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豆知識

あいうべ体操とは?

「あいうべ体操」とは?

「あいうべ体操」とは、「福岡市みらいクリニック」で内科医の今井一彰先生が提唱しているお口の体操です。
正式にいえば、お口に関連する発音や咀嚼などに深く関連する口腔周囲筋群を鍛える体操です。

この体操はお口の問題だけでなく、顔のむくみなどの不快症状改善できる可能性がある体操です。

やり方は簡単、口を大きく「あ~」「い~」「う~」「べ~」と動かします。

運動ですから、できるだけ口を大きく大げさに動かします。
声は小さい方がやりやすいです。

回数としては一日最低30セット(「あいうべ」が1セット)やってください。
アゴが痛む方は「い~」「う~」だけでも最初は十分です。

※舌の正しい位置

「あいうべ体操」をすることにより、舌の位置が正常になり、唾液の分泌や歯槽膿漏、虫歯の状態まで良好に変わってきます。
口を閉じているときは、必ず舌の位置を意識するようにして下さい。
舌の位置が改善されることで、様々な症状が改善していきます。

 

舌の本来の正しい位置は、上あごにぴたりとついている状態が正常なのです。
舌の先が、前歯の裏に当たっていたり、舌の両側に歯形がついていたりする方は、舌の位置が低下しています。

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「あいうべ」体操で、舌の位置を元通りにしていきましょう。
早い方で3週間、遅い方でも3ヶ月程度で改善します。
あきらめずに頑張ってください。

※あいうべ体操 やり方&ポイント

~やり方~

①口を大きく動かす
②1つの動作(例:「あ」)を約1秒で。1セット
(「あ」「い」「う」「べ」)を約4秒かけて行う。
③1セットを10回続ける
④1日に3度に分けて(10回×3=計30回)行う
⑤お風呂や就寝前が効果的
⑥声は出さなくてOK、声は小さく出して行うと効果がアップ

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~ポイント~

口を大きく。
縦の楕円形に近くなるようにして、のどの奥が見えるくらい口を大きく開ける。

口を横に開ける。
ほおの筋肉が両方の耳の前に寄る感じがするくらいが目安。首に筋が浮き出るくらいに。

口をとがらせる。
思い切り唇を前に突き出すようにする。

「べ~」と舌を伸ばす。
舌の先を舌あごの先端まで伸ばすような気持ちで、舌を出す。

※あいうべ体操で「口呼吸」→「鼻呼吸」へ

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スライド1お口の乾燥は、細菌の増殖による病気の誘発、口臭の発生、
そして全身の自律神経にも影響し、他のからだの疾患を引き起こす可能性があります。
口呼吸から鼻呼吸になることで、乾燥していたお口の中が潤い、保湿された状態になります。
また、舌のたるみは顔のたるみに直結するといわれてます。

口呼吸と鼻呼吸

【口呼吸するのは人だけ?】

呼吸(外呼吸)には二種類あります。

空気を肺に口から取り込む「口呼吸」
鼻から取り込む「鼻呼吸」とがあります。

表面上、その違いは酸素を吸い込み二酸化炭素を吐き出す呼吸。
肺に新鮮な空気を取り込むのには一見その方法が口からなのか、鼻からなのかだけの違いに見えるかもしれません。

しかしその過程で、大きく身体に及ぼす作用が違うのです。

人間に多い病気の発症と「口呼吸」

哺乳類の中で、口呼吸をしているのは、私たち「人間」だけなのです。

犬が、舌を出して「ハアハア」しているのは、息をしているのではなく、体温を下げているからです。ですので、呼吸とは作用機序が全く異なります。

しかし、人間は「言語」を獲得し、言葉を発するようになったので、口と気道がつながり、鼻の代用に口でも呼吸ができるようになりました。

そのため、深く咳き込んだ時など、食物や汚れた唾液を気管に入り発症する、「誤嚥性肺炎」を引き起こすことにもなっています。
このように、ベストな「鼻呼吸」ができるのに「口呼吸」を続けるのは、身体的には本来不自然なこととも言えます。

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関節リウマチ
アトピー性皮膚炎
気管支喘息など

人間に多い病気の発症と「口呼吸」の関与も、最近論じられています。

【「口呼吸」の発達・発育への影響】

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赤ちゃんも乳児期までは、他の哺乳類と同様に鼻で呼吸をしています。
それは、息継ぎをしないで母乳を飲めるのに認められる所です。

それが、「あー、う―」と喃語(赤ちゃん語)をしゃべり始めるころに、口呼吸ができるようになります。
発語時期が口呼吸デビューですが、その口呼吸定着化は空気中の異物の吸い込みリスクの上昇にもつながります。
また、鼻呼吸よりも酸素の喚起量は少ないので、子どもの発達・発育に影響は少なくないと思われます。

そして、口呼吸が続く状態で発育する事に、口がポカンと開いた状態となり歯並び、顔貌にも大きな影響を与える要因となります。

【「鼻呼吸」と「口呼吸」の差は?】

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※鼻呼吸

空気中には無数のほこりやちり、PM2.5や花粉などが浮遊しています。
よくないウイルスや化学物質もたくさん含まれています。

その有害な物質を吸っても、フィルターを掛けて排除できるのが、鼻呼吸です。

鼻で吸い込んだ空気は、鼻粘膜表面の繊毛と、流れる粘液できれいに濾過され、鼻水として体外に排出されるシステムです。

仮に、そのガードをすりぬけても、口腔から咽頭にかけての扁桃リンパ組織でキャッチされ、痰として排出されます。
鼻腔とは、異物からからだを守るための最前線基地です。こうしてからだには、防衛線が張られているのです。

※温度と湿度について

鼻から吸い込んだ空気は、血流の豊富な鼻腔組織、そしてその中にある副鼻腔のおかげで、
適度に温められながら十分加湿され、温まれて湿った空気が肺の中に送り込まれる仕組みです。

鼻腔は、加湿機能付き空気清浄機と言われます。

【では口呼吸はどうなのでしょう?】

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口から入った空気は、口腔内の水分を奪い取りながら、肺の中へ到着します。

その中にはフィルターにかけられないため、空気中のちりなども含まれていて、
場合によっては喉や気管を痛めたり、感染させるおそれがあります。

また、空気の加湿が不十分だと、酸素と二酸化炭素を交換する肺胞の粘膜にもなじみにくく、
鼻呼吸に比べると、酸素の摂取量はぐっと少なくなります。

つまり鼻呼吸に比べて、肺に負担をかける割には酸素の取り込みが悪い呼吸となっています。
また、息を吐くときには、口呼吸は鼻呼吸よりも、からだの体温を含んだ二酸化炭素を吐き出すので、体を冷やしてしまうということも問題となります。
口呼吸を継続することが、いかに体に負荷をかけることが理解できます。

【口呼吸、そして自律神経との関係】

不眠、関節リウマチ、花粉症、胃潰瘍、脳梗塞。。。etc
これらは、現在私たち現代人を苦しめる慢性疾患は、自律神経(自分の意志とは無関係に内臓や血管の働きを司る神経)の乱れで起こることが、示唆されています。

※のどの渇きによる体のほかの部分の病気

子供のころ、駆けっこの順番を待つ間に、喉がカラカラになったりしませんか?
緊張して話すときに、水を口に含むことはありませんか?
人間は緊張すると、のどが渇くのです。

これは、唾液を分泌する唾液腺は、自律神経に支配されていて、
自律神経の中の交感神経が優位になると、唾液の分泌量が減少し、のどの渇きが起こるということです。。

逆に、前述した口呼吸の継続により、口腔内・喉が渇き、荒れてくると身体は緊張状態にもなってゆきます。
これは、口腔内の慢性炎症の継続、扁桃腺の炎症、上咽頭粘膜の炎症が、体の免疫反応を過剰亢進させます。

すなわち、いつも体を頑張らせる交感神経優位の状態を常態化させ、
その結果、体のほかの部分の病気を発症すると言う「病巣疾患」の考え方が、いわれてきています。

◇他にも、自律神経の乱れを引き起こす事により口呼吸の子供たちの情動にも左右する等も言われたりします。
◇口がいつもポカンと開いて、口の中が渇いていると、口腔内細菌の増殖、空気中の有害物質の付着などで、口腔、のどの免疫システムに、警戒警報が発令され、そのことで自律神経の乱れを引き起こす流れになります。
◇前述した通り、口呼吸が続く状態で発育する事に、口がポカンと開いた状態となり歯並び、顔貌にも大きな影響を与える要因となります。

単に「くち」が渇いているでは、決してすまされない体のメカニズムが、知らず知らずに働く! ということなのです。

歯が痛い!でも歯医者さんが怖い・・・。そんな人が恐怖心をなくすための五つの知っておきたい項目。

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小さい頃から歯医者さんって怖いですよね。
そんな方々は大人になっても多くいらっしゃると思います。

