~抜歯後の注意点とは?~
皆さん、歯医者さんで歯を抜かないといけないと言われたことはありますか?
抜かないといけないのは分かってるけど、抜歯をするのは怖い、抜歯後の痛みが怖い、色々な心配な部分があるかもしれません。
そこで、今回は抜いた後に気を付けるべき点をご紹介します。
抜歯直後は血が止まるまでガーゼを噛みます。
抜歯直後にガーゼを噛むことで、血を止めます。
その後も少し唾に混じるように血がにじんできますが、止まるので心配いりません。
家に帰っても血が出てくるようでしたら、清潔なガーゼを再度噛んでみてください。
~当日の強いうがい(含嗽)は避ける~
抜歯後の傷口は、血がかたまりのようにかさぶたになって治っていきます。
うがいをすると、そのかさぶたが取れてしまい、治りが遅くなります、なので強いうがいは避けてください。
~抜歯後の当日は激しい運動、長風呂、飲酒、タバコは避ける~
運動、入浴、飲酒などの血行の良くし過ぎてしまう行動をとると、血が止まりにくくなってしまいます。
早く治すためにも、数日間は激しい運動などを避けてください。
逆に煙草などは末梢血管を縮めてしまうので、傷口の治りを悪くしてしまいます。
~抗生物質はもらった分を必ず飲みきりましょう~
痛み止めは痛くなければ飲まなくても結構ですが、抗生物質は処方された分を飲みきることでその効果があります。
必ず最後まで服用なさってください。
~食事はなるべく反対側の歯で柔らかいものを食べる~
硬いおせんべいなどを抜歯した側の歯で噛むと、傷口に傷をつけてしまうかもしれません。
当日は極力柔らかいものを食べるようにしましょう。
~頬が腫れても冷やさない~
腫れて熱を持っている時、冷たいタオルを当てると楽になります。
ただし、冷やしすぎると血行が悪くなり、治りが遅くなります。
冷えた湿布もやめておいてください。
腫れたり、青くなったりしても、1~2週間で治っていくので、ご安心ください。
~症状が悪化する前に抜くことで、術後の腫れなどの心配も少なくなります。~
抜く必要があると判断された歯は、なるべく早期に抜くようにしましょう!
~そもそも虫歯ってどうなっちゃうの?~
お口の中の問題は、小さな子から高齢者の方まで、年齢を問わず発症する病気です。
しかし、虫歯は心がけ次第で防ぐことが可能です。
そこには大きく食生活と生活習慣が深く関わっています。
今回は、虫歯を予防するための食生活と生活習慣についてお話をしていきます。
~虫歯とは何?~
虫歯とは、ミュータンス菌などのお口の中で悪さをする虫歯菌が作り出す「酸」によって歯が溶ける病気なのです。
そしてミュータンス菌が、その「酸」を作り出すために必要なものは「砂糖」です。
食べかすの中に含まれる砂糖は、ミュータンス菌が棲みつく原因となり、虫歯を作る元凶なのです。
しかし虫歯は一日でいきなりなるものではありません。
虫歯になる前の段階として、歯の表面が酸によって溶ける「脱灰」という状態になります。
この「脱灰」が進行するとやがてエナメル質に穴が開いて齲蝕、わかりやすく言うと「虫歯」に進行してしまうのです。
また虫歯になるのは、4つの要因が重なることで起こることも分かっています。
それは、
①虫歯菌の存在
②糖分(砂糖)
③時間
④歯質
の4つです。
虫歯菌が存在すると、誰でも虫歯になる可能性は出てきます。
そこへ虫歯菌のエサとなる砂糖が長時間お口の中に留まることで、虫歯菌は増殖し虫歯になるリスクは高くなります。
また歯質が虫歯菌に対して強くなければ、歯が溶けやすくなって虫歯へ進行しやすくなってしまいます。
~では虫歯にならないためにすべきこととは・・・。~
いくら頑張って歯磨きをしても、虫歯になってしまう・・・。
このような方々の質問は非常に多く聞かれます。
歯磨きは虫歯予防の基本ですが、歯磨きを頑張っても虫歯になりやすい人は、
食生活など生活習慣の見直しが必要かもしれません。
~砂糖を含んだ飲食物を控える~
