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豆知識

仮歯の重要性、そしてその注意事項

治療途中の仮歯、何のためにするの?仮歯の時に注意しておくべき知っておく事

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治療中、仮歯が取れてしまったなんて経験がある方々も多いかもしれません。
仮歯は最終的に入れる被せ物が入るまでに、そこを補うための仮りの歯のことです。

この仮歯は治療をする際そのたびに着脱をします。
取れないようにしっかり最終的なセメントで付けるものではないのです。
そのため、何らかしらの影響で取れてしまうこともあります。

今回は、その仮歯が入っているときの注意点。
取れてしまった時の対処法。ここに重点をおいてご説明させていただきます。
ぜひ参考にしてください。

~仮歯が入っている時の注意事項~

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①硬いものは咬まない

仮歯は治療途中の歯にあわせるため、修正しやすいようにプラスチックでできています。
そのため、最終的な被せものとなるセラミック、もしくは金属と違い強度がありません。
硬いものを噛んでしまうと、咬合時に割れたり欠けたりします。そのため仮歯では硬いものわなるべく避けなければいけません。

②粘着物は咬まない

仮歯は取り外しての操作がしやすいように、着脱できる弱いセメントで歯に接着しています。
そのためにガム、キャラメルのような粘着性の強いものを噛んでしまうと取れてしまいます。
特にガムは同じ樹脂成分で化学的にくっつきやすく、取れやすいのです。
取れた時に間違ってて壊してしまったり、飲んでしまう(誤飲)こともあります。仮歯の間は粘着物を摂取しないようにしましょう。

③治療途中の歯は脆い

治療途中の歯は細い部分や残っていたり、形を小さくしていたり、補強されてはいない部分が多く、歯が脆くなっていたりします。
そのような治療途中の歯に強い荷重が加わってしまう事により、歯自体が欠けたり、割れてしまうことがあります。
そのような場合、治療の前段階からのやり直しが必要になったり、完全に割れてしまうと歯自体を抜歯をしなくてはいけないこともあります。
そのため治療中の歯では絶対強く噛まないよう、硬いものなどは避けてください。

④根治療中の仮詰

歯の根っこの治療中の仮詰は、消毒をしている根の中にバイ菌が入らないようにするものです。
それは治療のたびに取り替えます。そのためわざと強度は弱く、セメントで補うこともあります。
セメント上部が多少欠けたり、取れたりしてもほとんど問題はありません。
もし、セメントが全て取れてしまった場合は、状況によりますのでかかりつけの歯医者に連絡し相談してみてください。

⑤仮歯は長期使用できない

前述しました通り、仮歯は強度の弱いプラスチックを使う事が多いです。
そのた劣化や、すり減りが早かったりします。もとより長く使うことを想定していないのです。
仮歯のままにしてしまうと、噛み合わせが悪くなってしまったり、隣の歯との間から虫歯になることがあります。
適合の良い仮歯は長期間取れないこともありますが、仮歯の中では治療途中の状況が悪化、進行している場合もあるのです。

⑥デンタルフロスの使用方法

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歯茎の腫れ等を起こさないようにするために、仮歯が入っている時にも歯ブラシや、デンタルフロスを使ってください。
歯茎が引き締まり、被せ物の精度が高くなります。
しかし、デンタルフロスを上下に動かしてしますと、仮歯が取れてしまう恐れがあるため、なるべくフロスを入れて横に引き抜くように使ってください。

~仮歯が取れてしまった時の対処~

①取れてしまった時

仮歯が取れてしまった場合、壊れないようにして、すぐに歯医者に連絡し再度付けてもらうようにしてください。
無くしてしまうと再製作しないといけなく、処置が伸びてしまう場合もあります。
決してご自身の判断で接着剤などでは付けずに歯医者にすぐ行くようにしてください。

②欠ける、割れるなどの破折が起こったら

一部分が欠けたり、割れてしまった場合、可能な限り破片を歯医者に持参するようにしてください。
仮歯は修理しやすいため、破折した破片を再度使用することができることがあります。

③間違って仮歯を飲み込んでしまったら

間違って飲み込んでしまった場合、人体に問題が起こることはほぼありません。
誤飲(食道を通り胃に行く)などの場合は全く問題ありません。
ただご高齢の方など誤嚥(気管内に入ってしまう)の場合、呼吸困難になるなんてことも稀にはあるかもしれません、その時はすぐに救急外来に受診するようにしてください。

~仮歯が必要な理由~

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①噛み合わせに変化をおこさないように

仮歯が無いと前後や左右の歯や、上下の噛み合う歯が動いてしまう事があります。、
型取りなどの精密な治療の際、歯の位置が変わってしまうために仮歯を入れて安定させておく必要があります。
出来上がった被せものがしっかりと現在の咬合と合うために仮歯を入れておきます。

②歯を清潔に保つために

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人によって異なりますが、お口の中には常に多数の細菌が多く存在します。
仮歯によって、治療中の歯の表面に、悪影響を及ぼす細菌が付着することを防ぐことができます。
細菌によって汚れた歯は、被せものを付けるときに接着力が落ちる、虫歯になりやすくなる、などのデメリットを生んでしまいます。

③歯茎の位置(歯と歯肉の境目)をしっかり安定させるため

仮歯の形状にによって歯茎の形を変えてしまうことがあります。
仮歯の厚み、形態によって歯茎を周りとなじむような形に整え、安定させることで最終的な被せものとも歯茎がぴったり合う様に形を整えます。
被せたら歯肉との境目があっていなかったり、黒く見えてしまうなどの失敗を減らすためにも重要です。

④歯茎の炎症を引かせる

歯茎に合っていない被せものが入っていると、周りの歯茎が腫れ(炎症)が起こります。
歯茎に合わせた仮歯を入れ、汚れが溜まりにくくする事により歯茎の炎症が改善します。
炎症が取れず、腫れたままの状態で型取りや治療をしてもまた合わない被せものが出来てしまい。再治療が必要となるケースが多いです。

⑤最終的な被せものの形態チェック

仮歯を入れることにより最終的に被覆する被せものの大きさ、形状、発音の仕方、唇のあたり具合、色調、咬合状態をあらかじめ試し診ることができます。
仮歯を使用してみてから担当歯科医に不具合をいうことによって、相談の上、最終的被せものに患者様の希望を含め反映させることができます。

⑥仮歯で顎の関節位置を改善させる

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長期間噛み合わせのズレが起こっていた場合、顎関節にもズレが生じることがあります。そこを仮歯で改善させ、安定させる必要があります。
高さや左右のズレを仮歯を調整しながら元の噛み合わせに戻るようにして、最終的なかぶせ物を作製します。

まとめ

仮歯はあまり重要性を理解されていない方々が大勢いらっしゃいます。
外せなくてはいけないし、かと言って取れてもいけない。
このような仮歯ですので最終的な被せものができるま、患者様自身でも注意事項を理解したうえで大切に扱ってください。

舌の痛み、舌痛症とは?

~舌の痛みを放置してはいけない。アナタのしらない舌の痛み、その原因~

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今回は舌が痛い原因や治療法をご紹介いたします。
ドライマウス、ストレス、様々な原因で起こる舌の痛みに多い症状をなるべくわかりやすい解説でご紹介致します。

~舌が痛い(舌痛症)患者さんは実は多い~

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「舌が痛い時がある・・・」でも、傷をつけたような覚えはない・・・。「何なんだろうこの痛みは?」と言う経験はないでしょうか?
実はこのような舌の痛みをおっしゃる患者さんは、皆さんが思っていられるよりも意外と多くいらっしゃいます。

~口の中の悩み、一番多い悩みが「舌の痛み」~

舌に異常がある場合、受診する病院は歯科口腔外科、耳鼻科が適切な受診科となります。
実際に口腔外科に所属していた者としては、舌が痛いというのはいくつかある口腔内の痛みの中では非常に多い訴えの1つです。
このような「舌痛症(ぜっつうしょう)」と私たちは呼んでいる症状はその痛みの原因は様々な理由が挙げられます。

~知らない間に症状が進んでいる舌の痛み~

①物理的な外来刺激

舌の痛みの原因でまず最初に考えられるのは物理的な刺激です。
虫歯、入れ歯、最近治して入れた詰め物などの辺縁が引っかかったりする為に、舌に痛みが出るという事が多いです。
この原因の場合、この原因を取り除けばいいので、通常の歯科の治療として、詰め物、入れ歯、調整や治療をすれば改善されます。