そんな方にぜひ読んで欲しいと思います。

現在、歯科医療は飛躍的に進歩しています。
患者さんにいかに快適に治療を受けてもらうか、そんなことを日々考えてる歯科医院は非常に多いです。

歯医者さんが怖い人たちは「歯科恐怖症」なんてものに分類されたりもします。

「歯医者さんは何をされるかわからない、何をされているかもわからない…。」

そんな不安を今回、このblogを読んで頂き、すこしでも怖さを払拭していただけたら幸いです。

~歯科が嫌いになってしまった代表的な理由~

◇幼少期のトラウマ

 

・幼い頃、虫歯になり子どもは暴れるから、という理由で診療台の上でネットでぐるぐる巻きにされた。
・麻酔なしで治療されて痛い思いをした。

虫歯の度合いによってはこのネットでぐるぐる巻きにする「抑制帯」というものは必要な時もありますが、
そんな経験から歯科が大人になってからも怖くて仕方ない、という方々の意見を多く耳にします。

一度嫌な思いをされたら誰だって嫌になりますよね。

◇キーーンという音

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歯科医院の待合室に入ると聞こえてくる処置台からの「キーーーン」という音。
ガリガリと削っていることを連想させられてしまい、それが恐怖心を煽ってしまいます。

◇独特な消毒のにおい

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これもまた歯科医院に入ると鼻につく特有の消毒液臭。
病院であれば器具などの消毒をしなければ衛生面を保てないので、皆さん仕方ないと思いますが気になってしまいますよね。
この独特の匂いに嫌悪感を持つ方々もいらっしゃいます。

◇疼痛

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麻酔をするのも治療するのも痛みを感じずにはいられない。
いつまで続くのだろう、と治療の最中に考えてしまいたくなる痛み。
皆さんここが一番のポイントかもしれませんね。

~歯科に通えるようになるため知っておきたい五つの項目~

①予約の際、歯科治療が苦手なことを事前に伝えましょう

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歯科医院には、毎日たくさんの様々な患者さんが来院されます。
その理由、事由は様々ですが、一人ひとり合った最善の治療を行おうとする歯科はたくさんあります。

歯科恐怖症の方は、「いきなり行って治療されるのが怖い」と思われるなら、
まずは検診を受けて現在のお口の中の状態を把握してみるのもいい案です。
レントゲンを撮影し、口腔内を診査してもらうと、その中ですぐに治療をした方がいい歯とすぐに治療をしなくてもいい歯を見極めてもらいましょう。

すると、ご自身で思っているほど口腔内の処置は少ないかもしれません。
もし、治療する箇所が多いとしても、その指針が把握できるだけで安心感が生まれます。

予防歯科に力を入れている歯科であれば歯科衛生士がいます。
歯科医師では緊張して話せないという方でも話しやすいと思います。

治療をはじめる前にクリーニングをしてもらい歯科治療に慣れるのもいいです。
まず治療順序としてもその方がお口にとっては本当は良いのです。

②「キーン」というこの音の正体

歯科で聞こえる「キーン」という音。ご存じのとおり歯を削る音です。

しかし、この音は歯だけではなく銀歯を付ける時に金属を調整する為に銀歯を削る音だったり、入れ歯を調整する為に入れ歯を削る音たったりするのです。

もし、この音に恐怖心をお持ちなら落ち着いて考えていただいて、
「これは金属や入れ歯を削っている音なんだ!」と思っていただけたらいいと思います。

③鼻につくような薬液臭は今はほとんどありません

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歯科も耳鼻科・皮膚科などと同じように医療機関です。
患者さんに使用した器具は洗浄し、薬液につけて、滅菌しています。

現在、昔に比べその臭いはほとんど無臭といって良いくらいです。

ただ、歯の神経の処置をする時に使用する薬品は少し薬液臭があるかと思われます。
しかし、その薬品のにおいがあまり好ましくないという歯科医も増え、においの強い薬品はあえて使用しない機関も増えてきています。
そして、薬品も日々進歩していてにおいの少ない薬品を積極的に取り入れています。

④痛みがあるなら遠慮なく言う

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「少しでも痛みを感じることがあるなら伝えてください。」歯医者さんは処置前には言います、

でも、無遠慮に「痛いです」なんて言いずらいですよね。

そんな時はそっと左手を挙げて頂けたらと思います。
歯科では、口を開けている患者さんが何かを伝えたい時しゃべることができないので左手を挙げてアピールしていただくのが良いとされています。
なぜ左手かというと右手を挙げてしまうと歯科医師の治療している手に当たってしまったりするのて危険です。
左手であれば歯科医師の対角線上であるので視界に入りやすいのです。

現在の歯科医療は極力できる限りの無痛治療を目指しています。
しかし、痛みの感じ方は人それぞれで、個人差があるもの。
それを歯科医師は理解しているのでご自身が痛いと感じるのであれば必ず伝えてください。
我慢をし過ぎてしまうのはメリットはありません。

麻酔に対して恐怖心をお持ちの方もたくさんいらっしゃいます。
当院では注射の麻酔を打つ前に表面麻酔という塗るタイプの麻酔をして、歯茎の表面を麻痺させてから注射を行います。
この表面麻酔のおかげで麻酔に対する痛みは昔に比べて減っており、麻酔の針も0.26mmと非常に細くなってより痛みがでないように進歩しております。

⑤ホームページやSNSを見てみましょう

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現代のほとんどの歯科医院では、ホームページを作成しています。
まずは、ご近所の歯科医院のホームページを見てみてください。
ホームページにはその歯科医院の特色や理念、考え方などが載っているはずです。

歯科医師や歯科衛生士の写真なども載っているかもしれません。

SNSなども併せ見て、その中に気に入った歯科医院があればいいですね。
事前に歯科を見ていれば親近感も湧くかもしれません。

~まとめ~

歯医者さんが嫌い。そんな方が予約の電話をするのは大変勇気のいる事です。

歯科医院は予約制になっているのでご予約をお勧めします。
予約の際には、ご自身の現在の歯の状況(痛い・取れたなど)があればお伝えください。
不安に思っていることがあればそのことも伝えてみましょう。
当院では電話応対でも、答えられる範囲でお答えします。

電話した歯科医院が親切に答えてくれる歯科医院ならあなたにとって良い歯科医院かもしれません。

皆さんにとって自分に合った歯科医院が見つかる事を願っております。

予防効果を高める為のダブルブラッシング法とフッ素の応用

【ダブルブラッシング法とは】

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あまり聞きなれない方々も多いかと思います。

今回は日常的に虫歯予防としてフッ素を取り込む為の効果的方法として、ダブルブラッシング法というものをご紹介します!

方法は簡単。

【1度目の歯ブラシはフッ素配合歯磨き粉で歯磨きを行い、その後しっかりうがいをしてもOK】
【2度目の歯ブラシはフッ素配合ジェルを歯ブラシにつけて、歯に塗り込む。もしくは、最後にフッ素配合洗口剤でうがい】

◇効果的にするための注意点◇

①フッ素を口腔内に行き渡らせ、浸透させるために、歯磨き中の途中に吐き出してしまうのはできるだけ少なめに。
②しっかり浸透させるため、フッ素塗布後の2時間以内の飲食を避けるのが理想。(朝食時などは適宜に合わせる)
③毎日の継続使用。
④歯磨き粉のフッ素濃度は1000ppm程度が適している。うがいができない乳幼児は家庭で使用できる500ppm以内のものがおすすめ。

フッ素配合ジェルや洗口剤の味は個人差もありますが、決して悪くはないので歯磨き後の爽快感も十分に得ることができます。

【フッ素配合歯磨き粉の効果的使用方法】

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①歯ブラシに年齢に応じた量の歯磨き粉をつけて使用する。(下記の応用量表をご覧ください)
②磨く前に歯磨き粉を一回お口の中の歯全体に広げる。
③約2~3分間、歯磨き粉を泡立たせるよう(発泡させ過ぎに注意して)歯を磨く。
④うがいは約5~15mlの水で、浸透率を高める為、なるべく一回のみ行う。

◇フッ素配合歯磨き粉の年齢別応用量◇

フッ素濃度 表JPGフッ素使用量比較図

今迄は、うがいが出来るようになった4歳頃から歯磨き粉を使用すれば良いと言われていました。
しかし、現在は歯磨き粉の中に含まれるフッ素濃度をコントロールすれば良いという考えから、現在は生後6ヶ月の状態から歯磨き粉を使用することが学術的にも提唱されています。

ただ、2歳以下のお子さんが飲み込んでしまう可能性が高くなる問題もありますので、

まずは歯磨き粉のフッ素濃度は500ppmから使い始める。、
うがいができるようになってから(前述通り約4歳位)フッ素濃度1000ppmの歯磨き粉を使用してみてください。

フッ素は歯のエナメル質表面に浸透すると、歯を丈夫にしてくれます。
日本で発売されている歯磨き粉の90%以上にはフッ素が含まれています。

そのため、しっかりとした知識を持って、フッ素濃度を意識して使い分ける(購入する)のが虫歯予防には大切です。

~中にはフッ素を過剰に怖がる方へ~

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WHOはフッ素を必須栄養素の一つとして認めております。
必須ということは、適切な量を日々摂取しなくてはいけません。いわば、たんぱく質、脂質、炭水化物のようなものです。

