豆知識
歯が痛い!でも歯医者さんが怖い・・・。そんな人が恐怖心をなくすための五つの知っておきたい項目。
小さい頃から歯医者さんって怖いですよね。
そんな方々は大人になっても多くいらっしゃると思います。
そんな方にぜひ読んで欲しいと思います。
現在、歯科医療は飛躍的に進歩しています。
患者さんにいかに快適に治療を受けてもらうか、そんなことを日々考えてる歯科医院は非常に多いです。
歯医者さんが怖い人たちは「歯科恐怖症」なんてものに分類されたりもします。
「歯医者さんは何をされるかわからない、何をされているかもわからない…。」
そんな不安を今回、このblogを読んで頂き、すこしでも怖さを払拭していただけたら幸いです。
~歯科が嫌いになってしまった代表的な理由~
◇幼少期のトラウマ
・幼い頃、虫歯になり子どもは暴れるから、という理由で診療台の上でネットでぐるぐる巻きにされた。
・麻酔なしで治療されて痛い思いをした。
虫歯の度合いによってはこのネットでぐるぐる巻きにする「抑制帯」というものは必要な時もありますが、
そんな経験から歯科が大人になってからも怖くて仕方ない、という方々の意見を多く耳にします。
一度嫌な思いをされたら誰だって嫌になりますよね。
◇キーーンという音
歯科医院の待合室に入ると聞こえてくる処置台からの「キーーーン」という音。
ガリガリと削っていることを連想させられてしまい、それが恐怖心を煽ってしまいます。
◇独特な消毒のにおい
これもまた歯科医院に入ると鼻につく特有の消毒液臭。
病院であれば器具などの消毒をしなければ衛生面を保てないので、皆さん仕方ないと思いますが気になってしまいますよね。
この独特の匂いに嫌悪感を持つ方々もいらっしゃいます。
◇疼痛
麻酔をするのも治療するのも痛みを感じずにはいられない。
いつまで続くのだろう、と治療の最中に考えてしまいたくなる痛み。
皆さんここが一番のポイントかもしれませんね。
~歯科に通えるようになるため知っておきたい五つの項目~
①予約の際、歯科治療が苦手なことを事前に伝えましょう
歯科医院には、毎日たくさんの様々な患者さんが来院されます。
その理由、事由は様々ですが、一人ひとり合った最善の治療を行おうとする歯科はたくさんあります。
歯科恐怖症の方は、「いきなり行って治療されるのが怖い」と思われるなら、
まずは検診を受けて現在のお口の中の状態を把握してみるのもいい案です。
レントゲンを撮影し、口腔内を診査してもらうと、その中ですぐに治療をした方がいい歯とすぐに治療をしなくてもいい歯を見極めてもらいましょう。
すると、ご自身で思っているほど口腔内の処置は少ないかもしれません。
もし、治療する箇所が多いとしても、その指針が把握できるだけで安心感が生まれます。
予防歯科に力を入れている歯科であれば歯科衛生士がいます。
歯科医師では緊張して話せないという方でも話しやすいと思います。
治療をはじめる前にクリーニングをしてもらい歯科治療に慣れるのもいいです。
まず治療順序としてもその方がお口にとっては本当は良いのです。
②「キーン」というこの音の正体
歯科で聞こえる「キーン」という音。ご存じのとおり歯を削る音です。
しかし、この音は歯だけではなく銀歯を付ける時に金属を調整する為に銀歯を削る音だったり、入れ歯を調整する為に入れ歯を削る音たったりするのです。
もし、この音に恐怖心をお持ちなら落ち着いて考えていただいて、
「これは金属や入れ歯を削っている音なんだ!」と思っていただけたらいいと思います。
③鼻につくような薬液臭は今はほとんどありません
歯科も耳鼻科・皮膚科などと同じように医療機関です。
患者さんに使用した器具は洗浄し、薬液につけて、滅菌しています。
現在、昔に比べその臭いはほとんど無臭といって良いくらいです。
ただ、歯の神経の処置をする時に使用する薬品は少し薬液臭があるかと思われます。
しかし、その薬品のにおいがあまり好ましくないという歯科医も増え、においの強い薬品はあえて使用しない機関も増えてきています。
そして、薬品も日々進歩していてにおいの少ない薬品を積極的に取り入れています。
④痛みがあるなら遠慮なく言う
「少しでも痛みを感じることがあるなら伝えてください。」歯医者さんは処置前には言います、
でも、無遠慮に「痛いです」なんて言いずらいですよね。
そんな時はそっと左手を挙げて頂けたらと思います。
歯科では、口を開けている患者さんが何かを伝えたい時しゃべることができないので左手を挙げてアピールしていただくのが良いとされています。
なぜ左手かというと右手を挙げてしまうと歯科医師の治療している手に当たってしまったりするのて危険です。
左手であれば歯科医師の対角線上であるので視界に入りやすいのです。
現在の歯科医療は極力できる限りの無痛治療を目指しています。
しかし、痛みの感じ方は人それぞれで、個人差があるもの。
それを歯科医師は理解しているのでご自身が痛いと感じるのであれば必ず伝えてください。
我慢をし過ぎてしまうのはメリットはありません。
麻酔に対して恐怖心をお持ちの方もたくさんいらっしゃいます。
当院では注射の麻酔を打つ前に表面麻酔という塗るタイプの麻酔をして、歯茎の表面を麻痺させてから注射を行います。
この表面麻酔のおかげで麻酔に対する痛みは昔に比べて減っており、麻酔の針も0.26mmと非常に細くなってより痛みがでないように進歩しております。
⑤ホームページやSNSを見てみましょう
現代のほとんどの歯科医院では、ホームページを作成しています。
まずは、ご近所の歯科医院のホームページを見てみてください。
ホームページにはその歯科医院の特色や理念、考え方などが載っているはずです。
歯科医師や歯科衛生士の写真なども載っているかもしれません。
SNSなども併せ見て、その中に気に入った歯科医院があればいいですね。
事前に歯科を見ていれば親近感も湧くかもしれません。
~まとめ~
歯医者さんが嫌い。そんな方が予約の電話をするのは大変勇気のいる事です。
歯科医院は予約制になっているのでご予約をお勧めします。
予約の際には、ご自身の現在の歯の状況(痛い・取れたなど)があればお伝えください。
不安に思っていることがあればそのことも伝えてみましょう。
当院では電話応対でも、答えられる範囲でお答えします。
電話した歯科医院が親切に答えてくれる歯科医院ならあなたにとって良い歯科医院かもしれません。
皆さんにとって自分に合った歯科医院が見つかる事を願っております。
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