②アレルギー的原因

詰め物の金属や入れ歯の金属にアレルギーが出てしまい、それが痛みとして症状が出てしまう場合もあります。
専門外来などがある病院ですと、詰め物に対してアレルギーがあるかどうかを検査する科があります。
そういったところへ受診して、アレルギーがあるようであれば、その詰め物(口腔内の金属)を除去するといったことが必要になってきます。

③カンジダ菌(カビ菌)

舌痛症の中でも、時にカンジダという菌による痛みがあります。
これには色々な理由がありますが、口腔内がしっかりとしたケアがなされていないと出てくる菌です。
この対処方法はカンジダ菌を退治することで痛みが取れることがあります。

④その他

亜鉛や鉄分、ビタミンB群など、特定の栄養素が足りないと舌痛症が発症することもあります。
この場合はそういった栄養素を多く含む食材を摂取するように心がけたり、サプリメントなどで補う事で痛みが和らいでくることがあります。

~食材例~

●亜鉛→牡蠣 牛肉
●鉄分→納豆 レバー あさり
●ビタミンB群 (効率的に摂取するには煮たり蒸したりする調理法が損失率が少なくすみます。)
※ビタミンB1→豚肉・うなぎ・たらこ・ナッツ類
※ビタミンB2→豚レバー・鶏レバー・牛レバー・うなぎ・牛乳
※ビタミンB6→かつお・まぐろ・牛レバー・さんま・バナナ
※ビタミンB12→牛レバー・鶏レバー・カキ・さんま・あさり・にしん

~口腔内乾燥による舌の痛み~

口腔乾燥症(ドライマウス)と呼ばれる疾患の一つです。
口腔乾燥症も舌の痛みを引き起こします。口腔乾燥症とは口の中が乾いてしまう症状のことですが、これにも様々な理由があります。
※全身疾患がある場合
※加齢
などから原因不明のものまであり、それぞれ対処方法は異なります。

この疾患は近年、女性に急増中の現代病です。

状態:最近では口腔乾燥症は「ドライマウス」とも呼ばれ、女性に多い病気として注目されてきていますね。
ドライマウスの方のためのマッサージ等もありますよ。ストレスなどが原因だとも言われています。

~地図状舌~

地図状舌

地図状舌といって、地図のように舌に模様が現れて舌の痛みを伴うこともあります。
これはまだしっかりとした原因が判明されていない疾患です。
単純に疲れや体の不調で起こることが多いといわれています。

~溝状舌~

溝状舌

これは先天性のものであったり、傷や感染で起こるものといわれています。
この二つの状態の場合は治療の必要性はないといわれています。

※地図状舌、溝状舌には特に治療は必要ないと言われております。
今回紹介したものの他に、ウイルスによる感染や、舌炎で炎症を起こして赤く腫れて痛みが出ることもあります。
この場合には主に対症療法(うがいをしたり塗り薬を塗ったりする)が適切です。

~まれに舌癌の予兆~

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まれに舌癌が原因で痛みを起こしたり、前癌状態である(まだ癌ではない)時に痛みを伴う事もあります。

白板症、前癌状態にある兆候です。

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紅板症、半数ぐらいが癌化する。

紅板症
扁平苔癬(へんぺいたいせん)、稀に癌化する事もあります。

~心因的な痛み~

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現代人の多くが抱えている心の病気が舌の痛みにつながります。
実は非常に多い原因の一つで、舌痛症は精神的なものが多いといわれています。
痛みが出るまで舌なんてチェックしたことなかった、という方がほとんどです。
痛みがあって舌を鏡で見てみたら、ぶつぶつがたくさんあった!癌かもしれない!(正常な状態です)と思ってさらに痛みが出る場合などは、
更年期障害などで心因的に痛みがひどくなる場合、ストレスが多いとき痛みを感じる方が多く見られます。

~まとめ~

以上のとおり、舌が痛いといってもたくさんの原因と対処法や予防法(はあまりありませんが)があります。
軽度のものであったり、重大な問題が起こったり、命にかかわったりすることもありますし、どの場合でも保険が適用されますので、

痛みがある場合は一度受診したほうがよいでしょう。

歯を失うトラブル、それに対する部分入れ歯治療

~歯を失って放置する事による起こるトラブル~

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~食べ物を小さく噛みけれず、消化器官に負担をかける~

歯がなくなると食べ物を噛み切る、すり潰す、などの「咀嚼」ができなくなります。
お口の中が全く歯を欠けている事なく健康な状態の噛む力を100%とすると、下の奥から2番目の歯が1本が無くなっただけで、
その咬合力は30%落ちると言われています。
うまく噛みきれないまま飲み込んでしまうと、歳をとって胃腸等の消化器官が弱ってきた体にかなり負担をかけてしまいます。

~歯を抜いた周囲の歯が動いてくる~

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歯がなくなると、その周囲の歯は、その欠損部分に向けて前と後ろの歯は倒れ込み、上や下の歯は伸びてきてしまいます。
そうすると、いざ治療をしようと思った時に、動いてしまった歯が支障となり、部分入れ歯が作れなかったり、動いてしまった歯を大きく削ったり、神経を取らなければいけなくなったりします。

~歯を抜いた周囲の歯が歯周病や虫歯になる~

咬合によって歯はお互いにこ擦れ合って、自然に汚れが取れる部分もあります。
歯が一本なくなるだけでも、周囲の歯がうまく咬むことができず、汚れが残り、虫歯や歯周病に罹患しやすくなります。

~顔の歪みの原因になる~

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顔面の形は様々な筋肉で形成されています。
片側の歯が抜けてしまうと、いつももう片方の歯だけで噛んでしまいます。
顔の筋肉も咬む方だけがいつも使われる、左右の顔が歪んできてしまう事がなどがあります。

~歯ぎしり(ブラキシズム)、食いしばり(クレンチング)が強く起こる~

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かみ合わせや顔面周囲の筋肉のバランスが崩れてくると、体は歯ぎしりで歯を削って自分で本来のかみ合わせを整えようとします。
そうする事により、歯ぎしりや食いしばりが強くなり、顎の関節などにも影響を与えてしまう事があります。

~体幹バランスの悪化~

口の周囲筋肉群は、首、肩、頭の筋肉にもつながっているものがあります。
この左右の筋肉のバランスが崩れると体のバランスに影響を及ぼす事が多々あります。

~部分入れ歯とその種類~

①基本的な保険の入れ歯

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まず初めて入れ歯をお使いいただく方に、もしくは咬合力が弱ってきてしまっている方々にお勧めの入れ歯です。
保険診療内で作ることができ、金属のフック、そしてプラスチックの歯と歯茎で作製します。
形や大きさ、金属の形状にもよりますが保険診療3割負担の方で5,000円~15,000円程度(あくまで目安です)です。
噛む力は歯に比べて20%~30%で、硬いもの、粘着性のある物は噛むと入れ歯が動揺しやすくなります。

②見た目が気になる方にはスマイルデンチャー

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金属のフックの見た目が気になる方にお勧めの入れ歯です。
金属のフックの部分を歯や歯茎の色と同じプラスチックで作製します。
自費診療となり大きさ、形にもよりますが8万円~40万円程度です。
噛む力は歯に比べて20%~30%で、硬いものや粘着性の物は噛むと入れ歯が動揺しやすいのは保険内のものと同等です。
様々な理由で入れ歯ではなくインプラントをしたいけれどもまだ出来ないという方におすすめです。

③咬合力が強くプラスチックの入れ歯(保険内の入れ歯)だと壊れやすい、入れ歯をもう少し強固にしたい方に金属床

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入れ歯がよく割れてしまう、壊れてしまう方にお勧めの入れ歯です。
入れ歯の歯茎にあたるピンクの部分と歯にかけるフックの部分を一体化させ、強度を増し、そして金属を使用することにより薄くした入れ歯です。
これは保険が効かず、自費診療となります。
おおよそ、25万円~45万円程度で、壊れにくく、歯にしっかりフィットする為、食事の時に保険内のものよりも取れにくくなります。

