豆知識
手洗いの基本
皆様こんにちは。
田端南口のしおばら歯科医院です!
新型コロナウイルスの猛威もあとひと踏ん張りといった所。今が、そしてこれからが肝心な時です。
自分たちにできることを確実に行い、感染も予防していきましょう。
まずは、落ち着いて行動することが大切です。
そんな今日は感染予防の一つ、「手洗い」のお話していきます。
感染予防の要にもなる手洗いについてです。
今だからこそ、皆さんの参考になることもあると思います!
~感染対策の基本~
感染とは?
「感染」とはウィルスや細菌等の病原体が生体侵入し、臓器や組織内で増殖することをいいます。
「感染症」とは病原体によって発症する疾病です。
発病すれば「顕性感染」、発病しなければ「不顕性感染」と言います。
免疫によって病原体に対して生体が抵抗力を備えていることで、
病原体に対して生体の感受性が高い顕性感染と生体の感受性が低い不顕性感染の2つが存在するのです。
したがって、感染しても必ずしも発症するとは限りません。
「感染連鎖」の要因三つ
感染源・感染経路・感受性宿主の3つの要因が満たされることを感染連鎖と言います。
この感染連鎖が成立することで感染症となります。
「感染源」:原因病原体の存在や量、さらには感染性の強さなどによって脅威は異なります。
「感染経路」:接触感染、飛沫感染、空気感染によってその経路様々異なります。
「感受性宿主」:感染源が宿主内(体内)に侵入する経路となる感受性部位によってその抵抗性が変わります。
~感染対策~
感染対策では、この感染連鎖の三つの要因を断ち切る対策がもっとも重要とされています。
その対策を感染制御と言い、のためには何をしたらいいのでしょうか?
当院では感染予防のため機材や器具の滅菌を徹底して実施しております。
しかし、院内のドアノブなど、色々な所にも感染のリスクは実はあります。
もちろん、そこも消毒しています。しかし、目に見えない感染源を完全に除去することは不可能に近いのです。
なので、感染経路のシャットアウトが予防手段として挙げられます。
感染経路のうち、汚染された手指による感染が実は最も多いのです。
そのため、手洗いや手指消毒が大切になります。
~手洗いのポイント~
この時期だからしっかり学ぼう!感染予防と手洗いのポイントについて!
この写真が手洗いや手指消毒が不十分になりやすい部位です。
・普通に注意を要する箇所
・比較的注意を要する箇所
・もっとも注意を要する箇所
特に親指全体や指先、指と指の間は不十分になりやすいので注意が必要です。
~手洗いで特に注意するポイント~
この時期だからしっかり学ぼう!感染予防と手洗いのポイントについて!
①手の平を軽く合わせ、水の飛散を抑えながら指先と手首を流水下で一直線にする。
②石鹸を適量採り、手・手首まで洗える量が必要なため、必ず適量採るようにしましょう。
③指先は念入りに擦り洗う、手のひら、手の甲を洗います。
指先や爪の間の細かいところは意識しないと十分に洗えません。
④親指を手のひらで包み、回しながら洗う
⑤手首を握りまわしながら洗う
手首も含めて念入りに洗います。
⑥流水下で十分にすすぐ。残った石鹸は手荒れの原因になりますので、洗い残しがないか確認しながらしっかり洗い流しましょう。
⑦ペーパーは水分を吸わせるようにして拭い取る。
~追記:注意するポイント~
※できれば温水はお勧めしません
温水は手荒れを引き起こしやすいため、使用を控えましょう。
手荒れがあるときには特に避ける必要があります。
水温を確認すことによって、手荒れを防ぐことができます。
また、手洗い後は保湿を心がけるようにしましょう。
※石鹸のすすぎ時間を短く終わらないようにする
石鹸の洗い残しがあると、手荒れを起こすため、十分にすすぎます。
※水量を多くしないように注意
汚染物質と共に水跳ねを起こすため、水の出る量にも気を付けましょう。
以上が手洗いのポイントです。
少しでも皆さんの参考になり、
皆さまのたくさんの不安が少しでもなくなるよう、
自分たちにできる一つ一つ行っていきましょう。
しおばら歯科医院では十分な換気を心がけ、
いつも以上に器具機材の滅菌消毒を心がけております。
そして、院内で患者様の手の触れるところは定期的消毒を行わせていただいております。
これからも、安全な医療を提供できるようにスタッフ一同励んでまいります。
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