しかし、残念ながら日本では各国に比べるとフッ素はカルシウムと同じで、まだまだ摂取量が足りないと言われています。

アメリカ、 カナダ、オーストラアなど諸外国では水道水にフッ素が配合されていて、国家レベルでの対策が取られています。
シンガポールや香港の水道に至っては100%の普及率だそうです。

◇日常的にできる効果的なフッ素の摂取の仕方◇

紅茶やウーロン茶にはフッ素が多く含まれているため、虫歯予防に効果的です。(注※但し茶渋がついてしますリスクはあります。)
土や海水にもフッ素は存在しているので、新鮮なお野菜や魚介類を食べることも、効果的といえるでしょう。
もちろん虫歯予防には、虫歯菌の栄養となってしまう砂糖の摂取をなるべくしないことが基本となるポイントです。

①毎食後にフッ素入り歯磨き粉を使用して歯磨き
②砂糖を使用した甘いお菓子やジュースのかわりに果物を食べたり、お茶を飲むようにする

この2点を意識して頂ければと思います。

~まとめ~

1985年時点ではフッ素入り歯磨き粉の割合は10%でした。
現在はと言うと、発売されている歯磨き粉の90%がフッ素含有のものとなっています。

10年以上前まで歯磨き粉はあくまでも《歯磨きの補助剤》という位置付けでした。
今では《未成熟な歯に対しての積極的な予防剤》という考えになっています。

日本における歯磨き習慣の定着率は95%ですが、残念ながらまだまだ正しい予防は浸透しているとは言えないでしょう。
日本では虫歯はまだまだ多いのが現状です。歯磨き粉の効果的な使い方が浸透していないのもその理由の一端だと思われます。

しおばら歯科医院ではお子様の検診、クリーニングの仕上げに年齢に合わせた口腔内の成熟度により、クリニック仕様の高濃度の9000ppmのフッ素を塗布をしています。
クリニックでのメンテナンスももちろん重要です。しかし、毎日少量のフッ素を取り入れていただくとより効果がありますので、ぜひ積極的に使用してみて下さい。

歯が浮く感覚?それって何が原因?

「歯が浮く感じがする・・・。」その原因は!?

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何だか他の歯に比べて、一本だけ歯が浮き上がっている?感覚がある。

鏡を見ても特に変化は見られない。

もしかしたら大きな病気の前兆かもしれません。

今回のテーマでは歯が浮く原因を紹介し、それぞれへの対処法をお伝えしています。

~歯が浮く原因は!?これだけは知っておきましょう!~

「激しい痛みはない、だけど歯が浮いている感じがする・・・、これって何!?」

「激しい痛みはないけど歯が浮いた感じがあります。いったい、この歯が浮くとはどういった状態で、何が原因なのでしょうか?」

こんな患者様からのご意見をよく耳にします。
まず、歯は顎の骨に埋まっています。その顎の骨と歯は直接くっついているわけではないのです。
「歯根膜(しこんまく)」と呼ばれる薄い繊維状組織によって繋がっているのです。

歯の構造

この歯根膜(しこんまく)の役割はいわばクッションの役割です、噛んだ時の骨に与える衝撃を和らげるために存在します。
また噛んだ時の繊細な感覚や刺激を脳に伝えているセンサーの役割もあるのです。

歯が浮くという状態は、この歯根膜が何らかの刺激やダメージを受けていると考えられます。
血行障害が起こっているために現れる症状なのです。
これは身近なところで例えると、肩こりと同じような状態です。

~「歯が浮く」症状の主な原因そして対処方法~

◇歯が浮く症状に考えられる主な原因7つ◇

①ストレスや疲労
②歯ぎしり
③食いしばり
④歯周病
⑤神経を取る処置を行った術後
⑥歯の根っこの先端に膿が溜まっている
⑦固いものを噛みすぎによる歯への過荷重

では、それぞれについてご説明します。

~ストレスや疲労~

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ストレスや疲れで身体は体液の流れが悪くなります。
それは血液やリンパ液の流れが悪くすることで、頭痛や肩こりが起こったり、倦怠感がでたりします。
その一つに歯が浮く症状も、前述した歯根膜の血行不良によって起こるのです。
また風邪を引いたり体力低下が見られるときに抵抗力・免疫力が落ち、歯が浮いた感じになることがあります。
ストレスや疲労の場合も、血行不良を起こすだけでなく、体の抵抗力も低下させることがあります。

対処方法:休養が大切

こういったことを防ぐためには、まず第一にストレスを解消し、疲労をとることが大事です。
もちろん虫歯や歯周病の疑いがあるなら、早めに治療することをおすすめします。
まず無理せず、十分に休養とるようにしましょう。
血行不良により歯が浮いたときは、セルフケアとしてはブラッシングをしっかりとして歯肉マッサージを行い、血流を良くすることで症状が治まってきます。
また運動したり、歩いたりして体全体の血流を良くすることも効果的です。

~歯ぎしり~

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歯が浮く原因の1つとして、歯ぎしりが挙げられます。
歯ぎしりをすると、過剰な力によって歯は左右に大きく揺さぶり、荷重を大きくかける事になります。
その時に歯根膜が引っ張られたり、のばされたり、負荷がかかりすぎてうっ血してしまい、それで歯が浮く感じがするのです。

歯ぎしりの3タイプ

①~グランディング~

上下の歯をギリギリこすりあわせるもの。(臼磨行動といいます)一般的な歯ぎしりと呼ばれています。

②~クレンチング~

歯ぎしりではなく、音をたてずに歯をくいしばり、かみしめる力が過剰にかかる行動。

③~タッピング~

咬んだ歯をそのままこすり合わせず、上下の歯をカチカチと合わせる行動。

これらの3種類を総称して「ブラキシズム」といいます。
歯ぎしりは無意識に行っていることが症状として多く出ます、特に寝ている間(不随意運動と言います)に見られます。
本人も気づかれずに行っている場合もあるので、長期間にわたって歯ぎしりをしている事があります。
また実際は寝ている時だけでなく、起きている時にも無意識下で歯ぎしりを行っていることがあります。なので気を付けなければいけません。

【原因】

歯ぎしりの原因はまだはっきりと限定できるものはわかってはいないのです。多くはストレスによるものとは言われています。
また睡眠の質にも関連がありますが、その不随意運動の中、深い眠りの時は筋肉動作が抑制されるのですが、浅い眠りになると、その抑制が解け、口腔内筋が通常より過剰に動き始めるため歯ぎしりが起こりやすいのです。
このストレスの他にも、飲酒、喫煙も眠りを浅くすると言われています。
また睡眠時無呼吸症候群や逆流性食道炎なども眠りが浅くなります、そのため歯ぎしりをしやすくなると言われています。

【症状】

歯ぎしりは、歯に対し過剰な荷重で、動かしてしまうだけでなく、顎や頭の筋肉も酷使します。
そのため歯が浮くだけでなく、肩こり、顎の痛みなどさまざまな症状があらわれます。
また、顎関節症や歯周病を悪化させる危険性もあるのです。

歯ぎしりを毎日繰り返していると起こりやすい症状が

※奥歯の咬み合わせ部分にあるでこぼこがすり減る、
※歯自体が割れてしまう
※歯自体が折れてしまう
※治療後の差し歯や詰め物も破損、もしくは外れたりする
こういった症状を未然に防ぐため、歯科医院でチェックしてもらう事が大切です。

【治療法】

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まず、歯ぎしりに対しての治療法として挙げられるのがマウスピースです。
夜寝る時にナイトガードと呼ばれるマウスピースを装着し、歯にかかる荷重負担を軽減させます。
歯ぎしりの原因はストレスである場合が多く、ストレスを軽減させる事も大切です。心と体をリラックスさせましょう。

【全身疾患との関係性も否めない】

逆流性食道炎や、全身疾患による歯ぎしりも考えられます。
たかが歯ぎしりと思わずに、しっかりと診察を受け、対処していくことが大事なのです。

関連記事:歯ぎしりのメカニズムとマウスピースの必要性

~食いしばり~

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通常、口を閉じている状態で上下の歯は触れ合っていません。
ところが状況により気づかないうちに力が入り、食いしばっていることなどがあります。
この時、強い力で歯と歯が接触しつづけ、歯根膜にダメージを与えてしまい、歯が浮く感覚になるのです。

例えば、
パソコンなどを集中して使用している時
運転中
通勤時電車に乗っている時
スポーツをしている時
ゲームなど趣味に没頭している時、などなど・・・・。

またこれらはストレスによっても起こる事もあり、知らずに食いしばっていることがあります。
そして食いしばることで、より一層筋肉が緊張し、頭痛、肩こりなどを引き起こしてしまいます。

【対処法】

まず、無意識に食いしばってしまっている事に気が付くのが大事です。
知らないうちに食いしばっていることが多く、意識的にリラックスさせる事が大切です。
その時は、頬を緩め、奥歯を離し、眉と眉の間を離すよう意識してみてください。自然と緩んだ状態になります。
症状が強い場合は、歯科医院でマウスピースを作成し負担を軽減させる必要があります。