~入れ歯を使いたくない、どうしても使えない方々にはインプラント治療~

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入れ歯はどうしても使えない、合わない、残っている歯を大切にしたい、そんな方々にお勧めです。
インプラント治療とは、歯の無くなったところに人工歯根(インプラント)を入れて、歯と同じように噛めるようにする方法です。
自費診療となり1本、約40万円程度です。噛む力は何も治療されていない歯と比べ90%程度まで回復します。
ただ、歯と同様に汚れが溜まると歯周病になってしまいます。定期的なメンテナンスが必要です。

詳しくは以前にblogに書かせていただいた「インプラントとはどんなもの?」を参考にしてください。

~スマイルデンチャーを選ぶ事によるメリット~

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①金属を使用しないため、見た目入れ歯だと気づかれにくい

スマイルデンチャーにはフックは歯や歯茎の色に合わせて作ります。
大きな口で笑っても入れ歯が入っていることには気づかれません。
歯茎の色に合わせたフック自体も歯の根元に添わせるために段差もほとんど目立ちません。
より審美感を気にされる方々にメリットがあるでしょう。

②透明感があり歯茎に違和感がない

スマイルデンチャーのプラスチックは透明感があり、柔らかくしなる素材です。そのため歯茎に色が馴染み口元が綺麗に見えます。

③入れ歯を薄くできるため舌感が悪くなりにくい

上記したとおり、スマイルデンチャーは保険の入れ歯に比べ強度、柔軟性がある素材のため、薄く作ることができます。
そのため違和感が少なく保険内の入れ歯と比べ舌感が良く、使いやすい入れ歯となります。

~入れ歯の作製方法~

部分入れ歯は自分の歯にひっかけるための針金、フック、人工の歯、人工の歯ぐきで構成されています。
大きさは1本だけのものもあれば、総入れ歯に近いものまで様々あり、形も人によって違います。通院には約3~5回かかります。

【作製工程一回目】

※歯を少し削る

歯にかけるばねの通り道を作るために、歯を少し削ります。切削量は少ないため、麻酔は必要ありません。

※歯型を取る

歯がなくなった欠損部分の歯型と、それにかみ合う反対側の歯の歯型を取ります。

※噛み合わせをとる

患者様がどこで噛んでいるかを確認するためにかみ合わせを取ります。低くなってしまったかみ合わせ、ズレてしまったかみ合わせ等もここで確認します。

【作製工程二回目】

※人工歯を並べてみる

歯並びや歯ぐきの位置を確認します。ここで調整をして、人工歯、入れ歯の適合をお口の中で合わせます。

【作製工程三回目】

※部分入れ歯を付ける

しあがった入れ歯の形を口の中の状態と合わせながら最終調整していきます。
噛み合わせ、入れ歯を噛んだ時に歯茎にあたる部分に痛むところがないか確認していきます。入れ歯を使う方にはこの時取り外しの練習やお手入れの方法の説明をします。

【作製工程四回目】

※調整

新しい入れ歯は使いはじめて、当たるところ、痛いところを削り調整します。
人によってすぐに馴染む方もいれば、なかなか馴染むまで時間がかかる方もいらっしゃいます。そのため、入れ歯を入れてからも何回か調整に来ていただく必要があります。

~まとめ~

今回は大まかに入れ歯についての基礎的な部分をご説明させていただきました。もちろん入れ歯だけでなく、他の治療にも様々な選択肢があります。

そんな中で信頼できる歯医者さんと一緒に考え、相談していきながら、一番いい治療法を選択していただきたいと思います。

いい歯医者さん選び10のポイント

~いい歯医者さんの選び方10のポイント~

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現在、歯科医院と歯科医師は過剰時代に突入したといわれています。
日本全国、歯科医院の数は70,000軒近く。コンビニの1.5倍という報告があります。

もちろんこれには地域差があり関東、特に東京などにはコンビニの2倍を超える過密エリアもあるのです。
これを多いと考えるか少ないと考えるか、患者様にとってはそれぞれですが、この状況には色々な課題が含まれています。

歯科医院といっても開業して何十年というベテラン、新規開業、1日の患者数が数人のところ、百人に近いところ、予約がすぐとれるところとなかなかとれないところ、など本当にさまざまです。
となれば、患者さんによっては希望に合うところもあるかもしれませんが、合わないところも多く出てくるのは当然でしょう。
医療機関といってもそれを運営しているは人間です、考え方や治療方針などの相違は当然でてきます。

~開院が加速している歯科医院の現状~

現在、厚生労働省の調査によると歯科医院は増加傾向にあります。
こうした状況をみると、まだまだこれからも歯科医院過剰傾向に終わりはほぼ見えない状況です。

このような状況の中、歯科医院はどうやって患者さんを集めるか、そこが個々の歯科医院にとって死活問題となります。
20年前と比較しても確実に現在のほうが厳しい状況の中、集患にとらわれて診療がおざなりになってしま医院も多く、歯科医院によってはトラブルに発展するケースがあると聞きます。
こんなトラブルは患者様にとっては「運が悪かった」だけでは済まされませんよね。

つまり、今や患者様側に「信頼できる歯科医院選び」ができる力を養っておく必要があります。
歯科医院選びは同じ治療でもその結果が大きく左右されます。
高齢化社会のに突入するこの長い一生の中、快適な歯科医院通院を過ごすため、重要なポイントといえるのではないでしょうか。

※歯科医院が多い現状
※玉石混交の歯科医院
※歯科医院を見極める目が患者に必要

では、どういったポイントに気をつけて歯医者さんを選べばいいのでしょうか。

~知っておきたい10のポイント!現代の「良い歯医者さん」の選び~

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ここでは「間違いのない歯医者さんの選び」の11個のポイントに絞って紹介します。
ねるべく簡単にポイントだけを読んでいただければ内容が理解できるようになっています。

では、良い歯医者さんを選ぶ11のポイントをご紹介致します。

①治療説明をしっかりとしてる

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患者さんは大体の方が虫歯になりたくてくる方はいないと思います。
本来、定期健診などでしっかりメンテナンスする事をお薦めしてはいますが、中には何年かぶりに歯科医院に受診されるかたも多くいらっしゃいます。
そんな不安を抱える中、一つ一つの治療に対してきちんと検査し、現状、治療方針、選択肢を説明し、患者さんの不安を取り除き信頼関係を築こうとする姿勢は治療の満足度を大きく左右します。

②清潔な院内

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基本的にキレイな院内の所は印象も良くなります。誰も汚い所はなるべく選びたくないはずです。
そして清潔なことに加え、院内感染予防の徹底が行き届いた清掃や整理整頓は患者様の安全性とモチベーションを高めてくれる重要な要素の一つです。

③予防に力を入れている

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歯医者は痛くなってからの治療はもちろん必要です。
ですが、痛くなる前に未然に口腔内の異常を予防できる事に力を入れていることが、これからの歯科医院として健康をサポートする高い使命感の現れであり、
患者様が歯科医院を選択する大きな要素といえるでしょう。

④チーム医療が出来ており院内の雰囲気が良い

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歯科医師とスタッフとの連携がうまくできていてる事は治療をしていく上でとても重要な事です。
中々、患者様にはわかりづらい所ですが、院内の雰囲気が明るい歯科医院なら安心できるといえるでしょう。
歯科医師、スタッフがやさしく接してくれる事もこの項目での判断基準でしょう。

⑤痛いところの治療だけでなく、全体を診る

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患者様の要望は様々です。
「痛くなくしてくれればいい」
「歯を抜いてくれればいい」
「クリーニングだけしてくれ」
もちろん患者様の要望に少しでも応えれるように、日々どこの歯科医院も頑張っています。
ただ、お口の中のトータル的な事を考えれば、全体的に口腔内を診て、部分的な暫間的な治療はおすすめできません。
虫歯や歯周病の治療といった局所的なものだけでなく、そこに関連して体全体の健康を見据えた治療方針をたてることが大切です。

⑥予算を考えてくれる

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歯科治療には様々な治療法があります。よく聞くところでは、保険内診療がいいか、保険外診療がいいか、などです。
もちろんそれにはそれぞれのメリット、デメリットがあります。口腔内環境によっては要望通りできないものもあります。
その中からより希望にかなう予算内での最適治療を考えてくれる歯科医院は患者さん目線を忘れていないよい歯医者さんといえるでしょう。

ですから当院では最初にどのような治療を希望されるかを問診票にてお伺いします。
そこで、最適な治療を提案させていただきつつ、要望になるべくそえれるように患者様と一緒に検討していきつつ治療をすすめていきます。