上記の通り、砂糖はミュータンス菌の格好のエサです。
砂糖をたくさん含んだお菓子、ジュースなどを摂取しすぎないようにしましょう。
特に炭酸ジュースや乳酸菌飲料はお子さんが好んで摂取しやすいため、与え過ぎに注意が必要です。
またスポーツをやる方々は、スポーツドリンクも意外と砂糖を含んでいるものがあります。
どちらも、普段からの常飲しないほうが良いでしょう。
~お子さんの間食は時間と回数を決める~
お菓子やジュースを口にする時間や回数をきちんと決めることは、虫歯予防に非常に有用です。
一日に何度もお菓子を口にしないよう、時間と回数はきちんと決めておくと良いでしょう。
~歯質の強化~
普段から、虫歯になりにくい強い歯を作ることも大切です。
小魚や海藻など、普段の食事でカルシウム、ミネラルをたくさん摂るように心がけましょう。
またフ、ッ素を摂り入れることで歯質を強くする事もできます。
日常の歯磨きでフッ素入り歯磨き剤を使用する、歯科医院で定期検診でフッ素塗布をしてもらうなど、
虫歯に対して歯を強化しておく必要があります。
中には、歯磨きが適当であっても全く虫歯にならない人もいます。
これは元々の歯質や、持っている虫歯菌が少なさなどが考えられます。
これに対して虫歯になりやすい人は、虫歯になりやすいことをしっかりと自覚したうえで、
上記した注意点に十分配慮して生活を送るようにして下さい。
また定期検診は必ず欠かさず受診し、お口の中に異常がないかどうかチェックしましょう。
虫歯は予防が可能です。
毎日のケアに加え、虫歯になりにくい食生活や生活習慣を送り、
歯科医師から適切なアドバイスを受けてトラブルから歯を守りましょう。
~なぜ歯の治療は時間がかかるの??~
なぜ歯の治療は時間がかかるのか?
【削って詰めて終わり…ではないのです】
虫歯の治療は、削って詰めるだけ…だと思っていませんか?
一昔前の治療方は、そう思われても仕方がないものだったかもしれません。
確かに虫歯は削って詰めれば、治ったと思えるかもしれません。
しかし、その歯は「機能回復した」とは言いがたいのです。
歯は、たとえ1本でも咬み合わせと深く関わってきます。
咬み合う上下の歯が片方でもなければ歯としての機能を果たせません。
そのため歯科治療では、削ったり詰めたりする前に周りの歯や歯肉の状態を調べ、
あなたのお口の中全体の色々な側面からの健康を考えて診療にあたっています。
治療に時間がかかるワケをどうぞご理解ください。
【悪い咬合】
歯科治療では、まず最初に土台を固めをします。
家を建てるとき、最初にすることは地ならしと土台を作ること。歯科治療でも同じです。
土台である歯を支える歯周組織に問題があれば、歯はやがて抜けてしまいます。
そこで我々は、治療を始める前に歯周病検査をし、
その上で歯石除去したり歯周病があればその治療をしたりしてお口の環境を整えます。
それから詰めたり被せたりする治療を行います。
こうしたお口の土台づくりが、最終的に治療後の口腔内を長持ちさせるのです。
【治療は咬合を考えて行います】
歯を喪失してしばらく経過すると、なくなった歯にかみ合う相手の歯は、喪失した空間に向い動こうとします。
また、喪失した歯の両隣の歯は、互いを支える歯がないので空いている方に傾き寄ってきています。
こういう場合、歯だけの治療しても、咬合は狂ってしまっているので、顎関節症や体調不良を起こす原因になる恐れがあります。
そこで、義歯やブリッジなどの治療を始める前に、
これらの動いた歯の位置関係を安定させ、先にかみ合う面をそろえる治療を行います。
~歯を抜いたままにしていると…~
歯が抜けたらすぐに処置をしましょう
噛み合わせの安定している状態
歯は顎の骨にしっかり固定されているわけではありません。
上下28本(親知らずを入れると32本)が、1本1本微妙に動きながら全体としては規則正しく並び、
弓状の歯列(アーチ)を作って、お互いが支え合いながら安定を保っています。
