もよくみられます。

上の歯の痛みは顔面の知覚、運動をつかさどる脳神経である三叉神経の2番目の枝、
下の歯の痛みは三叉神経の3番目の枝によってそれぞれ伝えられます。

ですので、痛みが判別できなくなる時は、同じ神経から伝達される信号を脳自身が正確に感知できなくなってしまっているからなのです。

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このように、私たちがどの歯が痛いか言い当てるのは難しいのは当然です。

ですので、トラブルを起こしている歯を的確に診断するためには、上下の歯を同時に見ることのできる口全体のレントゲン写真を撮るなど、
様々な方向性から確認する必要があるのです。

~噛む時の歯の痛み。その原因4つ~

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噛んだ瞬間、ズキ!っと歯が痛むことありますよね。
原因は主にかみ合わせ(咬合)の歪み、歯周病、歯の根っこに問題があるもの、頭蓋骨の中に問題があるものの4つに絞られます。
ここでは、それぞれの症状について分かりやすく解説しています。

~噛む時に歯が痛い~

歯を噛むと何だか痛むという不安を感じた方は多いと思います。
考えられる原因と治療方法をお教えしていきます。
原因は大きく分けて4つです!それでは、1つづつご紹介致します!

①咬合性外傷 (こうごうせいがいしょう)

咬合性外傷とは、わかりやすく言えば咬みあわせによる損傷のことです。
歯ぎしりや食いしばりなどによって歯に無理な過度な力が加わり、虫歯ではないのに噛むと痛いという症状が出ることがあります。

②歯周病

歯周病とは、細菌のかたまりである歯垢(プラーク)と歯石が原因でなります。
歯を支えている歯肉や骨が破壊され、悪化すると歯が抜けてしまうという病気です。

怖いのが初期段階ではほとんど症状はありませんが、炎症が進むと骨が少しずつ吸収してしまいます。
噛むと痛いという症状が出た場合、歯周病がかなり進行していると思われます。

③根尖性歯周炎(こんせんせいししゅうえん)

虫歯や打撲などによって歯の神経が死んでしまった時や、
歯の根っこ(歯根)の治療を途中で中断してしまった時、
以前治療を終えた歯根が何らかの原因で再感染を起こした時などに、
歯根の先端(根尖)に膿が溜まって、噛むと傷んだり、歯ぐきが腫れたりするものです。

④上顎洞炎(じょうがくどうえん)

上顎洞は上顎骨の内部にある空洞で、鼻の横、目の下あたりに位置します。
その上顎洞が炎症を起こすと、まるで蓄膿症と同じような症状となります。
また噛むと歯が痛い場合もあり、原因が歯からか、耳鼻科の領域かで判断を要するケースです。

参考リンク:咬む力?咬合力?って何?

~咬合性外傷(こうごうせいがいしょう)とは?~

 

虫歯は無いのに噛むと歯が痛い事があります。この原因の1つが咬合性外傷です。
咬合性外傷とは、主に歯ぎしりや食いしばり等で歯にかかる過剰な力が引き起こす障害です。
つまり歯を支えている組織が打撲を受けたような状態なのです。
通常より強い力がかかり、歯と土台の骨をつないでクッションの役割を果たす歯根膜が傷ついたり、土台の骨そのものが破壊されたりします。

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①症状

・冷たいものがしみる
・歯ぐきから血がでる
・噛むと歯が痛む
・食べ物がつまりやすい
・頭痛
・肩こり
・目の奥の痛み
・舌の痛み etc….

この咬合性外傷は一次性、二次性に分けられます。

※一次性咬合性外傷

歯や骨が丈夫で健康でも、歯ぎしりや食いしばりのような過剰な力がかかることで起こる障害の事を一次性咬合性外傷と言います。
例えば朝起きた時に、なんとなく歯が気になったり、ムズムズするような感じ、顎がだるい感じの場合は注意してください。
もしかすると寝ている間に歯ぎしりや食いしばりをしているかも知れません。

※二次性咬合性外傷

歯周病によって、既に骨や歯根膜など歯を支える組織が弱くなっている場合、普通に噛むだけでもその力で障害を受けてしまいます。
このことを二次性咬合外傷と言います。この状態で噛む力が過剰に加わると、歯周病は一気に悪化するのです。

②治療法

1.咬みあわせの調整
2.マウスピースをつけて咬合力負担を軽減する
3.高さのあっていないかぶせ物があれば外す
4.隣の歯との連結固定

治療の基本は、特定の歯に過剰な力が集中しないようにすることです。
初期段階の場合は、咬みあわせを調整することで症状が治まります。
また歯ぎしりや食いしばりから歯を守るためにマウスピースを装着する事もあります。

※先ず炎症をなくすことが大切

もし歯周病と咬合性外傷が合併している場合は、まず歯みがきによるプラークコントロールで炎症をなくし、歯周病の治療をします。
その後、高さのあっていないかぶせ物があれば外したり、咬みあわせの調節をします、すると特定の歯に異常な力が加わらないようバランスが取れます。
炎症が治った後も歯の揺れが続く場合は、かぶせ物などで連結固定することもあります。

無意識に歯ぎしりや食いしばりをしているのはストレスが原因の場合があります。
ですからその際はストレスを発散することも重要です。
また普段から食いしばらないように意識するのも大切です。
例えばパソコンを長い時間やり続けている時、無意識に食いしばっていることがあります。
また長時間運転している時もそうです。時々意識的に顎を緩めたり、また歩いたり、ストレッチなどをして体を動かすようにしましょう。

※歯の癖は中々見ぬくことが出来ない。

全体的にバランスのいい咬みあわせの歯並びなら、このような症状は出にくいですが、
きれいな歯並びでも歯に負担がかかっていることもありますので、見た目では判断できません。
また歯が丈夫で、ほとんど歯医者に行ったことがないという方でも、噛むときに過剰な力がかかると歯を支える組織が弱っていきます。
その時に歯周病になると噛むと痛みがでたり、抜歯しなければいけない状態になる恐れもありますので、過信は禁物です。

こういった咬合性外傷による症状がでないように、少しでもおかしいなと思えば歯科医院で咬みあわせを見てもらい、予防しておくこともが大切です。

~歯周病~

バイオフィルムの構造

歯周病は感染病です。
歯の表面に細菌のかたまりである歯垢(プラーク)が付着し、その細菌が繁殖して炎症を起こし、
歯を支えている骨(歯槽骨)や歯根膜などの歯周組織が侵される病気です。