⑦ホスピタリティー

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ホスピタリティー、わかりやすく言えば「思いやり」の精神です。
これはあたりまえといえば、あたりまえです。
しかし、そこには
「患者様が待合室で少しでも待ち時間がすくなくなるように」
「腰の痛い患者様の適切な椅子の倒し方」
「電話応対での患者様が安心できるお声掛けの仕方は」
などなど、挙げればきりがないほどあります。
そうでなくとも患者様は痛みや不安を抱えて受診します。患者さんが安心して相談できる雰囲気ができているかどうか、そこは大きなポイントです。

⑧拡大鏡などの使用

歯科治療は非常に繊細な治療です。
その精度をより高める拡大鏡などを使ったり、昨今ではマイクロスコープ等を使用して治療をする先生もいらっしゃいます。
最新機器が入っていればいいというわけではありませんが、精度をより高めた治療を目指している歯科医院は非常に安心できる要素です。

⑨様々な治療に適した設備を導入している

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X線機器、各種検査機器、治療器具など精度の高いものを導入している歯科医院ならば、現在の患者様の口腔内の状況をしっかり把握することが可能です。
そして、現在自分がどのような治療状況なのかを把握したい時に他医院でそれを調べることができる(セカンドオピニオン)にもおすすめです。

⑩減菌を徹底している

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医療機関で絶対に見過ごしてはいけないのが感染対策です。
例えば、当院では歯科医師、スタッフのグローブの交換はその都度徹底しております。相当量のグローブの廃棄が伴いますが、
そこは患者様の感染対策には必須条件です。
他にも細かな器具、歯を削る機器類などはその都度高圧蒸気滅菌をかけ、一つ一つ袋に梱包して滅菌を徹底しております。

~まとめ~

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歯医者さんのあり方は時代の変遷とともに昔と比べてずいぶん様変わりしました。
現在の医療、特に歯科医療はサービス業であると言われるのは、昔のような上から目線の「先生様」もような殿様治療ではなく、患者様目線での治療の重要性が浸透してきたことの表れでしょう。
ホスピタリティという言葉のもつ意味の通り、全ての人ができるだけ快適に不調もなく、日々の生活を送れることを目指した医療が理想であり、そのような理想をもった歯医者さんを見つけることができれば、きっとそれは生涯を通じたお付き合いができる事でしょう。

もちろん、歯科医師を生業とする以上は報酬もなくてはいけません。
ただ、治療の説明もなく、やたらと自費だけを勧める歯医者などは患者さんにとっては考えものですね。
前述しました通り、自費だけでなく保険内でも十分に良い治療もあります。
説明にきちんと時間を割いてくれるところ、予約がきちんと実行されるところ、そのような歯科医院であれば自ずと信頼できます。予防や指導など患者さん側に立った治療に力を入れていることも大きなポイントといえます。

患者さんは実際に行くまでどんな歯医者なのかはわからないものですが、電話応対を含め、実際に行った人の声を聞いたり受付やスタッフの対応がきちんとしているかなども参考にするといいですね。

現在、歯科業界は歯科医院過剰問題や歯科技工士勤務形態のブラック化など様々な苦境に立たされています。
しかし、こうした時だからこそ「本来の歯科医療」のあり方を今一度見直し、今回掲げたより良い治療を患者さんに提供する歯科医院が生き残っていきます。

そして、患者様も歯科医院とのお互いのwin-winの関係性をもっとより感じ、考える時代になってきているという事でしょう。
歯科医院と患者様との距離が良い関係性を元に今よりも縮み、口の健康から、より質の高い人生へと繋がるようにしていきたいものです。

親御さんがお子さんの治療に付き添う時のポイント

~お子さんの歯科治療につきそう時、そのポイント~

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当院では0歳の赤ちゃんから高校生まで、さまざまな年齢のお子さん達がご来院いただきます。

最初はママが一緒でないとだめで、泣くしかなかった子も大きくなり成長するにつれて平気になります。

3~4歳になれば、待合室でママと離れ、1人で診察椅子に座り、診療室に来てくれる子が増えてきます。

しかし、中にはだいぶ大きくなっても中々歯医者さんへの恐怖が消えずに泣いてしまい診察ができない子も…。

そこで、今回は歯医者さんが苦手な子どもを歯科医院につれていく、そんな時のポイントをお伝えします。

~「こわい(恐怖心)」という気持ちを理解、共有してあげましょう~

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いくつになっても歯医者は怖いものです。
小学生の高学年でも泣いたりしまう子は必ずいます。

親御さんはとなりではその子より小さな子が泣かずに治療ができている様子を見ると、
「あんな小さい子にだって頑張ってるのに!どうしてちゃんとできないの!?」
と、つい怒りたくなってしまうお父様お母様もいらっしゃるかもしれません。

でもママやパパはどうでしょう?

まず、お子さんがこわがっているその気持ちを理解してあげましょう。

大人であれば、嫌な場所は行かなければいいけれど、子供はそうしようにもできません。

こんなに嫌なのに、無理矢理連れてこられてきてしまった、なんて思っているかもしれません。どうかその「こわい」という感情も共有してあげれる頼もしい味方でいてあげてほしいと思います。

~大人だってこわいものは嫌~

大人も子供も何を「こわい」と感じるのか、
どの程度の「こわさ」を感じるかは、

それは成人、子供問わず本当に人それぞれです。

お子さんの歯科医院への恐怖は様々で

※お口に水がかかるのがこわい
※お口の中のバキュームがこわい
※削る音がこわい
※ライトがこわい・・・・・etc

様々、それぞれ各個人違います。

「他の子みんなできてるのに!水なんてこわくないでしょ!」
とついつい叱ってしまうママには、

よく「お母さまは虫が好きですか?」と聞くことがあります。

大概のお母さまは「大嫌い」という方が多いですよね。でもお子さんによっては昆虫が好きなお子さんもいらっしゃいます。

その大嫌いな虫を、お顔に近づけてくださいと言われたらどうでしょう?

「小さい子はダンゴムシなんかこわくないですよ!」
「それはただの虫です、ちっちゃいんだからこわいはずない!」

そう言われたって、絶対嫌ではありませんか?
これは極端な例かと思いますが、他の人には平気な事も自分にとっては絶対にできない事も、必ず大人でもあります。
年齢がある程度まで達せれば大丈夫はずだとか、もっと小さい子ができているからできるはずだということではありません。

そんなに嫌なことを、泣きながら一生懸命でも頑張っているということを、気持ちから理解してあげましょう。

~親御さんの不安を子どもは敏感に感じ取っています~

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お子様の治療中には

※ママやパパが治療イスの近くにつきそっていいただく場合
※待合室で待っている場合

この二種類の事が多いです。

歯科医院に様々な方針がありますので、
「親御さんの診察室の入ってくることを禁じます」や、
「3歳以上の子は一人で診療室に入ってきてください」というルールを設けてる医院もあります。

逆に「治療中はどんな時でも近くにいてあげてください」という医院もあるかもしれません。

このいずれの場面でも、一番の味方であるママやパパに不安な気持ちがあると、子どもはそれを鋭敏に感じ取って、来院する前から不安を煽ってしまいます。
ですので、歯医者さんが苦手だというママやパパも、お子さんの前ではなるべく不安顔を見せたり、「ちゃんしないともっと痛いよ!」などと言わず、冷静に、そしてリラックスした様子で接してあげてください。

~治療中のお子さんと歯科医師とのコミュニケーションを妨げるのは逆効果です~

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まだ親御さんが近くにいないといけないお子様の治療のときに近くにいる場合は、お子さんと歯医者さんとのコミュニケーションを遮らない注意が特に必要です。

例えば、

※歯医者さんからお子さんへの問いかけにかわりに答えてしまったり
※治療中に「痛いの?」「大丈夫?」などと子どもに聞いたり
※「痛いね、痛いね、頑張るんだよ」など、「痛み」の不安を無駄に煽ったり

治療が始まったら、どんなに泣いたり暴れたりしてしまっても、対応は歯科医師、スタッフに任せましょう。

治療時はママやパパは待合室で待っていてもらい、お子さんだけで行うほうがより早く、お子さんと歯医者さん、スタッフとのコミュニケーションがとれるようになることが多いです。
親後さんがそばにいると、泣いて訴えていた子が、自分と歯医者さん、スタッフだけになると、ケロッとして普通にお話ししてくれるケースはよくあります。

