豆知識
咬む力?咬合力?って何?
皆様よい夏休みをお過ごしでしょうか?
さて、今回は「咬む力」、咬合力についてです。
これも患者様からよく聞く質問いただく一つです。
これも患者様からよく聞く質問いただく一つです。
そもそも~咬合力とは?~
咬合力とは、一言で言うと物を咬む時の力の大きさです。
咬合力は人によって違います。
お口の中の歯は平坦になっていたり、前歯が尖っていたり、外側表面がつるつるになって光っていたりします。
大体それらは歯が強く当たって擦られ。すり減ってしまった形なのです。
繰り返しますが、咬合力は人によって違います。
日常生活の中、強く咬んだ時などには自分の体重かそれ以上の力が歯にかかるのです。
また、夜寝ている間。ほとんどの方が食いしばったり、歯ぎしりをしたりします。
これは患者様は「え!?でも歯ぎしりなんて言われた事ないよ!」という方がほとんどです。
でも、前述したとおり歯は日常生活の中で擦られ、すり減っていくのです。
ですから、歯ぎしりはなされていても「キリキリ」する音が出なくなっているだけなのです。
歯ぎしりの時には通常寝ていない時に比べて、3~5倍の力がかかると言われています。そう考えると凄い荷重ですよね。このように歯にはとても大きな力が日常のなかで加わえられているのです。
ここでもよく質問いただくのは、
「じゃあ、何年も力がかかっているのに歯は大丈夫なの?」
もちろん、歯周病が進行していたり、歯を支える骨や歯茎が下がってしまっていたりすると…。
もうお分かりですよね?歯は耐えられなくなって動揺してきます…。
咬合力とはそれだけ大きいものなのです。
それに耐えられるのは、歯の周囲にある骨や歯肉、筋肉組織のおかげなのです。
ところが、歯周病などや歯自体が悪くなってしまった方々にはそれらの力をかけないように守る必要がなります。
具体的には、マウスピースなどを使い、これによって余分な力がかかることを防ぐのです。
それにより、強く咬みこんでしまう事によりおこる歯のすり減りをマウスピースのほうが
すり減ってくれるようになるので歯の保護に繋がります。
いかがでしょうか?参考になりましたでしょうか?
残り少ない夏休みをお子様はぞんぶんに楽しんでいただき、歯ブラシも宿題も忘れないようにしましょう!
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