進行するとさまざまな症状がでてくるのですが、初期段階ではほとんど自覚症状がありません。
ですから歯周病が原因で噛むと痛みが出る場合は症状がかなり進行していると考えられるのです。

その歯周病の進行状態は以下のように変化していきます。

①症状

軽度
・歯と歯ぐきの境が腫れる
・歯を磨くとき出血する
・痛みはあまり感じない

この状態の場合は、ブラッシング指導や、1~2回の口腔内のクリーニングを行うことで回復します。

中等度
・歯ぐきの腫れが進行
・出血がひどくなる
・歯根が見えてくる
・歯がグラグラする
・膿が出る
・口臭が発生

この段階では、歯の表面に沿って歯ぐきと歯のポケット部分の奥まで付着した歯石を取っていきます。

重度
・食べ物が噛めなくなる
・歯が上下左右に動く
・噛むと痛む

重度の場合は、外科的治療にて対応しなければいけないこともあります。
それでも、どうしても保存不可能な場合は抜歯となります。

※歯周病の原因

歯周病は原因として次の4つが考えられます。

1.細菌
2.歯周病を発症させる原因となる細菌(口の中に常に存在)によるもの。
3.口の中の環境
4.歯磨きがきちんとできていない。歯の磨き残しがある。歯石がついている。かぶせ物があっていない。歯並びに問題がある。

※噛み合わせの状態

噛み合せる時に過剰な力がかかっている。歯ぎしりや食いしばりがある。

※その他

体の抵抗力が弱っている/喫煙・飲酒/ストレス

②-1治療法 軽度の場合

歯石除去(スケーリング)

歯や歯根の表面の歯垢や歯石などを除去して、歯の表面をつるつるにすることをスケーリングといいます。
歯石の表面はザラザラしており、実際には軽石のように小さな穴が無数に開いているのです。
そこに細菌が入ると、歯ブラシでは取り除けない状態になり、細菌による毒素が出し続けられる状態になるのです。
その歯石を取ることで、歯垢(プラーク)が付きにくくします。
歯石は一度取っても、またついてしまうことがありますので、定期的にチェックしてもらうことが必要です。

PMTC(Professional Mechanical Tooth Cleaning)

PMTCとは歯科医師や歯科衛生士が専用の器具を用いて行う歯のクリーニングのことです。
歯と歯の間や歯と歯ぐきの隙間(歯周ポケット)など、通常の歯みがきではとれない歯垢や歯石を取り除きます。

ブラッシング指導

歯垢や歯石がたまらないように、その人に合わせた歯磨きの方法を指導することです。
どの部分が磨けてないかをチェックするために染め出し液を使ったり、
歯ブラシの当て方や動かし方、デンタルフロス、歯間ブラシなどの使い方の指導もあります。

②-2治療法 中等度程度の場合

この場合も基本的には軽度の場合の治療を行うのですが、中等度になると歯周ポケットが深くなっており、
歯ぐきに隠れて見えない部分にも歯垢、歯石がたまってしまうのです。
ですからその奥深い部分のプラークコントロールがさらに必要になってきます。

ルートプレーニング

治療中の痛みを感じないように麻酔をし、歯根の表面に付着した歯垢や歯石を取り除きます。
その時、表面がつるつるになるまできれいにするのです。これで歯垢や歯石がつきにくい状態にします。

②-3治療法 重度の場合

重度歯周病の治療も、基本はプラークコントロールなのです。その上で歯周組織の回復をはかっていきます。
ただ症状によって、また治療を受ける人の希望などによってその後の治療が変わってくるのです。
現在、なるべく歯を残すための治療が行われているのですが、どうしても抜歯せざるを得ない場合もあります。

歯周外科手術

重度まで進行した歯周病の歯は、歯根の奥のほうまで、ぎっしりと歯石がついていることがあります。
ルートプレーニングでも取れないと判断された場合、麻酔をし、歯ぐきを一時的に剥離、歯根を見える状態にして歯石を取り除く方法をとります。

抜歯

現在、なるべく歯を残す治療が行われています。
しかし、いかなる方法でも残せない状態になっている歯は抜歯になるのです。
歯周病で噛むと歯が痛い状態はすでに重度である場合が多く、そのまま放っておくと、抜歯せざるを得ないことになってしまいます。
なるべく早く治療を受けるようにして、自分の歯が残るようにしましょう。
また治療が終わっても、自己管理、プラークコントロールが非常に重要になります。
歯周病が再発しないように気をつけることが大切です。

~根尖性歯周炎~

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虫歯が進行した場合、また打撲によって神経が死んでしまい、
骨の中まで炎症が進行し、歯根の先(根尖)に膿がたまってしまうことがあります。これが根尖性歯周炎です。
そのほかにも歯根の治療が中断したままになっている、
すでに神経を取って治療が終わっている歯でも、何らかの原因で感染を起した場合、
根尖性歯周炎になる可能性があります。

①症状

・噛むと痛む
・歯ぐきから膿が出る
・ズキズキする痛み
・歯が浮いた感じがする

②治療法

まずは炎症を取り除くのが最優先となります。
1.歯ぐきに膿がたまっている場合は、歯ぐきを切開して膿をだします。
2.歯根の中をきれいにする。この段階で歯根の中から膿があふれてくる時があります。その場合はわざと綿だけをつめて膿が出てくるようにする場合もあります。
3.噛むと歯が痛い場合、咬みあわせの調節をします。かぶせ物が入っている場合は取り除くことがあります。
4.抗生剤などの薬剤を処方する
5.根尖の炎症が広範囲に及んでいる場合には、外側から穴をあけて炎症部分を除去し、根尖を除去する根尖切除手術を行ないます。

炎症が無くなり、歯根の中(根管)が充分に消毒された後に、完全に封鎖します。
これで細菌の感染から守られるのです。何よりも炎症をなくしてしまうことが重要です。
膿が完全に出なくなるまで、何度か治療に通わなければならないのですが、一旦治療を受け始めましたら、必ず最後まで治療を受けましょう。
もし途中でやめた場合は、抜歯しなくてはいけない状態になる可能性もありますので、ぜひ根気よく治療を受けてください。

~上顎洞炎~

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上顎洞とは上あご部分にある空洞で、頬骨の奥側、鼻の横、目の下に広がっています。
炎症によってこの空洞に膿や鼻水が溜まるのですが、蓄膿症と言ったほうが分かりやすいかもしれません。
通常、アレルギー性鼻炎、風邪など、鼻の症状から起こることが多いのですが、虫歯や歯周病で上顎洞炎になることもあります。