関連記事:スポーツ用マウスピースの重要性とその効果

~歯周病~

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歯周病とは簡単に言えば口腔内の細菌感染症です。
歯みがきがきちんとできていない状態で、知らずに放っておくと歯周病菌が歯ぐきと歯の間から入り込みます。
すると、歯ぐきに炎症を起こします。歯肉炎から歯周病へと悪化し、この炎症のために歯が浮いたような感じがするのです。
特に疲労が蓄積しているときは、体の抵抗力免疫力が落ち、浮いている感じが出やすくなります。

【治療法】

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①プラークコントロールの徹底

歯周病の治療の基本は歯磨き、そして歯科医院での定期検診によるプラークコントロールです。
細菌のかたまりの歯垢(プラーク)をいかにしっかり除去し、付着させないかがポイントとなります。
しかしやはり個人差があり、歯みがきをしているにもかかわらず、磨き残している場合があります。
どの部分が磨き残しやすいのか、どうやったらきれいに磨けるか。
その人によってポイントが違いますので、そこで歯科医院での定期検診チェックが必要なのです。

②歯石除去

プラークコントロールができてくると、歯ぐきが締まります。
この状態からようやく歯石を取ることができます。歯根部分(歯の根っこの部分)まで歯石が付いている場合も、その表面がしっかりきれいにになるまで歯石除去をすることが大事です。
歯石も細菌の凝集体です。そこから更に細菌が入り込み毒素を出し続けますので、きれいに取り除くことが必要なのです。

~神経を取った治療の後~

虫歯が進行してしまい、それが神経まで炎症が及んだ場合、その神経を取らなければいけなくなります。
歯はその神経をとると、その刺激により歯根膜に血液やリンパ液が集まり、悪い状態を回復させようとします。

そのため歯根膜は厚くなり、歯が浮く感じがするのです。

【神経をとってから、歯が浮くような状態が長引くようであれば注意が必要】

歯の構造

通常、神経を取った歯が浮く状態は細菌によるものではなく、また一過性のものが多く、2~3日、長くても1週間くらいで治まります。
もし歯が浮く状態が長引いたり、痛みが出ている場合は、他の原因が考えられます。
その場合、歯科医院にて検査をしてもらい、しっかりと原因をつきとめることが必要です。
~根っこ先端に膿がたまっている~

虫歯を放っておくと歯の内部(根管内)まで感染します。すると神経は死んでしまう事があります。
また既に神経を取って、根っこの治療が終わっている歯でも、様々な原因で再感染することがあります。
この時、根っこの先に膿の袋ができる場合があります。これを歯根嚢胞と言います。

◇膿の圧力で歯が押し上げられる◇

歯が浮く感じがするのは、膿が袋の中溜まり、圧が高まり歯を押し上げようとするためです。
この膿の袋を歯根嚢胞(しこんのうほう)といいます。
歯根嚢胞は急速に発達しません。
何年も放置する事により大きくなってしまい、治療しづらい状態になることもあります。

◇体力が落ちて免疫力が低下している時は感染が一気に加速する◇

普通は痛みがないことが多く、しかし、疲労や風邪、体の抵抗力や免疫力が落ちている場合、感染が一気に加速します。
この時の痛みは非常に激しい痛みを伴います。ですから、こういった事を避けるため、たとえ痛みが無くても、早期治療を行う事が必要なのです。

【治療法】

①根管治療

根っこの中の治療のことです。
歯根嚢胞が比較的、小さい時に行います。
歯やかぶせ物、詰め物などを削り、歯の根っこの中から膿を出します。
痛み、炎症などが治まった時点で、根っこの中をきれいにし、無菌状態で充填します。
そして、再度かぶせ物や詰め物を入れるのです。

②歯根端切除術(しこんたんせつじょじゅつ)

歯根嚢胞を直接取り除く治療です。
嚢胞が大きくなってしまって、根管治療が難しいと判断された場合や根管治療だけでは炎症が治まらない時に行われます。
麻酔をし、歯ぐきを切って、骨を削り、歯根嚢胞を外科手術にて取り除きます。

この時、原因となった根っこの先端部分を除去する事も必要になります。
細菌が入らない様にし、切り開いた歯ぐきを縫合します。
嚢胞自体を取り除くので、再発の可能性は低いです。

しかし、どうしても治療ができない場合、歯を残すのが難しい状態の場合は抜歯になりますので、早めに歯科医院で検査を受けましょう。

~固いものを噛みすぎてしまった場合~

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固いものや同じものを食べ続けると歯が浮いた感じがしてきます。
これは歯に圧力が加わり続けたことで、歯根膜がリラックスできない状況が続き、ダメージを受けた状態になってしまうことが原因です。

◇ダメージを回復させるために、体液が集まってくる◇

身体も同じですが、ダメージを受けると回復させるために歯根膜に血液やリンパ液が集まってきます。
それが理由で歯根膜は厚みを増し、歯が浮いた感じがするのです。
固いものを食べ、歯やあごを使いすぎて酷使し過ぎたと思ったら、安静にしておくことが大事です。
歯が浮く症状が長引いたり、痛みが強く出たりしたら、他の原因が考えられます。早期に診察を受けましょう。

~まとめ~

歯が浮く原因はこの7つをまずは抑えておけば安心です。
違和感が長続きする場合は、何か他の原因が考えられますので、まずは歯科医院で相談してみてください。

今回のテーマはお役に立つものでしたでしょうか?
しおばら歯科医院は、また随時アナタのお口の健康に役立つ歯科情報をお届けしていきます。
長い文章を最後までお付き合い頂き、ありがとうございました!

虫歯が無いのに歯が痛い!?三叉神経痛、その原因と治療

~虫歯が無いのに歯が痛い!三叉神経痛、その原因と治療 ~

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虫歯ではないのに歯が痛い・・・。
そんな不思議な症状に悩む方々はいませんでしょうか。

色々な歯医者に行っても原因がわからない。
もしかすると、それは「三叉神経痛」による症状が原因かもしれません。

この言葉は、中々聞き覚えのない方もいらっしゃるかと思います。
実はこの症状、「三叉神経」という神経の位置が関係する事により歯に大きな影響を及ぼしてしまうことがあるのです。
そのため虫歯がないのに歯に疼痛を感じる。この「三叉神経痛」の疑いも出てくることがあります。

よって今回は、歯科治療に関わりの大きい「三叉神経痛」についてです。
この「三叉神経」というものについてご紹介したいと思います。

~三叉神経痛~

虫歯は無いのに歯が痛い場合、

○歯ぎしり、食いしばりにより歯に大きすぎる荷重がかかっている
○知覚過敏

など様々な原因が考えられます。
しかし「三叉神経痛」は、これらの症状とは痛みや特徴が大きく異なり、原因も別のところにあります。

また
○虫歯
○歯周病
○歯の負担
○知覚過敏

といったあらゆる疑いが除外されるようなケースは「三叉神経痛」による歯の痛みという診断にたどり着くケースがあります。
ではこの「三叉神経痛」とは具体的にどういった症状なのでしょうか。

①「三叉神経」とは

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まず「三叉神経」というものはどのような神経なのかをご紹介します。

「三叉神経」は、脳から顔に下りてくるようにして波及するとても重要な神経であり、顔の左右側頭部(顔の横側)にそれぞれ存在します。
その神経が司るものは痛覚、触覚、冷覚・温覚、などの「知覚」全てであり、顔に痛みを感じたり、皮膚に触った時の感触や冷たさ、温かさなどを感じたりする器官なのです。

つまり顔の皮膚で感じ取るものすべては「三叉神経」の働きで感じているものです。

また「三叉神経」の末端が口の周囲、下顎まで波及しいることから、舌や口を動かすことができるのは、脳からの指示が「三叉神経」を伝達して行われているためと言われています。
よって口を動かして食べ物を咀嚼したり、舌を大きく動かしたりできるのも、「三叉神経」を通して脳から指示を送っているためなのです。

このように「三叉神経」は多くの神経系のなかでも顔の重要な器官を担っています。

②「三叉神経痛」の症状について

「三叉神経痛」とは前述通り、顔の中を通る「三叉神経」という神経が異常な痛みを生じる症状を指します。

その痛みの感じ方は特徴的なものであり、痛みが何分も続いたり(持続性疼痛)、また疼いたり、何もしていないのに突然痛いと感じることなどはありません。
では、どのような痛みなのでしょう?