お子さんの治療のときに近くに寄り添ってあげたい気持ちはとてもよくわかります。
しかし、ちょっと離れて待合室で待っていてあげるほうがスムーズに治療が行えることもありますので、信頼してお任せしていただけるといいなと思います。

ただ、年齢、成長具合によっては親御さんの付き添い、介助をしていただく事もあります。
そこの支持も医院に一任していただけると助かります。

 

~治療の後はたくさん褒めましょう~

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お子さんを一番応援できるのはママやパパの存在です。その一番大切な役割は治療後のお子さんへの対処です。

治療後に「痛かった?」と聞く方が多いと思います。
しかし、これだと嫌だったけれど一生懸命一人で座り、我慢して痛かった時間がよみがえってしまいます。

できれば「がんばったね!」「一人でできてかっこよかったね!」「きれいな歯になったね!よかったね!」などポジティブに声かけしてあげましょう。

泣きながら治療をしているお子さんの姿を見たりすると、虫歯にさせてしまった自分を責めて「ごめんね」と子どもに謝るママもいます。
しかし、「ごめんね」と言われると、自分は何も悪くないのに、何かいじわるな事をされてしまったのだと思ってしまいます。

例えば、お子さんの治療後に「痛かったね~、いやだったよね~、こんなとこ早く帰ろうね~!」と治療後に必ず声掛けしてしまうお母さまがいます。
そんな声掛けだとお子さんはいつまでたっても治療に対して率先した協力を得られないままです・・・。

虫歯の治療は「悪いことを無理矢理されている」のではなく「虫歯を治し、痛くなくするために歯医者さんと一緒に頑張るんだ!」という認識を持つ事が重要です。
「ごめんね」のような謝罪ではなく、「えらいね」「むし歯いなくなるね」という称賛や褒めてあげる言葉をいっぱいかけてあげてください。

大人も子供も歯科治療は皆さん苦手なものです。
お子さんが頑張っているとき、一緒にいるママやパパの様子、行動、声かけは、治療が今後スムーズにいくかどうかを決めるとても大きな要素であり指標です。

泣いてしまうこともあるかもしれません。泣かないお子さんはいないといってもいいでしょう。
でも、そんなお子さんを歯科医院と一緒に「頑張って歯を治すぞ!」と思えるようにしてあげましょう。
終わったら大好きなママやパパにたくさん褒めてもらい、誇らしい気持ちになれるように、お子さんの頼もしい健康応援団長でいてあげてください。

お口の中の様々な細菌

~お口の中に存在する口腔内細菌~

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ついに2017年も最後の日になりました。
大晦日、皆さまいかがおすごしでしょうか?
大晦日は皆さん夜遅くまで起きている方々もおおいと思います。
そんな時もお口のケアは欠かさずにいたいですね。

さて、今回のテーマはお口の中の最近です。

口腔内には500~700種の細菌がいます。
歯をよく磨く人でも1000~2000億個
よく歯を磨けていない人では4000~6000億個程度といわれています。

さらにほとんど歯を磨かない人では1兆もの細菌が存在すると言われているんです。

この口腔常在菌と言われる細菌の中には歯を失う原因となってしまう悪い細菌も多々存在します。
この細菌達は、お口が健康な状態であっても必ず存在する細菌なのです。

歯周病治療を行ったとしてもこの細菌数が「ゼロ」になることはできません。

しかし、これを極力、数を減らすこと、歯周病活動を抑えたりする事により、再発を少なくすることにつながります。
それが「歯周病治療」いわば、「歯科予防」なのです。

~口腔内細菌の大別は主に2つ!~

①好気性菌(こうきせいきん)・・酸素が存在する部分でのみ生きることが可能な細菌
②嫌気性菌(けんきせいきん)・・酸素が存在する部分では生きるのが困難な細菌

バイオフィルムの構造

好気性菌は、歯周病の原因にはなりにくいので、口の中で繁殖しても、あまり心配はいりません。

歯周ポケットと呼ばれる歯と歯ぐきの溝の中には、酸素濃度は1%以下しかありません。(因みに空気中の酸素濃度は21%です。)
歯周ポケットは、酸素が嫌いな「嫌気性菌」にとっては格好の住み心地が良い場所なのです。

歯周ポケット内のプラークに生息する細菌のほとんどは、嫌気性菌であり、この嫌気性菌が歯周病の原因となります。

~代表的な3種類の嫌気性菌~

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※Pg 菌 : ポルフィロモナス ジンジバリス菌

※Tf 菌: タネレーラ フォーサイシア菌

※Td 菌 : トレポネーマ デンティコーラ菌

名前だけ並べられても、何がなんだかわかりませんね。
ただ、この3つの代表的な嫌気性菌が主に歯周病を進行させていきます。

 

~この中の代表格!Pg菌~

Pg菌は、「慢性歯周炎」の原因菌で、軽度、重度問わず、歯周病のお口の中から高頻度に検出されます。
また、Pg菌の出す毒素は、骨を溶かす作用に加え、口臭の主な原因とも言われています。

~感染ルートはどこから?~

出産前のお腹の中にいる赤ちゃんは、おなかの中で無菌状態で成長します。
この時点ではお口の中含め、どこにも細菌はいません。

産後、口腔内細菌は家族(主にお母さん)からの感染で定着していく事が多いのです。

なので、家族の方の口腔内に虫歯、歯周病の原因菌が多いと、お子さんはとても虫歯になりやすくなります。

「なんでうちの子は虫歯になりやすいのだろう?」
「こんなに定期健診しっかりやってるのに虫歯になんでなるの?」

そう思っていらっしゃる親御さんも多いのは事実です。
お子さんのお口の中だけに関心が行ってしまうのもとてもわかります。
ただ、これを読んでいただけた親御さんに思い当たる節がございましたら、自分の口腔内ケア、口腔内メンテナンスを少し振り返ってみてください。
自分のお口の中は本当に大丈夫ですか?

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また、口の中の悪い細菌には、全身疾患を引き起こすものも含まれていて、免疫力の低下とともに増殖し、全身疾患につながるなんてこともあります。

様々な病気のリスクを減らすため、お口のケアをしっかり行い、清潔に保つことが何より大切なのです!

 

~他の代表的な菌類~

※カンジダアルビカンス

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歯垢(プラーク)の中には沢山のカビも存在します。
知らない方は驚くかもしれませんね。

その代表的なのがカンジダというカビです。

これは真菌(カビの仲間)と呼ばれる常在菌なので通常生息していても問題ないですが、

数が多くなり、免疫が下がると、口腔内や全身へも悪い影響を及ぼす可能性もあると言われています。

 

※歯肉アメーバ

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これは古くから存在する原虫という虫の仲間なのです。
口の中以外にも、様々な場所に存在しています。

重度の歯周病患者さんの口腔内に増殖する傾向があり、悪い最近などと戦う白血球をたくさん食べてしまうそうです。

※トレポネーマ デンテイコーラ(スピロヘータ)

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位相差顕微鏡と呼ばれる特別な顕微鏡で見ているととにかく動きが早く、これがいると他の細菌類も増えやすく、状態が悪い口腔内に存在する指標となる最近の一つです。
治療後もこの細菌の割合が高いと再発が早いとされます。
なので、この細菌の水準が治療効果の目安にもなっています。

※ミュータンス菌

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これが主に虫歯の原因となる細菌、「虫歯菌」と呼ばれるものです。

~まとめ~

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①歯垢(プラーク)とは単なる磨き残しや食べカスとは違い、細菌の塊であること。
②お口の中の細菌ぼ知識を知ることで、歯周病・虫歯予防のために歯磨きに対する意識を高め、持ってもらいたい。
③患者さんご自身で完璧なメインテナンスはできません、定期健診などでメンテナンスクリーニングはしっかり行いましょう。
しっかりとした正しい知識を身につけ、ご自身含め、ご家族とともに2018年も歯周病、虫歯のない口腔内を目指しましょう!