参考リンク:上顎洞炎とは?症状とその治療法

①原因

上あごの奥歯の神経の出口は上顎洞につながっています。
上顎洞炎になるとその神経の出口が圧迫されるため、歯が痛くなります。
痛みのため、虫歯と勘違いする時もあるのです。また上顎洞炎になると上顎洞の粘膜が炎症を起こします。
その炎症が上顎洞につながっている上あごの歯の歯根の周りに伝わるため、噛んだ時に歯が痛くなります。
また歯根の部分を押すと、痛みを感じることもあります。

②症状

頭痛、目の奥の違和感や鼻づまり、鼻水、動いたときに響く感じがある、頬が痛む、口臭

もし噛むと歯が痛い場合で、上記の症状もあれば、虫歯ではなく上顎洞炎の可能性があります。
蓄膿症が直接の原因の場合もありますが、根尖の炎症や歯周病が原因で上顎洞炎になる場合もあります。
この場合は歯科医院での治療が必要になります。

③治療法

重要なのは原因になっている歯の特定です。
それから歯根や歯周病の治療を行います。
これで感染源の除去ができ、改善できれば問題はありません。
抗生物質を服用しながらの治療になり、細菌が上顎洞に入らないようにできれば歯を抜かなくても済みますが、
改善が見られない場合は抜歯となります。

※まとめ

噛むと歯が痛い時に考えられる原因は、どれも後々致命的になってくる症状が多いです。
噛む時の違和感が中々消えない場合は早期治療を強くオススメ致します。
放置しないで即治療が痛くない治療のポイントになることを頭に入れて頂きたいです。

~『ドライマウス』をご存知ですか?~

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ドライマウスとは唾液の分泌が減少し、
お口の水分が蒸発し乾いた状態が続きます。
すると、舌の痛み、口臭、味覚異常など色々な症状が出現し、虫歯や歯周病などの原因にもなるといわれています。

さて、ではまず次のあてはまる項目があればチェックしてみましょう 。
この中で一つでも該当する項目があればドライマウスの可能性があります。

□ 口の乾きが3ヶ月以上続いている
□ 顎の下が繰り返し、またはいつも腫れてる
□ 乾いた食べ物を飲み込む際にしばしば水を飲む
□ 日中よく水を飲む
□ 夜間に喉が渇いて水を飲む
□ 乾いた食品がかみにくい
□ 食べ物が飲み込みにくい
□ 口の中がネバネバする
□ 口の中が粘ってしゃべりにくい
□ 口臭がある
□ 義歯をしているせいで傷つきやすい

~ドライマウスになる原因は?~

1.唾液を生産する器官である「唾液腺」が活動低下している

◇咬む習慣の低下(唾液腺への刺激低下による活動減少)
◇エイジング(加齢による唾液腺の萎縮)
◇緊張状態(交感神経優位は唾液分泌抑制)
◇内服薬の影響
◇唾液腺疾患

2.口呼吸の習慣化

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舌の機能による影響。(筋力低下で舌低位の位置が常態化し閉口しづらくなります)
これはアレルギーなど鼻疾患の影響による鼻の通りが悪いことも関係します。
しかし、口呼吸化によるアレルギー体質への移行という逆の問題も存在します。

3.ストレス

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普段は口の乾きを感じることがなくても、緊張すると口の乾きを覚えます。
精神的なストレスもドライマウスの原因になります。

4.飲酒や喫煙

お酒を飲んだ翌朝、口が乾くという経験がある人は多いのでは?
飲酒や喫煙の習慣も唾液分泌量を減らす一因です。

~ドライマウスの予防~

口の乾燥、防ぐポイント

①口の中の保湿

口の乾きを感じたらこまめに水分を補給し、口の中のうるおいを保つようにしましょう。
特に冬場は空気が乾燥するため、お部屋の湿度にも注意を払うようにしましょう。マスクの着用も効果的です。
また、保湿成分配合のマウススプレーなどの使用も効果的です。
携帯できるタイプなら外出先で口の乾きが気になるときも、手軽に使えて便利です。

②食べる時はよく噛む、喫煙・飲酒をほどほどに

唾液は、噛むという刺激が脳に伝わることで分泌されます。
そのため、普段からよく噛んで食べることが大切です。
噛みごたえのある食材をメニューに加えるのも良いでしょう。ガムを噛むのも効果的です。
また、逆に唾液の分泌を減らしてしまう生活習慣は改めましょう。
喫煙者であれば禁煙し、お酒は適量を楽しむようにすれば、健康を損なうことなくドライマウス防止にも役立ちます。

③唾液腺をマッサージ

唾液の分泌を促すために、唾液腺マッサージが効果的です。
強く押さないでやさしくマッサージしましょう。

④舌や口の周囲の筋肉を動かす体操をする

唾液の分泌を促すには、唾液腺のマッサージだけでなく舌のストレッチも良い方法です。

<舌のストレッチ>

舌をできるだけ前に出して、上下・左右に動かしたり、舌先で円を描くように大きく回してみましょう。

<さらに効果を出すには>

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口呼吸から鼻呼吸へ(あいうべ体操)
~舌の筋力アップ、食いしばり習慣 (ブラキシズム)の改善につながります ~

<参照:過去blogあいうべ体操とは?

~ドライマウス(お口の乾燥)があると困る事は?~

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1.口腔内の細菌の増殖によるお口の病気の発症。場合により、肺炎や歯周病進行による糖尿病への関与が考えられます。

2.口臭の悪化。上記1.のお口の病気に起因する口臭もありますが、生理的な口臭も唾液の洗浄抗菌能力が発揮されないので悪化します。

3.口腔内の汚れ、慢性炎症の常態化が自律神経に作用する可能性があります。交感神経優位なからだが続くと常にからだは緊張し、睡眠障害、心臓への影響で血圧上昇が起こります。

4.食事の際に唾液の消化酵素の働きが悪く、舌機能低下による味がおいしく感じられない味覚低下や舌痛症を起こします。

5.飲み込みが悪くなる「むせ」、そして高齢の方の誤嚥性肺炎を誘発します。

「あいうべ体操」とは?