~歯を一本失うと~
1本でも歯を失うと上記したお口の中の安定が壊れていきます。
両隣の歯は抜けた歯の方へ傾斜していきます。
かみ合う相手の歯は支えを失って、上の歯は下へ、下の歯は上に伸びてきます。※これを挺出と言います。
~歯を失ってから放置し続けると~
歯が動きだすと、他の歯も影響を受けてどんどん動き出してしまいます。
そして、かみ合わせのバランスが崩れてきます。
私たちは、かみ合わせのバランスを修正するように歯や口を動かすので、
顎や周囲の筋肉に無理な負担をかけてしまいます。
その結果、顎関節症、姿勢のゆがみなどを引き起こし、不調を訴える例も出てきます。
また、歯並びが悪くなっているので、歯磨きなどのホームケアがしにくくなり、
口の中はむし歯や歯周病が発症しやすい環境になってしまいます。
どこかの歯が痛い時、その歯の痛みは口全体にひろがり、
どこの歯が痛いのかは自分でさえわからなくなることがあります。
どちらかといえば前歯などは、歯がおかしいかあまり間違えることなく感じるかもしれません。
しかし、奥歯に行くほど判別はしにくくなります。
そこで、ある歯科大学で歯の感覚を研究してみたところ、
歯を刺激して、どの歯を触れたかを回答する実験を行ったところ、
3~5本の範囲内の歯を回答する結果が出ました。
特に1歯前方の歯と間違えやすく、第二大臼歯(前から7本目の歯)ではその手前の第一大臼歯と間違える方のほうが正解者より多くなるという結果がでました。
時には痛みが酷い時は、上下の歯痛の区別さえできなくなります。
下の奥歯に虫歯があって痛みの原因となっていても、上の奥歯が痛いと錯覚を起こすこと、またその逆もよくみられます。
上の歯の痛みは顔面の知覚、運動をつかさどる脳神経である三叉神経の2番目の枝、
下の歯の痛みは三叉神経の3番目の枝によってそれぞれ伝えられます。
ですので、痛みが判別できなくなる時は、同じ神経から伝達される信号を脳自身が正確に感知できなくなってしまっているからなのです。
このように、私たちがどの歯が痛いか言い当てるのは難しいのは当然です。
ですので、トラブルを起こしている歯を的確に診断するためには、上下の歯を同時に見ることのできる口全体のレントゲン写真を撮るなど、
様々な方向性から確認する必要があるのです。
~『ドライマウス』をご存知ですか?~
ドライマウスとは唾液の分泌が減少し、
お口の水分が蒸発し乾いた状態が続きます。
すると、舌の痛み、口臭、味覚異常など色々な症状が出現し、虫歯や歯周病などの原因にもなるといわれています。
さて、ではまず次のあてはまる項目があればチェックしてみましょう 。
この中で一つでも該当する項目があればドライマウスの可能性があります。
□ 口の乾きが3ヶ月以上続いている
□ 顎の下が繰り返し、またはいつも腫れてる
□ 乾いた食べ物を飲み込む際にしばしば水を飲む
□ 日中よく水を飲む
□ 夜間に喉が渇いて水を飲む
□ 乾いた食品がかみにくい
□ 食べ物が飲み込みにくい
□ 口の中がネバネバする
□ 口の中が粘ってしゃべりにくい
□ 口臭がある
□ 義歯をしているせいで傷つきやすい
~ドライマウスになる原因は?~
1.唾液を生産する器官である「唾液腺」が活動低下している
◇咬む習慣の低下(唾液腺への刺激低下による活動減少)
◇エイジング(加齢による唾液腺の萎縮)
◇緊張状態(交感神経優位は唾液分泌抑制)
◇内服薬の影響
◇唾液腺疾患
2.口呼吸の習慣化
舌の機能による影響。(筋力低下で舌低位の位置が常態化し閉口しづらくなります)
これはアレルギーなど鼻疾患の影響による鼻の通りが悪いことも関係します。
しかし、口呼吸化によるアレルギー体質への移行という逆の問題も存在します。
3.ストレス
普段は口の乾きを感じることがなくても、緊張すると口の乾きを覚えます。
精神的なストレスもドライマウスの原因になります。
4.飲酒や喫煙
お酒を飲んだ翌朝、口が乾くという経験がある人は多いのでは?