上顎洞炎とは?症状とその治療法

虫歯じゃないけど、歯が痛い「上顎洞炎」その症状と最適な治療法

頭痛がして、歯も痛い。
自分でどこが痛いのかわからない。また、風邪をひくと症状がひどくなるなる。こんな経験ありませんか?
それは上顎洞炎かもしれません。上顎洞炎は虫歯や歯周病が原因で起こることもあります。
今回は上顎洞炎の時に起こる症状、そしてその原因を分別し治療法をお話しします。ご参考にしてみてください。

①上顎洞炎ってなに?

上顎洞とは頬骨の中、鼻の横、目の下辺りに広がる骨の中の空洞です。
上顎洞炎は上顎洞の中の粘膜が腫れ、膿、鼻水が溜まっている状況なのです。
ひと昔前には一般的には蓄膿症と呼ばれています。
その原因はアレルギー性鼻炎、風邪など、鼻の症状から起こることが多いです。
しかし、虫歯や歯周病で上顎洞炎になることもあります。CTで診断したうえで、抗生物質や歯の治療を行うことで改善します。

溜まった膿は上顎の歯の根元に接しています。上顎洞炎の炎症や圧が上顎の歯の根に影響し、痛みが出ます。

~上顎洞炎の場所~

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②上顎洞炎で起こる症状

~頭痛~

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上顎洞の周りの骨は、上顎、目の周り、頭の骨まで繋がっているので、上顎洞炎で膿みがたまると、周囲の神経や血管を圧迫してしまい頭痛を起こすことがあります。

~目の周囲の違和感~

上顎洞は目の下まで広がっています。
上顎洞炎になり膿みがたまってしまうと、目の下の骨を圧迫し痛みや違和感を感じることがあります。

~身体を動いた時ひびく~

上顎洞に膿がたまると走ったりした時に上顎洞の中で膿が揺れ動き、上顎の上のあたりが響く感じがあります。
それが疼痛や違和感の原因となります。

~鼻詰まり~

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上顎洞炎に膿みがたまると、鼻呼吸する通り道をふさいでしまいます。そこで鼻呼吸ができなくなります。

~歯痛~

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上顎洞炎になると上顎洞につながっている上の奥歯の神経の出口が圧迫されます。すると歯が痛くなります。
痛みが強く出る時もあり、虫歯の痛みと混同してしまう時もあります。

~咬合したの時の痛み~

上顎洞炎とは上顎洞の粘膜が炎症を起こた状態を言います。
その炎症が上顎洞につながっており、上顎の奥歯の根の周囲に痛みを及ぼし噛んだ時に痛くなります。

~歯の根元(歯肉)が痛い~

上顎の歯の根元は上顎洞に近いため、上顎洞炎になった時に、その周囲の歯肉を押すと痛みがあります。

~口臭~

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上顎洞に膿がたまるため、口臭のように鼻の奥が臭う感じがすることがあります。

③上顎洞炎の原因の分別、そしてその治療法

~鼻が原因からくる上顎洞炎で歯が痛くなる場合~

上顎洞炎の割合の80%は鼻が原因で起こります。
前述しました通り、風邪や花粉症で上顎洞炎になると虫歯でもないのに歯が痛くなることがあります。
歯医者に虫歯かと思っていってみたら上顎洞炎だったことはとても多いです。
鼻炎を伴うのであれば、CTを撮影して歯が原因なのか鼻が原因なのか診断します。
鼻が原因であれば抗生物質を1か月ほど服用して炎症を止めれば、歯の痛みも比例してなくなります。

~歯からくる原因で上顎洞炎になり頭が痛くなる場合~

歯が原因で上顎洞炎になるのは、鼻からくるものの以外で20%ほどです。
虫歯が神経まで広がって根の先から細菌が上顎洞に入ってしまったり、歯周病が進行しても、歯周ポケットから細菌が上顎洞に登り入ってしまうと上顎洞炎になってしまいます。
まずは原因の歯を確認して、抗生物質を服用し、根治療や歯周病の治療をし、細菌が上顎洞に入らないようにできれば歯を抜かなくても済みます。

~重い症状の上顎洞炎~

上顎洞に膿が溜り過ぎてしまうと、目下まで炎症がひどく広がり、腫れてしまうことがあります。あまりに重症化してしまうと、場合によっては外科的に上顎洞に穴をあけて中を洗う処置をします。

まとめ

上顎洞炎は症状がいろいろあります。それだけ非常にわかりにくい病気です。
原因を間違えてしまうと、痛みが続いたり、違う歯を削ってしまうこともあります。
おかしいと思ったら、耳鼻科と連携し、しっかりとした診断を受け、正しい処置を行えば痛みもすぐになくなります。

骨粗しょう症と歯科治療の関係性

今回のテーマ、「骨粗しょう症と歯科」です。
骨粗しょう症と歯科治療との関連性についてお話します。
皆さん、骨粗しょう症とはご存知でしょうか?
骨粗しょう症とは、骨の量が減り、骨の中の構造がスカスカになってしまっている状態です。

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手首や背骨、腕の付け根、太腿(ふともも)の付け根などが骨折しやすくなります。
骨粗しょう症とは骨密度が若年成人平均値の70%未満の事を言います。
どれくらいの方が骨粗しょう症かというと、割合で言うと、50歳以上の女性のおよそ3人に1人は骨粗しょう症だそうです。

骨には、骨の「リモデリング」という仕組みがあります。
表面で破骨細胞という細胞が古くなった骨を吸収(壊して)し、骨芽細胞という新しい骨を作る細胞が骨を作って、骨作るというサイクルになるというものです。
これを「骨のターンオーバー」いいます。

さて、そこで骨粗しょう症の原因には次のものがあげられます。

①加齢

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50代になると、腸から身体へのカルシウム吸収が衰えてきます。
そうすると、骨を作るカルシウムが不足します。骨の吸収と形成のバランスが崩れ、骨粗しょう症になってしまいます。

②閉経、更年期障害

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女性ホルモンに「エストロゲン」というものがあります。これは骨の吸収をゆるやかにする効果があります。
閉経するとこの「エストロゲン」のホルモン分泌が低下し、そのため骨吸収が進行し、先に述べた「骨のリモデリング」のバランスが崩れてしまうのです。

③ダイエットでの障害

身体のカルシウムはその割合、約90%が骨にあります。そして残り数%は血液中にあります。
ダイエットをすると、血中のカルシウム分が不足します。すると骨のカルシウムが血液中に出てきます。
骨を作るカルシウムが不足して、バランスが崩れてしまいます。

④ほかの病気による骨粗しょう症

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代表的なものは
○パセドウ病などの甲状腺機能亢進症。
○関節リウマチ・糖尿病。
○胃切除後、ステロイド薬の長期服用などがあります。
では、骨粗しょう症の治療の方法はどんなものがあるのか?
骨粗しょう症の治療は、大きく3つに分別されます。

①薬物治療
②運動治療
③食事療法 などが挙げられます。

 

骨粗しょう症の薬の種類

そこで、歯科治療と関係があるのがこの①の薬物治療です。
骨粗しょう症の治療で使われる薬には、大きく分けて3種類あります。

一つ一つご説明させていただきます。

①骨に溶出する抑える薬

・SERM(サーム)製剤

骨に対して女性ホルモンのエストロゲンと同じような働きをする薬で、骨吸収を防ぎます。
骨密度を上げ、骨折を減らす効果が認められています。1日1回飲みます。

・ビスホスホネート製剤

破骨細胞の働きを強く抑え、骨密度を上げる薬です。
骨折を減らす効果が認められ、骨粗鬆症治療に広く使用されています。
毎日飲む薬と週1回飲む薬、4週に1回飲む薬、4週に1回注射する薬があります。

②骨造りを促す薬

・副甲状腺ホルモン薬

骨形成を促進して骨量を増やし、骨折を減らす薬です。
専用のキットを用いて1日1回自己注射する薬と、週1回病院・診療所で注射する薬があり、
それぞれ使い続けられる期間が異なります(1日1回自己注射する薬は最長24か月間、週1回病院・診療所で注射する薬は最長18か月間)。
複数の骨折が起こってしまっている患者さんや、骨密度が著しく減少している患者さんなど重症の患者さんに使われます。

③その他

・活性型ビタミンD3製剤

カルシウムやリンの腸管からの吸収を高めるとともに、骨の代謝のバランスを整えます。
骨密度を上げる力は強くありませんが、骨折を減らすという研究結果があります。
転倒予防効果があることや、重症な場合にビスホスホネート製剤との併用で、より高い骨折抑制効果があることが報告されています。