「あいうべ体操」とは、「福岡市みらいクリニック」で内科医の今井一彰先生が提唱しているお口の体操です。
正式にいえば、お口に関連する発音や咀嚼などに深く関連する口腔周囲筋群を鍛える体操です。

この体操はお口の問題だけでなく、顔のむくみなどの不快症状改善できる可能性がある体操です。

やり方は簡単、口を大きく「あ~」「い~」「う~」「べ~」と動かします。

運動ですから、できるだけ口を大きく大げさに動かします。
声は小さい方がやりやすいです。

回数としては一日最低30セット(「あいうべ」が1セット)やってください。
アゴが痛む方は「い~」「う~」だけでも最初は十分です。

※舌の正しい位置

「あいうべ体操」をすることにより、舌の位置が正常になり、唾液の分泌や歯槽膿漏、虫歯の状態まで良好に変わってきます。
口を閉じているときは、必ず舌の位置を意識するようにして下さい。
舌の位置が改善されることで、様々な症状が改善していきます。

 

舌の本来の正しい位置は、上あごにぴたりとついている状態が正常なのです。
舌の先が、前歯の裏に当たっていたり、舌の両側に歯形がついていたりする方は、舌の位置が低下しています。

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「あいうべ」体操で、舌の位置を元通りにしていきましょう。
早い方で3週間、遅い方でも3ヶ月程度で改善します。
あきらめずに頑張ってください。

※あいうべ体操 やり方&ポイント

~やり方~

①口を大きく動かす
②1つの動作(例:「あ」)を約1秒で。1セット
(「あ」「い」「う」「べ」)を約4秒かけて行う。
③1セットを10回続ける
④1日に3度に分けて(10回×3=計30回)行う
⑤お風呂や就寝前が効果的
⑥声は出さなくてOK、声は小さく出して行うと効果がアップ

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~ポイント~

口を大きく。
縦の楕円形に近くなるようにして、のどの奥が見えるくらい口を大きく開ける。

口を横に開ける。
ほおの筋肉が両方の耳の前に寄る感じがするくらいが目安。首に筋が浮き出るくらいに。

口をとがらせる。
思い切り唇を前に突き出すようにする。

「べ~」と舌を伸ばす。
舌の先を舌あごの先端まで伸ばすような気持ちで、舌を出す。

※あいうべ体操で「口呼吸」→「鼻呼吸」へ

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スライド1お口の乾燥は、細菌の増殖による病気の誘発、口臭の発生、
そして全身の自律神経にも影響し、他のからだの疾患を引き起こす可能性があります。
口呼吸から鼻呼吸になることで、乾燥していたお口の中が潤い、保湿された状態になります。
また、舌のたるみは顔のたるみに直結するといわれてます。

【口呼吸するのは人だけ?】

呼吸(外呼吸)には二種類あります。

空気を肺に口から取り込む「口呼吸」
鼻から取り込む「鼻呼吸」とがあります。

表面上、その違いは酸素を吸い込み二酸化炭素を吐き出す呼吸。
肺に新鮮な空気を取り込むのには一見その方法が口からなのか、鼻からなのかだけの違いに見えるかもしれません。

しかしその過程で、大きく身体に及ぼす作用が違うのです。

人間に多い病気の発症と「口呼吸」

哺乳類の中で、口呼吸をしているのは、私たち「人間」だけなのです。

犬が、舌を出して「ハアハア」しているのは、息をしているのではなく、体温を下げているからです。ですので、呼吸とは作用機序が全く異なります。

しかし、人間は「言語」を獲得し、言葉を発するようになったので、口と気道がつながり、鼻の代用に口でも呼吸ができるようになりました。

そのため、深く咳き込んだ時など、食物や汚れた唾液を気管に入り発症する、「誤嚥性肺炎」を引き起こすことにもなっています。
このように、ベストな「鼻呼吸」ができるのに「口呼吸」を続けるのは、身体的には本来不自然なこととも言えます。

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関節リウマチ
アトピー性皮膚炎
気管支喘息など

人間に多い病気の発症と「口呼吸」の関与も、最近論じられています。

【「口呼吸」の発達・発育への影響】

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赤ちゃんも乳児期までは、他の哺乳類と同様に鼻で呼吸をしています。
それは、息継ぎをしないで母乳を飲めるのに認められる所です。

それが、「あー、う―」と喃語(赤ちゃん語)をしゃべり始めるころに、口呼吸ができるようになります。
発語時期が口呼吸デビューですが、その口呼吸定着化は空気中の異物の吸い込みリスクの上昇にもつながります。
また、鼻呼吸よりも酸素の喚起量は少ないので、子どもの発達・発育に影響は少なくないと思われます。

そして、口呼吸が続く状態で発育する事に、口がポカンと開いた状態となり歯並び、顔貌にも大きな影響を与える要因となります。

【「鼻呼吸」と「口呼吸」の差は?】

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※鼻呼吸

空気中には無数のほこりやちり、PM2.5や花粉などが浮遊しています。
よくないウイルスや化学物質もたくさん含まれています。

その有害な物質を吸っても、フィルターを掛けて排除できるのが、鼻呼吸です。

鼻で吸い込んだ空気は、鼻粘膜表面の繊毛と、流れる粘液できれいに濾過され、鼻水として体外に排出されるシステムです。

仮に、そのガードをすりぬけても、口腔から咽頭にかけての扁桃リンパ組織でキャッチされ、痰として排出されます。
鼻腔とは、異物からからだを守るための最前線基地です。こうしてからだには、防衛線が張られているのです。

※温度と湿度について

鼻から吸い込んだ空気は、血流の豊富な鼻腔組織、そしてその中にある副鼻腔のおかげで、
適度に温められながら十分加湿され、温まれて湿った空気が肺の中に送り込まれる仕組みです。

鼻腔は、加湿機能付き空気清浄機と言われます。

【では口呼吸はどうなのでしょう?】

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口から入った空気は、口腔内の水分を奪い取りながら、肺の中へ到着します。

その中にはフィルターにかけられないため、空気中のちりなども含まれていて、
場合によっては喉や気管を痛めたり、感染させるおそれがあります。

また、空気の加湿が不十分だと、酸素と二酸化炭素を交換する肺胞の粘膜にもなじみにくく、
鼻呼吸に比べると、酸素の摂取量はぐっと少なくなります。

つまり鼻呼吸に比べて、肺に負担をかける割には酸素の取り込みが悪い呼吸となっています。
また、息を吐くときには、口呼吸は鼻呼吸よりも、からだの体温を含んだ二酸化炭素を吐き出すので、体を冷やしてしまうということも問題となります。
口呼吸を継続することが、いかに体に負荷をかけることが理解できます。