三叉神経痛は歯を動かしたり、冷たい物を食べたりすると一瞬、強い痛みが走り疼痛が数秒間続いたりします。

この他も顔のどこかしらに触れることで、痛みが走ることがある。
顔を洗ったり鼻をかんだりすると電気が発したようなビリビリする痛みを感じる。
などが特徴的な症状です。

このように口の周囲を触ったり、歯を動かしたりすることで痛みが出るため、「三叉神経痛」を歯痛と誤認してしまう方がとても多いのです。

③三叉神経痛と歯の痛みの違い

虫歯や歯周病といった歯自体の痛みの場合、ズキズキ、もしくはうずうずとした鈍い痛みが数分間、一定以上続きます。
また抜歯後の疼痛とも区別することができ、何もしていない状態でもズキズキ、あるいはうずくような痛みを感じる場合、抜歯をした傷口から出ている痛みと判断できます。
さらに抜歯した場所に何らかの処置をしたことで症状が落ち着けば、抜歯をしたところの傷口が痛いということを断定することが出来ます。

対して「三叉神経痛」の場合、瞬間的な強い痛みを感じそれが数秒程度続き、その後何もなかったかのように痛みは引いてしまいます。
しかし忘れた頃になると、何かの動作をしたことでふたたび強い痛みが走ります。

また季節などによって痛みが変化することもこの症状の特徴であり、ある日突然痛みが落ち着いたり、あるいは逆に痛みがひどくなったりします。
歯の痛みの場合、季節の変化によって痛みに変化はあまりなく、痛み止めでコントロールすることもできます。

「三叉神経痛」の場合でも痛み止めを服用するとある程度痛みの症状を緩和させることができます。ですが、薬が切れるとふたたび同じ症状が繰り返されます。
このように「三叉神経痛」にはそれとわかる特徴的な症状がいくつかあり、自分で痛みを観察して医師に説明し、早く診断をすることができます。

~歯科治療における三叉神経痛の診断および治療~

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「三叉神経痛」は歯に原因があるわけではなく、脳の異常、もしくは血管、神経の状態に問題がある場合などに発症します。
そのため歯の治療をしても症状が変わらないことがほとんどであり、歯科では原因不明とされてしまい、その結果、抜歯することになってしまうことも多くなってしまいます。
しかしそれでも同じ症状が続くと、そこで歯による痛みではないと判断することができるため、「三叉神経痛」と区別するためには抜歯が必要になることもあるのです。

また最近は、インプラント治療を行ったあとに「三叉神経痛」が出るケースが多くなっているようです。

「三叉神経」の末端のひとつは下顎につながっているため、下顎にインプラントを入れたことで「三叉神経痛」が出てしまう可能性は否定できません。
しかしこの時、
インプラントに対する過剰な負荷
インプラント周囲の炎症(インプラント周囲炎)
などに対して、適切な処置をして症状が改善されれば「三叉神経痛」ではないと判断できます。

また先程前述したした「三叉神経痛特有の痛み」を観察することで、患者様自身で「三叉神経痛」の疑いがあることに気づくこともできるはずです。
そしてもし「三叉神経痛」の疑いが強い場合は、大学病院のように大きな病院に症状の相談するようにしましょう。

「三叉神経痛」はMRI検査が有効的であり、脳に異常がないか確認できるとともに、神経の状態も確認することができます。
それにより異常が発見されれば、「三叉神経痛」の原因を特定し確定診断に至ります。

また、ある薬を服用することで「三叉神経痛」と判断できる場合もあります。
それは「カルバマゼピン」という薬です。
てんかんの薬として処方されることがある内服薬です。

この薬は「三叉神経痛」にも有効であるため、これを服用して症状に変化があらわれれば「三叉神経痛」である可能性が高くなります。
このように歯科治療で根本的解決に至ることができない疼痛には、MRIがある大きな病院や原因不明の痛みに対処できる「ペインクリニック」などに相談するようにしましょう。

~悩まずに冷静に相談~

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食べ物を噛んだり冷たい物を食べたりして歯が痛いと感じた場合、多くの方が虫歯といった歯の異常と思われることでしょう。

しかし歯医者では確定診断がされず、痛みも改善されぬままの状態でノイローゼになってしまう方は少なくありません。
しおばら歯科医院では、このような原因不明の痛みにお悩みの方の相談にも親切に応じてさせていただきます。

「三叉神経痛」は、その特徴的症状を見極めることがとても重要で、毎日続くその痛みに諦めてしまわずに冷静に症状を観察して医師、歯科医師に相談してください。

歯が痛いときの受診前、自分でできる応急処置、そしてやってはいけない禁止事項

~歯が痛い時、歯医者に受診する前に歯の痛みを減らす方法、そして絶対してはいけない禁忌事項~

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現在、まさに今、歯の痛みに悩まされている方々は多いのではないでしょうか。
歯の痛みは我慢できないほどの痛みです。
夜中の急な痛み、仕事中の痛み、すぐには歯医者に行けない場合も多いと思います。

また、原因不明の痛み、歯の治療をしたけれどその後の痛みが取れないなど様々に悩まれている方も多いと思います。

今回はまず、急な歯の痛みを和らげるため、とりあえず自分が行える応急処置と歯の痛みの種類についてお伝えします。
ぜひ、参考にしてください。

~急激な痛みのある時の応急処置~

①「ロキソニンS」など市販の痛み止めの服用

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まずは市販の痛み止めを飲んでみてください。
歯の痛みは様々な痛みの中でも激烈なものです。
ですが、一応痛み止めで一時的に痛みを抑えることができます。
例えば第一三共ヘルスケアの「ロキソニンS」は歯科で出される痛み止めの成分とほぼ近いものです。
ただし、痛み止めは一時的に痛みを和らげるだけで根本療法ではありません。
虫歯菌がもっとひどくなる場合があるので、早めに歯医者で診てもらう必要があります。

②冷えピタで痛い歯を冷やす

これは特に急な痛みが出てきた直後に行うと有効的かもしれません。
冷えピタ等を張って頬側から冷やす、もしくは冷水や氷などを口に含み歯を直接冷やす、そうすると痛みが軽減します。
歯の痛みは、歯の中で血液が多くなり神経を圧迫し、内圧が高くなる事によって起こります。
冷やすことによって、血液の流れが遅くし一時的に内圧を和らげる事ができます。

③詰まっている食渣(食べカス)を取り除く

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虫歯によって穴の開いた箇所に食渣(食べカス)や細菌が歯や歯の神経を圧迫して痛みが引き起こされることがあります。
歯や歯茎に食い込んでいる食渣(食べカス)は歯ブラシなどできれいにしてください。
そうすることによって痛みが軽減する事があります。

④正露丸を虫歯に詰める

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虫歯の痛みの対処法としてよく聞く例だと思われます。
大幸薬品の正露丸の効能の中に、

【正露丸の主成分の日局木(もく)クレオソートが、歯の鎮痛鎮静や根管の消毒用として使用されているからです。この場合、正露丸は内服するのではなく、痛みのある虫歯に適量を詰めてお使いください。ただし、一時的な歯痛止めであって、虫歯そのものを治療する効果はありませんので、歯科医で適切な虫歯治療を行ってください。】

と記入されています。

⑤極力、軟らかいものを摂取する

歯に過大な荷重力が加わらないように軟らかいものを食べるようにしてください。
痛い歯には、あらゆる強い刺激が加わると、より疼痛が増します。

⑥夜間・休日救急センターを受診する

かかりつけの歯医者が開いていれば連絡してください。
また、夜間や休日にどうしても痛みが強い場合には、地域の夜間・休日救急センターを利用して下さい。

~歯が痛い時に絶対やってはいけない禁止事項~

①痛い歯をむやみにいじる

歯の周りの汚れや食渣を取ることはいいのですが、歯をあえて揺さぶったり、たたいたりしても痛みは治まりません。
急性症状期には刺激が加われば、痛みが強くなるだけなので、なるべく痛い歯は安静にしてください。

②飲酒

飲酒により、中枢神経系が一時麻痺し、痛みを暫間的に忘れることができますが、炎症部位の血液の循環が良くなるために、お酒から覚めたその後激烈な強い痛みに襲われます。

③熱い風呂への入浴、激しい運動

入浴、運動は血流を良くします、歯が痛いとき、それにより血圧が上がるようなことは避けて下さい。
血圧が上がると痛みがある歯の血液の循環が良くなり、そこに滞留し、血流で神経を圧迫し激痛を起こします。
また、体を温めると同様の機序で痛みが増します。

~歯の痛みの原因~

①冷たいものがしみる知覚過敏

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冷たいものがしみるときは知覚過敏の可能性があります。
歯肉が退縮することにより根の表面の象牙質が露出し、冷たいものに対して敏感に反応する時があります。
知覚過敏用の歯磨き粉の使用やフッ素塗布を行って、象牙質表面の神経の細かい穴を封鎖していきます。
軽度なものは1,2カ月程度で改善することが多いです。

知覚過敏の詳細は以前のblog「知覚過敏?その原因と対処法」を参照にしてください。

②冷たいものと同時に甘いものがしみる

歯の構造

虫歯が深い所まで進行している可能性があります。
虫歯が表面のエナメル質から象牙質という層に入ってくると、象牙質は神経とつながる細かい管が走っているため、冷たいもの、甘いものなどの刺激を浸透し痛みを感じます。
この時点ではまだ一時的な痛みですぐに痛みは引きます。

治療もまだ神経を残せる可能性が高い状態です。

③熱いものがしみるとき

虫歯が神経の近くまで来ています。
虫歯が象牙質の深いところまで入ってくると温かいものがしみるようになります。
虫歯菌が神経に近いか、神経まで達しています。神経を残せるかぎりぎりのところです。
できるだけ早めに治療し、神経を残すような治療をしてみます。