飲酒や喫煙の習慣も唾液分泌量を減らす一因です。
~ドライマウスの予防~
口の乾燥、防ぐポイント
①口の中の保湿
口の乾きを感じたらこまめに水分を補給し、口の中のうるおいを保つようにしましょう。
特に冬場は空気が乾燥するため、お部屋の湿度にも注意を払うようにしましょう。マスクの着用も効果的です。
また、保湿成分配合のマウススプレーなどの使用も効果的です。
携帯できるタイプなら外出先で口の乾きが気になるときも、手軽に使えて便利です。
②食べる時はよく噛む、喫煙・飲酒をほどほどに
唾液は、噛むという刺激が脳に伝わることで分泌されます。
そのため、普段からよく噛んで食べることが大切です。
噛みごたえのある食材をメニューに加えるのも良いでしょう。ガムを噛むのも効果的です。
また、逆に唾液の分泌を減らしてしまう生活習慣は改めましょう。
喫煙者であれば禁煙し、お酒は適量を楽しむようにすれば、健康を損なうことなくドライマウス防止にも役立ちます。
③唾液腺をマッサージ
唾液の分泌を促すために、唾液腺マッサージが効果的です。
強く押さないでやさしくマッサージしましょう。
④舌や口の周囲の筋肉を動かす体操をする
唾液の分泌を促すには、唾液腺のマッサージだけでなく舌のストレッチも良い方法です。
<舌のストレッチ>
舌をできるだけ前に出して、上下・左右に動かしたり、舌先で円を描くように大きく回してみましょう。
<さらに効果を出すには>
口呼吸から鼻呼吸へ(あいうべ体操)
~舌の筋力アップ、食いしばり習慣 (ブラキシズム)の改善につながります ~
<参照:過去blogあいうべ体操とは?>
~ドライマウス(お口の乾燥)があると困る事は?~
1.口腔内の細菌の増殖によるお口の病気の発症。場合により、肺炎や歯周病進行による糖尿病への関与が考えられます。
2.口臭の悪化。上記1.のお口の病気に起因する口臭もありますが、生理的な口臭も唾液の洗浄抗菌能力が発揮されないので悪化します。
3.口腔内の汚れ、慢性炎症の常態化が自律神経に作用する可能性があります。交感神経優位なからだが続くと常にからだは緊張し、睡眠障害、心臓への影響で血圧上昇が起こります。
4.食事の際に唾液の消化酵素の働きが悪く、舌機能低下による味がおいしく感じられない味覚低下や舌痛症を起こします。
5.飲み込みが悪くなる「むせ」、そして高齢の方の誤嚥性肺炎を誘発します。
~お子さんの歯科治療につきそう時、そのポイント~
当院では0歳の赤ちゃんから高校生まで、さまざまな年齢のお子さん達がご来院いただきます。
最初はママが一緒でないとだめで、泣くしかなかった子も大きくなり成長するにつれて平気になります。
3~4歳になれば、待合室でママと離れ、1人で診察椅子に座り、診療室に来てくれる子が増えてきます。
しかし、中にはだいぶ大きくなっても中々歯医者さんへの恐怖が消えずに泣いてしまい診察ができない子も…。
そこで、今回は歯医者さんが苦手な子どもを歯科医院につれていく、そんな時のポイントをお伝えします。
~「こわい(恐怖心)」という気持ちを理解、共有してあげましょう~
いくつになっても歯医者は怖いものです。
小学生の高学年でも泣いたりしまう子は必ずいます。
親御さんはとなりではその子より小さな子が泣かずに治療ができている様子を見ると、
「あんな小さい子にだって頑張ってるのに!どうしてちゃんとできないの!?」
と、つい怒りたくなってしまうお父様お母様もいらっしゃるかもしれません。
でもママやパパはどうでしょう?