【口呼吸、そして自律神経との関係】

不眠、関節リウマチ、花粉症、胃潰瘍、脳梗塞。。。etc
これらは、現在私たち現代人を苦しめる慢性疾患は、自律神経(自分の意志とは無関係に内臓や血管の働きを司る神経)の乱れで起こることが、示唆されています。

※のどの渇きによる体のほかの部分の病気

子供のころ、駆けっこの順番を待つ間に、喉がカラカラになったりしませんか?
緊張して話すときに、水を口に含むことはありませんか?
人間は緊張すると、のどが渇くのです。

これは、唾液を分泌する唾液腺は、自律神経に支配されていて、
自律神経の中の交感神経が優位になると、唾液の分泌量が減少し、のどの渇きが起こるということです。。

逆に、前述した口呼吸の継続により、口腔内・喉が渇き、荒れてくると身体は緊張状態にもなってゆきます。
これは、口腔内の慢性炎症の継続、扁桃腺の炎症、上咽頭粘膜の炎症が、体の免疫反応を過剰亢進させます。

すなわち、いつも体を頑張らせる交感神経優位の状態を常態化させ、
その結果、体のほかの部分の病気を発症すると言う「病巣疾患」の考え方が、いわれてきています。

◇他にも、自律神経の乱れを引き起こす事により口呼吸の子供たちの情動にも左右する等も言われたりします。
◇口がいつもポカンと開いて、口の中が渇いていると、口腔内細菌の増殖、空気中の有害物質の付着などで、口腔、のどの免疫システムに、警戒警報が発令され、そのことで自律神経の乱れを引き起こす流れになります。
◇前述した通り、口呼吸が続く状態で発育する事に、口がポカンと開いた状態となり歯並び、顔貌にも大きな影響を与える要因となります。

単に「くち」が渇いているでは、決してすまされない体のメカニズムが、知らず知らずに働く! ということなのです。

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小さい頃から歯医者さんって怖いですよね。
そんな方々は大人になっても多くいらっしゃると思います。

そんな方にぜひ読んで欲しいと思います。

現在、歯科医療は飛躍的に進歩しています。
患者さんにいかに快適に治療を受けてもらうか、そんなことを日々考えてる歯科医院は非常に多いです。

歯医者さんが怖い人たちは「歯科恐怖症」なんてものに分類されたりもします。

「歯医者さんは何をされるかわからない、何をされているかもわからない…。」

そんな不安を今回、このblogを読んで頂き、すこしでも怖さを払拭していただけたら幸いです。

~歯科が嫌いになってしまった代表的な理由~

◇幼少期のトラウマ

 

・幼い頃、虫歯になり子どもは暴れるから、という理由で診療台の上でネットでぐるぐる巻きにされた。
・麻酔なしで治療されて痛い思いをした。

虫歯の度合いによってはこのネットでぐるぐる巻きにする「抑制帯」というものは必要な時もありますが、
そんな経験から歯科が大人になってからも怖くて仕方ない、という方々の意見を多く耳にします。

一度嫌な思いをされたら誰だって嫌になりますよね。

◇キーーンという音

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歯科医院の待合室に入ると聞こえてくる処置台からの「キーーーン」という音。
ガリガリと削っていることを連想させられてしまい、それが恐怖心を煽ってしまいます。

◇独特な消毒のにおい

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これもまた歯科医院に入ると鼻につく特有の消毒液臭。
病院であれば器具などの消毒をしなければ衛生面を保てないので、皆さん仕方ないと思いますが気になってしまいますよね。
この独特の匂いに嫌悪感を持つ方々もいらっしゃいます。

◇疼痛

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麻酔をするのも治療するのも痛みを感じずにはいられない。
いつまで続くのだろう、と治療の最中に考えてしまいたくなる痛み。
皆さんここが一番のポイントかもしれませんね。

~歯科に通えるようになるため知っておきたい五つの項目~

①予約の際、歯科治療が苦手なことを事前に伝えましょう

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歯科医院には、毎日たくさんの様々な患者さんが来院されます。
その理由、事由は様々ですが、一人ひとり合った最善の治療を行おうとする歯科はたくさんあります。

歯科恐怖症の方は、「いきなり行って治療されるのが怖い」と思われるなら、
まずは検診を受けて現在のお口の中の状態を把握してみるのもいい案です。
レントゲンを撮影し、口腔内を診査してもらうと、その中ですぐに治療をした方がいい歯とすぐに治療をしなくてもいい歯を見極めてもらいましょう。

すると、ご自身で思っているほど口腔内の処置は少ないかもしれません。
もし、治療する箇所が多いとしても、その指針が把握できるだけで安心感が生まれます。

予防歯科に力を入れている歯科であれば歯科衛生士がいます。
歯科医師では緊張して話せないという方でも話しやすいと思います。

治療をはじめる前にクリーニングをしてもらい歯科治療に慣れるのもいいです。
まず治療順序としてもその方がお口にとっては本当は良いのです。

②「キーン」というこの音の正体

歯科で聞こえる「キーン」という音。ご存じのとおり歯を削る音です。

しかし、この音は歯だけではなく銀歯を付ける時に金属を調整する為に銀歯を削る音だったり、入れ歯を調整する為に入れ歯を削る音たったりするのです。

もし、この音に恐怖心をお持ちなら落ち着いて考えていただいて、
「これは金属や入れ歯を削っている音なんだ!」と思っていただけたらいいと思います。

③鼻につくような薬液臭は今はほとんどありません

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歯科も耳鼻科・皮膚科などと同じように医療機関です。
患者さんに使用した器具は洗浄し、薬液につけて、滅菌しています。

現在、昔に比べその臭いはほとんど無臭といって良いくらいです。

ただ、歯の神経の処置をする時に使用する薬品は少し薬液臭があるかと思われます。
しかし、その薬品のにおいがあまり好ましくないという歯科医も増え、においの強い薬品はあえて使用しない機関も増えてきています。
そして、薬品も日々進歩していてにおいの少ない薬品を積極的に取り入れています。

④痛みがあるなら遠慮なく言う

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「少しでも痛みを感じることがあるなら伝えてください。」歯医者さんは処置前には言います、

でも、無遠慮に「痛いです」なんて言いずらいですよね。

そんな時はそっと左手を挙げて頂けたらと思います。
歯科では、口を開けている患者さんが何かを伝えたい時しゃべることができないので左手を挙げてアピールしていただくのが良いとされています。
なぜ左手かというと右手を挙げてしまうと歯科医師の治療している手に当たってしまったりするのて危険です。
左手であれば歯科医師の対角線上であるので視界に入りやすいのです。