④何もしていないのに起こる歯の激痛

虫歯が神経まで到達し、歯の中で神経が腫れて膨れ上がると歯に激痛がでます。
神経を取る処置が必要ですが、歯の中で血液があふれかえっているため麻酔が効きにくいので、
治療にも痛みを伴い困難になる場合がよく見られます。

⑤就寝時のズキズキする痛み

虫歯が歯の中の神経の一部を腐らせてしまうと、部分的に神経が残っているため体温が高まった時、痛みを感じる時があります。
虫歯菌が根っこの先から出てしまう前に、事前に根の中の消毒をする必要があります。

⑥咬合時の痛み

⑥-1.虫歯の痛み

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虫歯菌が歯の周囲にある膜(歯根膜)まで入ると噛んだ時に疼痛を生じます。
この膜は噛んだ時に硬い、軟らかいなどを感知する膜です。
この膜に痛みが出始めると神経を取った後の根の治療をしても痛みが取れるのに時間がかかります。

⑥-2.歯周病が原因の痛み

歯周病が進行すると歯の周囲骨がやせてしまいます、周りの骨が歯を支えきれずに噛んだ時に痛みが出ます。
早期治療を行わないと、徐々に骨は溶けてしまう一方です。
そこから最終的に自然に抜けてしまうことがあります。

⑥-3.歯ぎしりが原因となるもの

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歯ぎしりによって歯が揺さぶられて噛んだ時に痛みが出ます。
歯ぎしりは他にも歯をすり減らしたり、歯にひびが入ったりして歯の痛みの原因となります。

詳細は以前のblog「歯ぎしりのメカニズムとマウスピースの必要性」を参照にしてください。

⑥-4.歯が割れているもの

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歯にひびが入ったり、割れていると噛んだ時に痛みが出ます。
部分的に割れている場合はかぶせ物で補うことができますが、根元まで割れていると抜歯する必要があります。

⑦歯茎が痛いとき

⑦-1.虫歯が原因となる歯茎の痛み

虫歯菌が進行し、根の先端から先に骨の中へ虫歯菌が入ると、膿を溜めて、大きく歯ぐきが腫れ、痛みがでます。
歯茎を切って膿を出す必要があります。また、自然に破れることもあり、何度も腫れを繰り返します。
神経をり、根管内の治療をしないと根本的な治療にはなりません。

⑦-2.歯周病が原因で起こる歯茎の痛み

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歯周病(歯の周りから歯周病菌が根っこに向かい歯の周囲を侵す)によって歯茎の中に膿がたまり痛みが出ます。
大きく腫れる場合もあり、その場合は歯茎を切って膿を出す必要があります。
痛みは繰り返しますので早期の治療が必要です。
早期であればあるほど回復がはやいです。

⑦-3.食べカスによるもの

虫歯や歯が欠けたりすると、歯と歯の間に食べカスが詰まり歯茎を圧迫(食片圧入・しょくへんあつにゅう)して、痛みが出ます。
食べカスが詰まらないようにデンタルフロスや歯間ブラシを使って歯と歯の間の汚れをきれいにしておく必要があります。

⑦-4.親知らずによる歯茎の痛み

親知らずは横や斜めに生えていることが多く、細菌のすみかになり歯茎が腫れて、痛みが出ることが多い場所です。
必要であれば早期に抜歯をしたほうがいいでしょう。
詳しくは「∼親知らずが生えてきた∼治療?抜歯?」を参考にしてください。

~歯の治療後の痛み~

①虫歯治療の後に起こる疼痛

虫歯の治療後にしみる痛みが続くことがあります。
神経が過敏になっているためです。大体の場合2~3日で落ち着いてきます。
場合によっては長く続くこともありますが、強い痛みでなければ経過観察し、神経の処置はしないようにします。

②神経を残す保存治療をした後の疼痛

神経をギリギリ残す治療をすると、その後に痛みが出る場合があります。
これは神経の一部に細菌が侵入してしまっているからです。
一時的な痛みであれ鎮痛剤をのみ様子をみます。
痛みが続くようであれば、残念ながら神経を取り、根管治療をはじめます。

③神経を取った後(抜髄)の疼痛

神経を取った後に強い痛みが出てしまうことがあります。
この場合はよほどの場合でない限り、鎮痛剤を飲んでもらいます。
4,5日で治ることが多いのですが、人によっては治療の度に痛みが出てしまう方もいます。
何度も根の中を治療する根管治療を繰り返してしまうと、かえって痛みが続きますので、根の中がキレイであれば薬を詰めてもらい様子を見ます。
半年から1年くらい噛んだ時の痛みや、違和感が残る方がよく見られます。

④被せものをした後の疼痛

被せものをした後、咬合時に痛いと感じることがあります。
これは今まで強く噛めなかったために周囲骨が緩んできているためです。
噛む力を与えていくと周りの歯になじんで徐々に痛みはなくなってきます。
ただし、ひどく痛みが続くようであれば神経を取る処置をする事や、歯にひびが入っていたり割れていたりすれば抜歯を避けれない場合もあります。

~その他の歯が原因ではない痛み~

①上顎洞炎、副鼻腔炎で歯が痛い

鼻の病気から来る副鼻腔炎(歯性上顎洞炎)で歯が痛くなることがあります。
副鼻腔は上の歯の奥歯の根に接しているため、そこから感染を引き起こし副鼻腔炎になると歯が痛くなることがあります。
鑑別診断を行って抗生物質で治ります。詳しくは「上顎洞炎とは?症状とその治療法」を参考にしてください。

②咀嚼筋(そしゃくきん)の痛みによる歯の疼痛

表情筋の中で、噛む力を発揮する筋肉を咀嚼筋(そしゃくきん)と言います。
この中で歯に近い咬筋(こうきん)や側頭部に広がる側頭筋(そくとうきん)の痛みから歯が痛くなることがあります。
筋肉の緊張をほぐすマッサージなどで改善を図ります。

③帯状疱疹(たいじょうほうしん)ウィルスからくる歯の疼痛

ウイルスが原因の急性の神経の炎症です。
虫歯の痛みと同じような強い痛みが出ます。
特徴的に顔面に決まったパターンでの痛みの出現の仕方をします。
歯に何の異常もなく、激痛が出た場合はこの病気を疑います。皮膚科との連携を要します。

④三叉(さんさ)神経痛での疼痛

顔の知覚感覚をつかさどる三叉神経が、血管の圧迫により異常を起こし疼痛の原因になると考えられています。
歯にピリッとした鋭い痛みが慢性的に起こっていることが多く、耳鼻科との連携が必要となります。

⑤偏頭痛、脳腫瘍からくる疼痛

偏頭痛ゃ脳腫瘍など脳神経が原因による痛みで歯が痛くなることがあります。
頭が重かったり、頭痛を伴ったりしていて、歯に痛みがある場合は脳神経外科との連携が必要になります。

⑥狭心症、心筋梗塞などで歯が痛い

狭心症や心筋梗塞等が原因で歯が痛くなること稀にあります。
疲労や様々な原因で、息苦しくなったり疲れやすかったりしていて、歯に痛みがある場合は循環器との連携が必要になります。

⑦心因性による歯の疼痛

うつ病など、心因性の疾患で歯が痛くなることもあります。
歯科的には何の兆候もなく痛みが出ることが多く、しっかりと精査した上で精神科との連携を要します。

虫歯からなる蓄膿症とは?

~虫歯から蓄膿症になる?~

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虫歯から蓄膿症になるとは?
鼻と虫歯の関係性は薄いと考える方々は多いかもしれません。

今日は、虫歯が進行すると蓄膿症になるお話をしたいと思います。

 

~蓄膿症とは?~

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蓄膿症とは頬の後ろ側には上顎洞と言う空洞があります、そこに炎症が起き、膿がたまる症状です。
ちなみに蓄膿症は、古くから使用されている俗称で、歯科業界での正式名称は「歯性上顎洞炎」と言います。

 

~蓄膿症は耳鼻科領域の治療じゃないの?~

蓄膿症は鼻炎などが悪化してなるイメージが一般的だと思います。

蓄膿症は、「鼻が原因の場合」と「歯が原因の場合」のものと二種類あるんです。
耳鼻科では、「副鼻腔炎」という名称で、歯科では「歯性上顎洞炎」と言うのですが、どちらも呼び名が違うだけで症状は同じです。

どちらにしても処置は原因を取り除く事が必要なので、
「鼻が原因なら耳鼻科へ」
「歯が原因なら歯医者で」
治療を受ける必要があるのです。
ただ、症状状態によっては耳鼻科、歯科ともに受診が必要な場合があります。

詳細は以前のblogも参考にしてください「上顎洞炎とは?症状とその治療法」

 

~歯性上顎洞炎は上の奥歯(大臼歯)の虫歯から起こる~

①虫歯の進行が原因

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虫歯が進行して上顎洞に感染を起こしてしまった症例

歯が原因の蓄膿症のほとんどが、奥歯の虫歯や歯周病が重度に進行し、放置した事により起こります。
虫歯や歯周病を放置したことで、上顎から副鼻腔に細菌が繁殖し、膿がたまっていきます。