 歯科治療における注意点

これらの薬の中で注意が必要なのが「ビスホスホネート系製剤」です。
ビスホスホネート系製剤を使用中の方、使用した事がある方が抜歯など外科処置をすると、顎骨壊死を起こす可能性があります。

顎骨壊死とは、あごの骨が溶けたり、それに伴う歯肉腫脹、疼痛、排膿(感染)、歯の動揺、歯肉形成されず顎骨の露出などが起きてしまいます。
この薬を飲んでいる方が、抜歯・インプラント・歯周外科など、顎骨に刺激が加わる治療をするときは、
一緒に飲んでいる薬や、薬の服用期間によっては、飲むのを中止してもらう場合もあります。必ず、歯科医院に伝え、かかりつけ医の先生に相談しましょう。

まとめ

骨粗しょう症になると、骨が脆くなり、骨折しやすくなります。
「ビスホスホネート製剤」での治療を行っている方は、歯科での治療に注意が必要です。必ず、服用薬をチェックしてもらってください。
もし骨粗しょう症の薬を飲んでいる場合は、お薬手帳を一緒にお持ちください。
※現在、日本で取り扱われているビスフォスフォネート製剤一覧

(クリックで拡大できます)

ビスフォスフォネート製剤一覧

予防歯科の正しい考え方

~予防歯科の正しい考え方、「治療」とはどう違うのか?~

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皆さんが歯医者で痛い思いをしている人の共通点は「痛くなってから通院する」、この一つです。
痛みが出てからの治療では、その歯は寿命を短くするだけです。

「痛くなる前の通院」

これが注目されている新たな考え方。それが「予防」なのです。

~日本人が知らない予防歯科の考え方~

予防歯科とは?

近年、歯科医療では「予防歯科」が大きく注目されています。
今回「予防歯科」の背景にある、海外と日本の違いについてお教え致します。

~「予防と治療」の明確な差~

「予防」と「治療」の関係性を考えると「予防歯科」が見えてきますので、そこからご説明しましょう。

「予防」とは、「予め」「防ぐ」という事であり、何かが起こる前に、それを防ぐという行為です。
つまり、まだ「何か」は起きていない状況が、この予防です。
歯に異常、病気が起こる前、それを未然に防いでいこうという考え方が「予防歯科」の考え方です。

これに対し、「治療」とは「治」という、病気などの状態を元に戻すという意味の言葉と、
「療」という病気をなおすという意味の2つから成り立っています。
つまり、「治療」とは病気や怪我を治して元通りにするという意味です。

ですが、残念ながら歯科治療において「治療」という言葉は存在しないのです。歯は元通りに治療することは決してできないのです。

~歯は削ったら決して元通りにならない~

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歯はカラダで唯一、「再生機能」がない組織です。
他の人体の組織とは異なり、削ったら二度とは再生せず、元に戻らないカラダの一部なのです。

放っておいても虫歯が勝手に治ることも、固定をして自然と歯がくっつくなんという事もありません。

歯質は人体の組織の中で自己治癒(自分で治る)能力をもっていない(厳密には自己治癒能力の弱い)脆い身体の一部なのです。

~歯を悪くすると、悪化の一途をたどる一方になってしまう~

前述したとおり、歯牙は自分で再生することは不可能です。
もし、虫歯や歯周病で悪くなってしまうと新しく再生することはありません。もう、諦めるしかないのです。

しかし、そのまま悪くなる事を放置したままにするわけにはいきませんので、悪くなった部分を削ったり、除去したり、人工物で埋めたりするしかないのです。
しかし、歯は一度削ると寿命が10年縮むと言われています。
平均的な歯の寿命が50年程度と言われています。なので、一度詰め物を行うとそこから10年寿命が縮みます。

また、保険内の金属の詰め物は5年程度で物性劣化が始まります。
劣化したらまた新たに詰め物を装着せねばならず、そこから更に削り、また更に寿命が縮みます。

「予防」を怠ると、その繰り返しなのです。

~若年層でもで入れ歯になる~

小学生の頃、乳歯との生え変わりの時期に永久歯が虫歯になり、治療を何度も行っていると、30代等の若さで抜歯になってしまうことも珍しくはありません。
歯医者さんに聞けばわかりますが、30代で入れ歯生活を送る方も少なくはなく、苦労されている方も多いのです。

~天然歯(何も削ったりしておらず、虫歯などになっていない歯の事)に勝るものはない~

どんなに歯科技術、歯科医療が進歩していても、自らの歯(天然歯)に勝るものはどこを探してもないのです。
しかし、そのような大切さをあまり気づいてない方々も多いのも事実です。

歯磨きもあまり習慣づいておらず、痛くなってから歯科医院に駆け込むという経験をする方は多いのではないでしょうか?

しかし、ここで強く言える事は、痛くなってからではすでに「予防」に関しては手の施しようがないのです。

~歯の寿命とは~

何度も繰り返しになってしまうのですが、歯科治療は「前の歯の状態に戻す」ことはできません。
特に神経まで虫歯が到達し、抜髄(神経を取る事)になってしまった歯は通常の歯に比べて寿命が飛躍的に短くなってしまいます。

これは例えば、家の大黒柱を大きく削り落としていくようなものです。

~神経を抜いた歯の耐久性は?~

歯の構造

前述したとおり、神経を抜いた歯は通常の歯に比べたら断然耐久性が落ちます。
外部からの衝撃や、固いものを食べた瞬間に簡単に崩れてしまうのです。

一度神経を抜くということは、それほどひどい状態だったということを改めて認識して頂きたいです。
そこを意識いただくだけでも自然と未然防ごうという意識が働きます。
それも予防の一つですね。

~老人には歯がない。これは日本だけの常識!?~

お口の中には親知らずをぬかして、28本歯があります。

そこで以下の数字があります。

スェーデン75歳以上:19.5本
アメリカ85歳以上 :15.8本
日本80歳以上   :6.8本

年齢に差異はありますが、これが世界一の長寿大国日本が持つ歯の保存本数の現状です。

日本は世界の中では長寿の国ですが、同時に歯で苦しんでいる代表的な国です。
歯科業界では、大きく遅れをとっている歯科発展途上国だということは非常に有名な話なのです。

しかし、これも「予防」意識で本数を増やしていく事は可能なのです。

~日本の保険制度と日本人の歯の関連性~

世界でも日本は保険制度の確率している珍しい国です。

日本は世界でも珍しい程完璧な保険皆制度をとっています。
医療保険に加入しているため、医療費は実際の治療費の1~3割負担で済みます。

これは、世界では驚かれるほどの安さです。

下記の画像をご覧ください。これは、先進各国の歯の根の治療(神経の治療)にかかる費用の比較表です。

根管治療 画像①

アメリカは一番高額で10万8千円。
一方日本は最安の約5800円です。

7カ国平均約50500円で、日本の約8.5倍の格差があります。

根管治療だけがこうした結果なのではなく、他の治療においても同じ格差が出ます。
他国は歯科保険制度がなく自費での診療を行っているためここまで治療費に差がついてしまうのです。

しかし、実はここに欠点が出てきてしまいました。

日本の保険制度は、「悪いところを削り、悪いと所だけ治し、代わりのものを詰める」のみを適応範囲としています。
つまり、「歯は悪くなってから」「治療して削り治せばいい」という意識が根付いてしまったのです。

これは、歯科医・歯科業界にも責任があり、「いかに治療をするか」ばかりを考え、
「どうしたら歯の病気を防ぐことができるか」という一番大切な「予防」という概念がないがしろにされてきてしまったのです。

決して、国民皆保険での医療の潤沢がすべて悪いわけではありません。
医療を受ける側、医療を施す側、双方の意識から「未然に防ぐ」という意識を欠いてしまったのです。

こうした間に欧米とは意識差がついていき、先進国のなかでも類を見ないほどの歯科発展途上国になってしまったのです。
では、具体的に欧米諸国と日本との“差”はいったい何なのでしょう?
それは、欧米諸国と日本の“歯医者”への考え方を見てみるとわかります

どうしたらいつまでも歯を残すことができるのか??