現在の歯科医療は極力できる限りの無痛治療を目指しています。
しかし、痛みの感じ方は人それぞれで、個人差があるもの。
それを歯科医師は理解しているのでご自身が痛いと感じるのであれば必ず伝えてください。
我慢をし過ぎてしまうのはメリットはありません。

麻酔に対して恐怖心をお持ちの方もたくさんいらっしゃいます。
当院では注射の麻酔を打つ前に表面麻酔という塗るタイプの麻酔をして、歯茎の表面を麻痺させてから注射を行います。
この表面麻酔のおかげで麻酔に対する痛みは昔に比べて減っており、麻酔の針も0.26mmと非常に細くなってより痛みがでないように進歩しております。

⑤ホームページやSNSを見てみましょう

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現代のほとんどの歯科医院では、ホームページを作成しています。
まずは、ご近所の歯科医院のホームページを見てみてください。
ホームページにはその歯科医院の特色や理念、考え方などが載っているはずです。

歯科医師や歯科衛生士の写真なども載っているかもしれません。

SNSなども併せ見て、その中に気に入った歯科医院があればいいですね。
事前に歯科を見ていれば親近感も湧くかもしれません。

~まとめ~

歯医者さんが嫌い。そんな方が予約の電話をするのは大変勇気のいる事です。

歯科医院は予約制になっているのでご予約をお勧めします。
予約の際には、ご自身の現在の歯の状況(痛い・取れたなど)があればお伝えください。
不安に思っていることがあればそのことも伝えてみましょう。
当院では電話応対でも、答えられる範囲でお答えします。

電話した歯科医院が親切に答えてくれる歯科医院ならあなたにとって良い歯科医院かもしれません。

皆さんにとって自分に合った歯科医院が見つかる事を願っております。

【ダブルブラッシング法とは】

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あまり聞きなれない方々も多いかと思います。

今回は日常的に虫歯予防としてフッ素を取り込む為の効果的方法として、ダブルブラッシング法というものをご紹介します!

方法は簡単。

【1度目の歯ブラシはフッ素配合歯磨き粉で歯磨きを行い、その後しっかりうがいをしてもOK】
【2度目の歯ブラシはフッ素配合ジェルを歯ブラシにつけて、歯に塗り込む。もしくは、最後にフッ素配合洗口剤でうがい】

◇効果的にするための注意点◇

①フッ素を口腔内に行き渡らせ、浸透させるために、歯磨き中の途中に吐き出してしまうのはできるだけ少なめに。
②しっかり浸透させるため、フッ素塗布後の2時間以内の飲食を避けるのが理想。(朝食時などは適宜に合わせる)
③毎日の継続使用。
④歯磨き粉のフッ素濃度は1000ppm程度が適している。うがいができない乳幼児は家庭で使用できる500ppm以内のものがおすすめ。

フッ素配合ジェルや洗口剤の味は個人差もありますが、決して悪くはないので歯磨き後の爽快感も十分に得ることができます。

【フッ素配合歯磨き粉の効果的使用方法】

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①歯ブラシに年齢に応じた量の歯磨き粉をつけて使用する。(下記の応用量表をご覧ください)
②磨く前に歯磨き粉を一回お口の中の歯全体に広げる。
③約2~3分間、歯磨き粉を泡立たせるよう(発泡させ過ぎに注意して)歯を磨く。
④うがいは約5~15mlの水で、浸透率を高める為、なるべく一回のみ行う。

◇フッ素配合歯磨き粉の年齢別応用量◇

フッ素濃度 表JPGフッ素使用量比較図

今迄は、うがいが出来るようになった4歳頃から歯磨き粉を使用すれば良いと言われていました。
しかし、現在は歯磨き粉の中に含まれるフッ素濃度をコントロールすれば良いという考えから、現在は生後6ヶ月の状態から歯磨き粉を使用することが学術的にも提唱されています。

ただ、2歳以下のお子さんが飲み込んでしまう可能性が高くなる問題もありますので、

まずは歯磨き粉のフッ素濃度は500ppmから使い始める。、
うがいができるようになってから(前述通り約4歳位)フッ素濃度1000ppmの歯磨き粉を使用してみてください。

フッ素は歯のエナメル質表面に浸透すると、歯を丈夫にしてくれます。
日本で発売されている歯磨き粉の90%以上にはフッ素が含まれています。

そのため、しっかりとした知識を持って、フッ素濃度を意識して使い分ける(購入する)のが虫歯予防には大切です。

~中にはフッ素を過剰に怖がる方へ~

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WHOはフッ素を必須栄養素の一つとして認めております。
必須ということは、適切な量を日々摂取しなくてはいけません。いわば、たんぱく質、脂質、炭水化物のようなものです。

しかし、残念ながら日本では各国に比べるとフッ素はカルシウムと同じで、まだまだ摂取量が足りないと言われています。

アメリカ、 カナダ、オーストラアなど諸外国では水道水にフッ素が配合されていて、国家レベルでの対策が取られています。
シンガポールや香港の水道に至っては100%の普及率だそうです。

◇日常的にできる効果的なフッ素の摂取の仕方◇

紅茶やウーロン茶にはフッ素が多く含まれているため、虫歯予防に効果的です。(注※但し茶渋がついてしますリスクはあります。)
土や海水にもフッ素は存在しているので、新鮮なお野菜や魚介類を食べることも、効果的といえるでしょう。
もちろん虫歯予防には、虫歯菌の栄養となってしまう砂糖の摂取をなるべくしないことが基本となるポイントです。

①毎食後にフッ素入り歯磨き粉を使用して歯磨き
②砂糖を使用した甘いお菓子やジュースのかわりに果物を食べたり、お茶を飲むようにする

この2点を意識して頂ければと思います。

~まとめ~

1985年時点ではフッ素入り歯磨き粉の割合は10%でした。
現在はと言うと、発売されている歯磨き粉の90%がフッ素含有のものとなっています。

10年以上前まで歯磨き粉はあくまでも《歯磨きの補助剤》という位置付けでした。
今では《未成熟な歯に対しての積極的な予防剤》という考えになっています。

日本における歯磨き習慣の定着率は95%ですが、残念ながらまだまだ正しい予防は浸透しているとは言えないでしょう。
日本では虫歯はまだまだ多いのが現状です。歯磨き粉の効果的な使い方が浸透していないのもその理由の一端だと思われます。

しおばら歯科医院ではお子様の検診、クリーニングの仕上げに年齢に合わせた口腔内の成熟度により、クリニック仕様の高濃度の9000ppmのフッ素を塗布をしています。
クリニックでのメンテナンスももちろん重要です。しかし、毎日少量のフッ素を取り入れていただくとより効果がありますので、ぜひ積極的に使用してみて下さい。

「歯が浮く感じがする・・・。」その原因は!?