下顎には副鼻腔との繋がりはありません。下の歯が原因で蓄膿(歯性副鼻腔炎)になることはありません。

②症状について

歯性副鼻腔炎の症状は、

・鼻づまり
・粘り気のある黄色やチョコレート色の鼻水が出る、
・頬の痛み
・頭痛
・鼻から異臭がする
・物を嚙むと痛みが走るなど・・・

炎症を起こした患部を中心に炎症が起き症状が起こります。

 

~インプラントを原因とする歯性上顎洞炎も~

インプラントを施術する際に、骨の厚みが足りない事があります。
上顎の場合は、上顎洞と骨の間に人工骨を足して骨の厚みを作り、インプラントを入れれるようにします。

この外科手術の際に上顎洞粘膜が損傷し、そこから細菌感染を起こし「歯性上顎洞炎」になることがあります。
インプラント手術は、やはり経験値が低いとこういうことで起こるので、歯科医師選びも慎重にならなければいけませんね。

インプラントは非常に廉価なものから高額な所まで様々増えましたが、手術をする歯科医師・使用するインプラント素材も注意してみなくてはいけません。

 

~歯性上顎洞炎、その治療方法~

歯性上顎洞炎の治療は、

①主に歯の根管治療、歯の根の先にある膿を抑えます。
②抗生剤の服用もして頂きます。
③痛みが強い場合は、痛み止めの薬も処方します。
④時には、抜歯をすることで改善することもあります。

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抜歯をしなければならなかった大臼歯。 根がかなり感染をおこしているのがわかる。

 

~重症化する歯性上顎洞炎の危険性~

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根っこのさきから感染を起こし、上顎洞炎となり抜歯適応になった症例

全てとは言えませんが、歯性副鼻腔炎は重症化すると病院で手術と言う事例もあります。
あまりにひどい症状になると、原因となる歯を抜歯し、上顎洞に穴を空けて膿を取り出し、洗浄する手術が必要になるのです。

一応、豆知識ですが、

歯性上顎洞炎の手術は、難しい手術ではないため、失敗する等といったことは聞いたことがありません。
しかし、全身麻酔を使用し、術後は1週間程度の入院が必要となります。
そうならないためにも異変に気づいたら、早めの診察をしてこうならないようにしましょう。

~まとめ~

「上顎洞炎」「蓄膿症」「副鼻腔炎」はほぼ同義語と言っていいでしょう。
それが、「歯」が原因なのか、「鼻」が原因なのか、それとも同時なのかによって治療のアプローチが変わります。
なので、気になる方々は早期の受診をおすすめいたします。

スポーツ用マウスピースの重要性とその効果

歯をあらゆるケガから守るスポーツ用マウスピース(マウスガード)、その効果。

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スポーツをしていて相手の肘やボールが顔に当たったりしてケガをしたことがある方も多いのではないでしょうか。
実際、ケガの治療で歯科に受診する方で多いものは
①交通事故
②転倒
③スポーツ
の順に多いのです。

特に前歯は欠けたり、折れたり、抜けたりすることもあり、その場合によっては治療に高額な費用がかかることもあります。
そのためスポーツ用マウスピースでケガを予防することが重要になってきているのです。

今回はそのスポーツ用マウスピースの効果についてお伝えします。

~スポーツ用マウスピースの効果~

①前歯の破折を防止

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最近ではマウスピースを義務化しているスポーツもあります。
しかし、現状まだまだ多くスポーツに浸透しているとは言えません。
スポーツの器具などの違い、防具、相手との接触、ボール、ボールの形状、様々な口元に当たる可能性のあるスポーツ。
歯が割れる、折れる、場合によっては根っこから歯自体が抜け落ちてしまうことがあります。
このようになったケース、歯の神経が死んでしまったり、保存できず歯を抜歯しなければいけないこともあります。
スポーツ用マウスピースはこのようなリスクから歯を守ってくれます。

※特に注意が必要な矯正治療中の前歯

12~18歳頃まで、学生時代、部活をしながら矯正治療を行う方が多い時期です。
矯正治療は歯を動かす作業です。なので、前歯も含めて歯に動揺をかけています。

そのため、この時期に弱い力でも前歯が脱臼してしまうことがあり、保存できても歯の神経が死んでしまうこともあります。

矯正器具をつけながら使えるスポーツマウスピースもあります。
矯正歯科やスポーツマウスピースを取り扱っている歯医者で相談してみることをお薦めします。

②歯による口腔周囲のケガのリスク防止

スポーツなどで多大な力が急激に顎などに加わると、お口の中で歯は凶器になるのです。
食事などでは舌や頬を噛んでも、反射反応で思い切り咬み込むことはなく、大きくケガすることはそんなにありません。
しかし、スポーツなどでは強い力が急にかかると歯が鋭い事により、頬や舌、唇を切ってしまったり、最悪頬や唇に穴が開くという大きいケガをすることもあるのです。
なのでスポーツマウスピースは歯が凶器にならないように口腔内、そしてその周囲を守ってくれます。

③奥歯の破折を防ぐ

打撃系格闘技スポーツなど、顎を強打する可能性のある種目は相手の肘や頭が顎にぶつかることはよくあります。時には奥歯が強く当たってしまい、欠けてしまうことがあります。
奥歯の場合、大きく破折ことは少ないのですが、小さく欠けることを繰り返し、最終的に歯の表面が削れ、ざらつきを出す事になってしまうことがあります。
スポーツマウスピースの使用で奥歯が欠けることを防ぐことができます。

④脳しんとうを予防する

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上記のようなスポーツなどでから顎を突き上げられると、力が関節に伝わり、頭に強い動揺が及びます。
そこでマウスピースを使う事によって、クッションとなり骨や歯から直接、頭にかかる振動を干渉してくれます。
ただし、脳しんとうに関してはスポーツマウスピースの使用により効果があるかどうかはしっかりとは統計的にまだ立証はされてはいないようです。

⑤食いしばりによる歯やその周囲組織へのダメージの軽減

歯と歯が擦れあい、互いに強く接触する1日の中で食事の時に約15分程度と言われています。
その他の時間は通常、歯と歯の間が少し開いています。
しかし、運動を行っている時に歯をくいしばる方は食事の時より強い力で、長い時間歯と歯が接触するので、歯やその周囲組織にダメージがあります。
食いしばりによって歯の神経が出てしまうところまですり減ってしまったり、歯が揺れたり、欠けてしまったりします。
そのためスポーツマウスピースで歯へのダメージを軽減させる必要があるのです。

~スポーツ用マウスピースの種類、値段、作り方~

①歯医者で作製するカスタムマウスピース

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スポーツ用マウスピースを扱っている歯医者で型を取り、そのかた自身の歯型にしっかりフィットしたマウスピースを作製する方法です。

スポーツ用マウスピースは使用する方の歯並びにフィットしていないと、噛み合わせによっては歯や歯茎に痛みや違和感が強くなり、使えないことがあります。
歯医者で自分の歯型に合った、その方専用の精密なスポーツマウスピースを作り、痛みがあれば調整をし、大切な歯を守ることをお勧めします。値段は約1万5千円〜5万円程度です。

しおばら歯科医院ではスポーツ用マウスピース作製費用は1.5万円からとなります。

②自分の歯型を自分で採って送るマウスピース

通販サイトで型取りキットを取り寄せて自分で歯型を取り、専用サイトに配送してスポーツ用マウスピースを作製してもらう方法です。
初めての方が精密な歯型を自分で取ることはなかなか大変だとは思いますが、ある程度自分の歯並びにあったスポーツマウスピースができるのではないでしょうか。
型取りなどの問題で、作製したのに中々フィットしないという事例もある事も事実です。
値段は約1万円〜3万円程度です。

③熱で温め形を整える既成のマウスピース

既成の販売しているもので、大体の型ができているマウスピースを熱で温め、自分の口に入れて合わせるものです。
既成のマウスピースに自分の歯並びがある程度合っている人であればできるかもしれませんが、歯を守るためのスポーツ用マウスピースとしてはあまりお勧めできない品物です。
値段は500円程度でから様々です。

~スポーツ用マウスピース使用上の注意点~

①虫歯になりやすい

スポーツは頻繁にスポーツ飲料を飲みます。さらに口呼吸になりやく、口が渇きやすいので虫歯になりやすい状態です。
さらにスポーツ用マウスピースを使うと唾液の流れが悪くなり、虫歯のリスクは高まります。
そのためスポーツ用マウスピース使用後、就寝前などは必ず歯磨きやデンタルフロス、フッ素の使用などで虫歯予防を行う必要があります。

②カビに注意!不潔になりやすい

口腔内は細菌がものすごく多い場所です。
スポーツ用マウスピースを使用した後は、柔らかいガーゼなどで磨き、入れ歯用洗浄剤、もしくはマウスピース専用洗浄剤などで殺菌する事をお薦めいたします。
不潔な状態が続くとカンジダ菌というカビ菌が増え、口腔内に悪影響が出たり、口臭の原因にもなります。

③合わないものは歯茎が下がる原因に

合わないスポーツ用マウスピースを使うと歯茎が下がる事が起こることがあります。
歯茎はスポーツ用マウスピースよりも弱い軟らかい組織です。
合わないスポーツ用マウスピースの縁が慢性的に同じ歯茎の部分に当たると、歯茎に炎症が起こり、歯茎が下がってしまう歯肉退縮が起こってしまいます。
場合によっては歯がしみてしまう知覚過敏が起こることもあります。
そのため、歯医者で自分にしっかりと合ったスポーツ用マウスピースを作製し、定期的に歯や歯茎の状態を確認してもらう必要があります。

④熱湯消毒は変形する恐れ

スポーツ用マウスピースは通常シリコン樹脂で作られています。
熱湯をかけたりすると変形し、歯に合わなくなる恐れがあります。
また、大きな温度変化は劣化の原因にもなりますので、洗浄するときはお湯ではなく、必ずぬるま湯、もしくは水を使うようにしてください。

⑤マウスピースによって運動効果は向上する?