~欧米諸国と日本、歯に対する考え方の違い~

欧米諸国は何故、歯を残すことが出来るのでしょうか?
長寿大国日本が、歯が残らない民族なのでしょうか?答えは簡単。

「定期的に歯をメンテナンス・クリーニングしているかどうか?」ただこれだけです。

痛くなってからの治療では手遅れということを知っている欧米諸国は治療に保険がきかないぶんだけ、意識が予防に自然と行くのです。

ですので欧米諸国では、痛くなってからどうにかする“治療”ではなく、
普段からの“メンテナンス”に力を入れているから国民全体の歯の残存本数が向上したのです。

~歯がない生活の苦しさ~

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あなたが老人になった時、自由に好きなモノを食べられる生活と、
食べるものを制限され、味覚も悪く、自由に好きなものを食べることができない生活のどちらがよいでしょう?

老人になったら、なんでもいいやと思っている方はきっとお口の中への意識が低い方だと思うので、もしかしたら40代前半で口腔内に異常が起こるかもしれません。

30代で総入れ歯になった患者さんは、味覚が鈍磨し、口臭が気になり、食事に出かけてもこっそりとトイレに行き入れ歯を洗うという非常につらいと聞きます。

ところで、歯は何故抜けてしまうのでしょう?じつは、歯が抜ける原因の半分がある病気が原因なのです。
これは以前のblogでも書きましたので、以下をご参照ください。

「バイオフィルム」「プラーク」「歯石」の違い

現在、アナタを含め日本人ほとんどが歯周病にかかっているという状況です。
これは、日本が「予防歯科」という方針をとらなかったため、仕方がないことでもあります。

では歯周病を防ぐにはどうすればいいの?

これは以前からblogにも常々書かさせていただいていることなので、もう見飽きた方もいるかと思いますが、簡単に言えば「歯磨き」を丁寧に行うことが大切なのです。
しかし、多くの方が自己流の歯磨きで、しっかりと磨けていないため、毎日歯を磨いていたとしても歯周病になるという方も多くいます。
また、「歯ブラシ」だけの歯磨きでは全体の内の8割しか汚れをとることができないため、残りの2割は口の中に留まり、口腔内を徐々に悪化させてしまいます。

大切なことは、正しいブラッシング方法を知り、ご自身のブラッシングでは取れない部分を歯医者さんで定期的(理想は3ヵ月毎)に診てもらうことです。
定期検診という癖をつけるだけでアナタの歯は歯科先進国の欧米諸国並に歯を一生守って行くことができるのです。

~まとめ~

①「痛くなった時」に行く歯医者さん、という考え方ではいけない。
②「歯を削る」という行為はといずれは「歯を痛める」という行為にも繋がってしまう。
③大切なのは、「治療」ではなく「予防」
④定期健診で歯医者さんに行く習慣を身につけ、虫歯・歯周病から歯を守る。

いかがでしたでしょうか?一概に「予防」といっても、その大切さが一人でも多くの方々に伝わっていただけたら幸いです。

ホワイトニング用歯磨き粉とは?

~ホワイトニング用歯磨き粉、その効果的な使い方~

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ホワイトニングはしてみたい。だけど、歯医者に行くのは面倒。
手頃に歯を白くできないだろうか?
そう思ってはいませんか?歯磨き粉でどこまで白くなるのでしょう。

①ホワイトニング用歯磨き粉とは?

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歯磨き粉でホワイトニングを謳っている歯磨き粉には、科学的に色素分解してくれる成分が配合されています。

歯磨き粉には「研磨剤」とう成分が配合されており、これは歯の表面に付着したステイン(着色)を「磨いて落とす」成分です。

一般的に、この「研磨剤」という成分により歯に付着したステイン・着色が落ちて白くなったと実感できるという訳なのです。

ですから実際、歯磨きのみで歯質自体が白くなっていっている訳ではないのです。なので、歯科関係者の謳うホワイトニング用歯磨き粉は、ホワイトニング処置後に使用する商品として考えている人がほとんどです。

海外の歯みがき粉の中には、歯科医院でホワイトニングに使用しているホワイトニング用の成分を配合するのに認可が得られているものもあります。

しかし、残念ながら日本ではまだ認められていないのが現状です。

②自宅で使用できる簡単な歯磨き粉でのホワイトニングの方法

「歯磨き粉には、ホワイトニング成分が入っていないとはいえ自宅で自分の歯を白くしたい!」と考えている方は多いと思います。
今回は自宅で出来る範囲でのホワイトニング歯磨き粉を使った「セルフ・ホワイトニング」を書いていきたいと思います。

~STEP1歯の黄ばみを落とします~

市販されている歯磨き粉や消しゴムタイプや、中にはマニキュアタイプのもの、様々な着色を落とすグッズで気になる部分を磨きます。

この時、非常に気を付けて頂きたいのがあまりやりすぎてしまうとエナメル質表層に細かい傷が多数ついてしまい、余計に着色が付着しやすく、取りにくくなってしまうので注意が必要です。
また、この手の製品、商品は使用するのも週に1回程度にとどめておいてください。

そして、海外製品のものは「研磨剤」の成分が非常に大きく粗く、とても傷付けやすいです。当院としてはあまりお勧めはいたしません。

~STEP2黄ばみを落としてからホワイトニング歯磨き粉を使用~

歯の黄ばみをある程度落としたら、ホワイトニング作用を謳っている歯磨き粉で丁寧に歯の表面を磨きましょう。(下記製品など推奨)
黄ばみを落としたことによって色素分解してくれる成分が歯に浸透しやすくなります。

~STEP3歯質が弱くならないように再石灰化を促すフッ素ジェルを使用~

前述したように、歯磨き粉には研磨剤という歯の表面の着色を磨く成分が配合されています。
この研磨剤のおかげで着色が落ちるという一方、歯の表面に細かい傷をつけてしまい着色が付着しやすい歯になってしまいます。

そこで、この傷つきやすい歯質表面に再石灰化促すため、フッ素でそれを手助けしてあげることが大切です。

選択肢としては、ジェルタイプのフッ素であれば研磨剤はほとんど入っていないので安心です。そこを選択する目安にしてください。

③歯医者が勧める代表的なホワイトニング用歯みがき粉

~Brilliant moreブリリアント モア~

ブリリアントモア 画像

歯科で販売さているホワイトニング作用のある歯みがき粉のシェア8割を占めている人気商品です。
「ピロリン酸ナトリウム」という成分がイオンの力で歯の表面からステインを浮き上がらせ、ブラッシング+ハミガキの働きでステインを落とす作用をします。
他の商品と何が違うかというとイオンの力でステインを浮かせて落とすナトリウムが配合されているのです。
ピロリン酸イオンPPがステインと歯の間に浸透し、歯の表面から浮き上がったステインを、歯磨剤の清掃機能※とブラッシングによりすっきりと洗い流し、歯本来の白さを引き出します。

研磨剤で「削り落とす」というイメージとはだいぶ違いがあるのが特徴です。

※ 清掃剤:無水ケイ酸

~アパガード リナメル~

リナメル画像

歯科でホワイトニングを行った後に使用するのにお勧めしている歯磨き粉です。

定期検診でのクリーニングや、ホームケアの重要性もアドバイスすることで、患者様のエナメル質ケアと口腔内環境をサポートしていただけます。
ナノ粒子薬用ハイドロキシアパタイトという成分配合率のアパガード最上位品です。
アパガードリナメルは、エナメル質の微小欠損の充填(細かい傷の修復)、表層下脱灰部(初期う蝕)の再石灰化、及び歯垢の吸着除去により、虫歯の予防もし、歯を白くします。

患者さんのホームケア用ペーストとしてご活用いただけます。

値段は少し高く2300~2500円程度ですが、タバコのヤニやコーヒーなどの着色を浮かせて落とす成分が入っていてかつ歯の表面のミクロの傷を埋めてくれ着色のつきにくい歯にしてくれます。
少し値段は張りますが、使用してみれば納得していただけるかと思われます。

~まとめ~

ご自身でできるホワイトニングにはやはり限界があります。しかし、前述した事を参考に、歯科医院でホワイトニングの施術とともに正しくケアを行えば、ホワイトニングの効果を有効的にし、さらに予防効果にもつながるものでもあります。

ホワイトニングを安心して行えるように歯科医院との連携を図りながら気持ちよくお口のケアをつづけましょう。

診療日程
  • 【休診日】日曜、祝日
  • 【医院所在地】東京都 北区 田端 1-24-22
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