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何だか他の歯に比べて、一本だけ歯が浮き上がっている?感覚がある。

鏡を見ても特に変化は見られない。

もしかしたら大きな病気の前兆かもしれません。

今回のテーマでは歯が浮く原因を紹介し、それぞれへの対処法をお伝えしています。

~歯が浮く原因は!?これだけは知っておきましょう!~

「激しい痛みはない、だけど歯が浮いている感じがする・・・、これって何!?」

「激しい痛みはないけど歯が浮いた感じがあります。いったい、この歯が浮くとはどういった状態で、何が原因なのでしょうか?」

こんな患者様からのご意見をよく耳にします。
まず、歯は顎の骨に埋まっています。その顎の骨と歯は直接くっついているわけではないのです。
「歯根膜(しこんまく)」と呼ばれる薄い繊維状組織によって繋がっているのです。

歯の構造

この歯根膜(しこんまく)の役割はいわばクッションの役割です、噛んだ時の骨に与える衝撃を和らげるために存在します。
また噛んだ時の繊細な感覚や刺激を脳に伝えているセンサーの役割もあるのです。

歯が浮くという状態は、この歯根膜が何らかの刺激やダメージを受けていると考えられます。
血行障害が起こっているために現れる症状なのです。
これは身近なところで例えると、肩こりと同じような状態です。

~「歯が浮く」症状の主な原因そして対処方法~

◇歯が浮く症状に考えられる主な原因7つ◇

①ストレスや疲労
②歯ぎしり
③食いしばり
④歯周病
⑤神経を取る処置を行った術後
⑥歯の根っこの先端に膿が溜まっている
⑦固いものを噛みすぎによる歯への過荷重

では、それぞれについてご説明します。

~ストレスや疲労~

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ストレスや疲れで身体は体液の流れが悪くなります。
それは血液やリンパ液の流れが悪くすることで、頭痛や肩こりが起こったり、倦怠感がでたりします。
その一つに歯が浮く症状も、前述した歯根膜の血行不良によって起こるのです。
また風邪を引いたり体力低下が見られるときに抵抗力・免疫力が落ち、歯が浮いた感じになることがあります。
ストレスや疲労の場合も、血行不良を起こすだけでなく、体の抵抗力も低下させることがあります。

対処方法:休養が大切

こういったことを防ぐためには、まず第一にストレスを解消し、疲労をとることが大事です。
もちろん虫歯や歯周病の疑いがあるなら、早めに治療することをおすすめします。
まず無理せず、十分に休養とるようにしましょう。
血行不良により歯が浮いたときは、セルフケアとしてはブラッシングをしっかりとして歯肉マッサージを行い、血流を良くすることで症状が治まってきます。
また運動したり、歩いたりして体全体の血流を良くすることも効果的です。

~歯ぎしり~

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歯が浮く原因の1つとして、歯ぎしりが挙げられます。
歯ぎしりをすると、過剰な力によって歯は左右に大きく揺さぶり、荷重を大きくかける事になります。
その時に歯根膜が引っ張られたり、のばされたり、負荷がかかりすぎてうっ血してしまい、それで歯が浮く感じがするのです。

歯ぎしりの3タイプ

①~グランディング~

上下の歯をギリギリこすりあわせるもの。(臼磨行動といいます)一般的な歯ぎしりと呼ばれています。

②~クレンチング~

歯ぎしりではなく、音をたてずに歯をくいしばり、かみしめる力が過剰にかかる行動。

③~タッピング~

咬んだ歯をそのままこすり合わせず、上下の歯をカチカチと合わせる行動。

これらの3種類を総称して「ブラキシズム」といいます。
歯ぎしりは無意識に行っていることが症状として多く出ます、特に寝ている間(不随意運動と言います)に見られます。
本人も気づかれずに行っている場合もあるので、長期間にわたって歯ぎしりをしている事があります。
また実際は寝ている時だけでなく、起きている時にも無意識下で歯ぎしりを行っていることがあります。なので気を付けなければいけません。

【原因】

歯ぎしりの原因はまだはっきりと限定できるものはわかってはいないのです。多くはストレスによるものとは言われています。
また睡眠の質にも関連がありますが、その不随意運動の中、深い眠りの時は筋肉動作が抑制されるのですが、浅い眠りになると、その抑制が解け、口腔内筋が通常より過剰に動き始めるため歯ぎしりが起こりやすいのです。
このストレスの他にも、飲酒、喫煙も眠りを浅くすると言われています。
また睡眠時無呼吸症候群や逆流性食道炎なども眠りが浅くなります、そのため歯ぎしりをしやすくなると言われています。

【症状】

歯ぎしりは、歯に対し過剰な荷重で、動かしてしまうだけでなく、顎や頭の筋肉も酷使します。
そのため歯が浮くだけでなく、肩こり、顎の痛みなどさまざまな症状があらわれます。
また、顎関節症や歯周病を悪化させる危険性もあるのです。

歯ぎしりを毎日繰り返していると起こりやすい症状が

※奥歯の咬み合わせ部分にあるでこぼこがすり減る、
※歯自体が割れてしまう
※歯自体が折れてしまう
※治療後の差し歯や詰め物も破損、もしくは外れたりする
こういった症状を未然に防ぐため、歯科医院でチェックしてもらう事が大切です。

【治療法】

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まず、歯ぎしりに対しての治療法として挙げられるのがマウスピースです。
夜寝る時にナイトガードと呼ばれるマウスピースを装着し、歯にかかる荷重負担を軽減させます。
歯ぎしりの原因はストレスである場合が多く、ストレスを軽減させる事も大切です。心と体をリラックスさせましょう。

【全身疾患との関係性も否めない】

逆流性食道炎や、全身疾患による歯ぎしりも考えられます。
たかが歯ぎしりと思わずに、しっかりと診察を受け、対処していくことが大事なのです。

関連記事:歯ぎしりのメカニズムとマウスピースの必要性

~食いしばり~

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通常、口を閉じている状態で上下の歯は触れ合っていません。
ところが状況により気づかないうちに力が入り、食いしばっていることなどがあります。
この時、強い力で歯と歯が接触しつづけ、歯根膜にダメージを与えてしまい、歯が浮く感覚になるのです。