スポーツ用マウスピースによって運動効果が向上するのかどうかはまだはっきりとした立証はありません。
ただ、ウェイトトレーニングなど様々なスポーツに効果を示す論文も出ています。運動効果が期待できるようなマウスピース使用を禁じているスポーツもあるようです。
しかし、スポーツ用マウスピースはケガを防ぐためのものと考えてもその重要性は大きいでしょう。

⑥スポーツマウスピースと歯ぎしり用マウスピース、その違い

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スポーツ用マウスピースは歯を保護するため厚みが3〜5mmで柔らかい素材でできています。
歯ぎしり用マウスピースは夜寝ている時に使うもので厚みは1〜3mmで固めの素材でできています。
当院ではスポーツ用も歯ぎしり用もその方によって個人差がありますので、その作製方法、形状、素材がその目的によって変わります。
なので、元々の目的が全然違うために歯ぎしり用マウスピースでスポーツ用マウスピースとして使っても意味がありません。
そのためスポーツの時は専用のマウスピースを使う必要があるのです。

まとめ

もし、前歯をケガした場合、歯が破折したり、抜けたりしてしまい見た目にもかなり重要です。
修復する場合、時間もかかり、その費用も高価になります。
もちろん保険で補われる部分もあります。しかし、人工物は必ず一生使える、というものではありません。
今後、スポーツ用マウスピースは多くのスポーツで義務化されてくるものです。
ぜひ、スポーツ用マウスピースを使い、大切なご自身の歯を守ってあげてください。

仮歯の重要性、そしてその注意事項

治療途中の仮歯、何のためにするの?仮歯の時に注意しておくべき知っておく事

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治療中、仮歯が取れてしまったなんて経験がある方々も多いかもしれません。
仮歯は最終的に入れる被せ物が入るまでに、そこを補うための仮りの歯のことです。

この仮歯は治療をする際そのたびに着脱をします。
取れないようにしっかり最終的なセメントで付けるものではないのです。
そのため、何らかしらの影響で取れてしまうこともあります。

今回は、その仮歯が入っているときの注意点。
取れてしまった時の対処法。ここに重点をおいてご説明させていただきます。
ぜひ参考にしてください。

~仮歯が入っている時の注意事項~

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①硬いものは咬まない

仮歯は治療途中の歯にあわせるため、修正しやすいようにプラスチックでできています。
そのため、最終的な被せものとなるセラミック、もしくは金属と違い強度がありません。
硬いものを噛んでしまうと、咬合時に割れたり欠けたりします。そのため仮歯では硬いものわなるべく避けなければいけません。

②粘着物は咬まない

仮歯は取り外しての操作がしやすいように、着脱できる弱いセメントで歯に接着しています。
そのためにガム、キャラメルのような粘着性の強いものを噛んでしまうと取れてしまいます。
特にガムは同じ樹脂成分で化学的にくっつきやすく、取れやすいのです。
取れた時に間違ってて壊してしまったり、飲んでしまう(誤飲)こともあります。仮歯の間は粘着物を摂取しないようにしましょう。

③治療途中の歯は脆い

治療途中の歯は細い部分や残っていたり、形を小さくしていたり、補強されてはいない部分が多く、歯が脆くなっていたりします。
そのような治療途中の歯に強い荷重が加わってしまう事により、歯自体が欠けたり、割れてしまうことがあります。
そのような場合、治療の前段階からのやり直しが必要になったり、完全に割れてしまうと歯自体を抜歯をしなくてはいけないこともあります。
そのため治療中の歯では絶対強く噛まないよう、硬いものなどは避けてください。

④根治療中の仮詰

歯の根っこの治療中の仮詰は、消毒をしている根の中にバイ菌が入らないようにするものです。
それは治療のたびに取り替えます。そのためわざと強度は弱く、セメントで補うこともあります。
セメント上部が多少欠けたり、取れたりしてもほとんど問題はありません。
もし、セメントが全て取れてしまった場合は、状況によりますのでかかりつけの歯医者に連絡し相談してみてください。

⑤仮歯は長期使用できない

前述しました通り、仮歯は強度の弱いプラスチックを使う事が多いです。
そのた劣化や、すり減りが早かったりします。もとより長く使うことを想定していないのです。
仮歯のままにしてしまうと、噛み合わせが悪くなってしまったり、隣の歯との間から虫歯になることがあります。
適合の良い仮歯は長期間取れないこともありますが、仮歯の中では治療途中の状況が悪化、進行している場合もあるのです。

⑥デンタルフロスの使用方法

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歯茎の腫れ等を起こさないようにするために、仮歯が入っている時にも歯ブラシや、デンタルフロスを使ってください。
歯茎が引き締まり、被せ物の精度が高くなります。
しかし、デンタルフロスを上下に動かしてしますと、仮歯が取れてしまう恐れがあるため、なるべくフロスを入れて横に引き抜くように使ってください。

~仮歯が取れてしまった時の対処~

①取れてしまった時

仮歯が取れてしまった場合、壊れないようにして、すぐに歯医者に連絡し再度付けてもらうようにしてください。
無くしてしまうと再製作しないといけなく、処置が伸びてしまう場合もあります。
決してご自身の判断で接着剤などでは付けずに歯医者にすぐ行くようにしてください。

②欠ける、割れるなどの破折が起こったら

一部分が欠けたり、割れてしまった場合、可能な限り破片を歯医者に持参するようにしてください。
仮歯は修理しやすいため、破折した破片を再度使用することができることがあります。

③間違って仮歯を飲み込んでしまったら

間違って飲み込んでしまった場合、人体に問題が起こることはほぼありません。
誤飲(食道を通り胃に行く)などの場合は全く問題ありません。
ただご高齢の方など誤嚥(気管内に入ってしまう)の場合、呼吸困難になるなんてことも稀にはあるかもしれません、その時はすぐに救急外来に受診するようにしてください。

~仮歯が必要な理由~

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①噛み合わせに変化をおこさないように

仮歯が無いと前後や左右の歯や、上下の噛み合う歯が動いてしまう事があります。、
型取りなどの精密な治療の際、歯の位置が変わってしまうために仮歯を入れて安定させておく必要があります。
出来上がった被せものがしっかりと現在の咬合と合うために仮歯を入れておきます。

②歯を清潔に保つために

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人によって異なりますが、お口の中には常に多数の細菌が多く存在します。
仮歯によって、治療中の歯の表面に、悪影響を及ぼす細菌が付着することを防ぐことができます。
細菌によって汚れた歯は、被せものを付けるときに接着力が落ちる、虫歯になりやすくなる、などのデメリットを生んでしまいます。

③歯茎の位置(歯と歯肉の境目)をしっかり安定させるため

仮歯の形状にによって歯茎の形を変えてしまうことがあります。
仮歯の厚み、形態によって歯茎を周りとなじむような形に整え、安定させることで最終的な被せものとも歯茎がぴったり合う様に形を整えます。
被せたら歯肉との境目があっていなかったり、黒く見えてしまうなどの失敗を減らすためにも重要です。

④歯茎の炎症を引かせる

歯茎に合っていない被せものが入っていると、周りの歯茎が腫れ(炎症)が起こります。
歯茎に合わせた仮歯を入れ、汚れが溜まりにくくする事により歯茎の炎症が改善します。
炎症が取れず、腫れたままの状態で型取りや治療をしてもまた合わない被せものが出来てしまい。再治療が必要となるケースが多いです。

⑤最終的な被せものの形態チェック

仮歯を入れることにより最終的に被覆する被せものの大きさ、形状、発音の仕方、唇のあたり具合、色調、咬合状態をあらかじめ試し診ることができます。
仮歯を使用してみてから担当歯科医に不具合をいうことによって、相談の上、最終的被せものに患者様の希望を含め反映させることができます。

⑥仮歯で顎の関節位置を改善させる

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長期間噛み合わせのズレが起こっていた場合、顎関節にもズレが生じることがあります。そこを仮歯で改善させ、安定させる必要があります。
高さや左右のズレを仮歯を調整しながら元の噛み合わせに戻るようにして、最終的なかぶせ物を作製します。

まとめ

仮歯はあまり重要性を理解されていない方々が大勢いらっしゃいます。
外せなくてはいけないし、かと言って取れてもいけない。
このような仮歯ですので最終的な被せものができるま、患者様自身でも注意事項を理解したうえで大切に扱ってください。

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