例えば、
パソコンなどを集中して使用している時
運転中
通勤時電車に乗っている時
スポーツをしている時
ゲームなど趣味に没頭している時、などなど・・・・。

またこれらはストレスによっても起こる事もあり、知らずに食いしばっていることがあります。
そして食いしばることで、より一層筋肉が緊張し、頭痛、肩こりなどを引き起こしてしまいます。

【対処法】

まず、無意識に食いしばってしまっている事に気が付くのが大事です。
知らないうちに食いしばっていることが多く、意識的にリラックスさせる事が大切です。
その時は、頬を緩め、奥歯を離し、眉と眉の間を離すよう意識してみてください。自然と緩んだ状態になります。
症状が強い場合は、歯科医院でマウスピースを作成し負担を軽減させる必要があります。

関連記事:スポーツ用マウスピースの重要性とその効果

~歯周病~

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歯周病とは簡単に言えば口腔内の細菌感染症です。
歯みがきがきちんとできていない状態で、知らずに放っておくと歯周病菌が歯ぐきと歯の間から入り込みます。
すると、歯ぐきに炎症を起こします。歯肉炎から歯周病へと悪化し、この炎症のために歯が浮いたような感じがするのです。
特に疲労が蓄積しているときは、体の抵抗力免疫力が落ち、浮いている感じが出やすくなります。

【治療法】

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①プラークコントロールの徹底

歯周病の治療の基本は歯磨き、そして歯科医院での定期検診によるプラークコントロールです。
細菌のかたまりの歯垢(プラーク)をいかにしっかり除去し、付着させないかがポイントとなります。
しかしやはり個人差があり、歯みがきをしているにもかかわらず、磨き残している場合があります。
どの部分が磨き残しやすいのか、どうやったらきれいに磨けるか。
その人によってポイントが違いますので、そこで歯科医院での定期検診チェックが必要なのです。

②歯石除去

プラークコントロールができてくると、歯ぐきが締まります。
この状態からようやく歯石を取ることができます。歯根部分(歯の根っこの部分)まで歯石が付いている場合も、その表面がしっかりきれいにになるまで歯石除去をすることが大事です。
歯石も細菌の凝集体です。そこから更に細菌が入り込み毒素を出し続けますので、きれいに取り除くことが必要なのです。

~神経を取った治療の後~

虫歯が進行してしまい、それが神経まで炎症が及んだ場合、その神経を取らなければいけなくなります。
歯はその神経をとると、その刺激により歯根膜に血液やリンパ液が集まり、悪い状態を回復させようとします。

そのため歯根膜は厚くなり、歯が浮く感じがするのです。

【神経をとってから、歯が浮くような状態が長引くようであれば注意が必要】

歯の構造

通常、神経を取った歯が浮く状態は細菌によるものではなく、また一過性のものが多く、2~3日、長くても1週間くらいで治まります。
もし歯が浮く状態が長引いたり、痛みが出ている場合は、他の原因が考えられます。
その場合、歯科医院にて検査をしてもらい、しっかりと原因をつきとめることが必要です。
~根っこ先端に膿がたまっている~

虫歯を放っておくと歯の内部(根管内)まで感染します。すると神経は死んでしまう事があります。
また既に神経を取って、根っこの治療が終わっている歯でも、様々な原因で再感染することがあります。
この時、根っこの先に膿の袋ができる場合があります。これを歯根嚢胞と言います。

◇膿の圧力で歯が押し上げられる◇

歯が浮く感じがするのは、膿が袋の中溜まり、圧が高まり歯を押し上げようとするためです。
この膿の袋を歯根嚢胞(しこんのうほう)といいます。
歯根嚢胞は急速に発達しません。
何年も放置する事により大きくなってしまい、治療しづらい状態になることもあります。

◇体力が落ちて免疫力が低下している時は感染が一気に加速する◇

普通は痛みがないことが多く、しかし、疲労や風邪、体の抵抗力や免疫力が落ちている場合、感染が一気に加速します。
この時の痛みは非常に激しい痛みを伴います。ですから、こういった事を避けるため、たとえ痛みが無くても、早期治療を行う事が必要なのです。

【治療法】

①根管治療

根っこの中の治療のことです。
歯根嚢胞が比較的、小さい時に行います。
歯やかぶせ物、詰め物などを削り、歯の根っこの中から膿を出します。
痛み、炎症などが治まった時点で、根っこの中をきれいにし、無菌状態で充填します。
そして、再度かぶせ物や詰め物を入れるのです。

②歯根端切除術(しこんたんせつじょじゅつ)

歯根嚢胞を直接取り除く治療です。
嚢胞が大きくなってしまって、根管治療が難しいと判断された場合や根管治療だけでは炎症が治まらない時に行われます。
麻酔をし、歯ぐきを切って、骨を削り、歯根嚢胞を外科手術にて取り除きます。

この時、原因となった根っこの先端部分を除去する事も必要になります。
細菌が入らない様にし、切り開いた歯ぐきを縫合します。
嚢胞自体を取り除くので、再発の可能性は低いです。

しかし、どうしても治療ができない場合、歯を残すのが難しい状態の場合は抜歯になりますので、早めに歯科医院で検査を受けましょう。

~固いものを噛みすぎてしまった場合~

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固いものや同じものを食べ続けると歯が浮いた感じがしてきます。
これは歯に圧力が加わり続けたことで、歯根膜がリラックスできない状況が続き、ダメージを受けた状態になってしまうことが原因です。

◇ダメージを回復させるために、体液が集まってくる◇

身体も同じですが、ダメージを受けると回復させるために歯根膜に血液やリンパ液が集まってきます。
それが理由で歯根膜は厚みを増し、歯が浮いた感じがするのです。
固いものを食べ、歯やあごを使いすぎて酷使し過ぎたと思ったら、安静にしておくことが大事です。
歯が浮く症状が長引いたり、痛みが強く出たりしたら、他の原因が考えられます。早期に診察を受けましょう。

~まとめ~

歯が浮く原因はこの7つをまずは抑えておけば安心です。
違和感が長続きする場合は、何か他の原因が考えられますので、まずは歯科医院で相談してみてください。

今回のテーマはお役に立つものでしたでしょうか?
しおばら歯科医院は、また随時アナタのお口の健康に役立つ歯科情報をお届けしていきます。
長い文章を最後までお付き合い頂き、ありがとうございました!

診療日程
  • 【休診日】日曜、祝日
  • 【医院所在地】東京都 北区 田端 1-24-22
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