まず、お子さんがこわがっているその気持ちを理解してあげましょう。
大人であれば、嫌な場所は行かなければいいけれど、子供はそうしようにもできません。
こんなに嫌なのに、無理矢理連れてこられてきてしまった、なんて思っているかもしれません。どうかその「こわい」という感情も共有してあげれる頼もしい味方でいてあげてほしいと思います。
~大人だってこわいものは嫌~
大人も子供も何を「こわい」と感じるのか、
どの程度の「こわさ」を感じるかは、
それは成人、子供問わず本当に人それぞれです。
お子さんの歯科医院への恐怖は様々で
※お口に水がかかるのがこわい
※お口の中のバキュームがこわい
※削る音がこわい
※ライトがこわい・・・・・etc
様々、それぞれ各個人違います。
「他の子みんなできてるのに!水なんてこわくないでしょ!」
とついつい叱ってしまうママには、
よく「お母さまは虫が好きですか?」と聞くことがあります。
大概のお母さまは「大嫌い」という方が多いですよね。でもお子さんによっては昆虫が好きなお子さんもいらっしゃいます。
その大嫌いな虫を、お顔に近づけてくださいと言われたらどうでしょう?
「小さい子はダンゴムシなんかこわくないですよ!」
「それはただの虫です、ちっちゃいんだからこわいはずない!」
そう言われたって、絶対嫌ではありませんか?
これは極端な例かと思いますが、他の人には平気な事も自分にとっては絶対にできない事も、必ず大人でもあります。
年齢がある程度まで達せれば大丈夫はずだとか、もっと小さい子ができているからできるはずだということではありません。
そんなに嫌なことを、泣きながら一生懸命でも頑張っているということを、気持ちから理解してあげましょう。
~親御さんの不安を子どもは敏感に感じ取っています~
お子様の治療中には
※ママやパパが治療イスの近くにつきそっていいただく場合
※待合室で待っている場合
この二種類の事が多いです。
歯科医院に様々な方針がありますので、
「親御さんの診察室の入ってくることを禁じます」や、
「3歳以上の子は一人で診療室に入ってきてください」というルールを設けてる医院もあります。
逆に「治療中はどんな時でも近くにいてあげてください」という医院もあるかもしれません。
このいずれの場面でも、一番の味方であるママやパパに不安な気持ちがあると、子どもはそれを鋭敏に感じ取って、来院する前から不安を煽ってしまいます。
ですので、歯医者さんが苦手だというママやパパも、お子さんの前ではなるべく不安顔を見せたり、「ちゃんしないともっと痛いよ!」などと言わず、冷静に、そしてリラックスした様子で接してあげてください。
~治療中のお子さんと歯科医師とのコミュニケーションを妨げるのは逆効果です~
まだ親御さんが近くにいないといけないお子様の治療のときに近くにいる場合は、お子さんと歯医者さんとのコミュニケーションを遮らない注意が特に必要です。
例えば、
※歯医者さんからお子さんへの問いかけにかわりに答えてしまったり
※治療中に「痛いの?」「大丈夫?」などと子どもに聞いたり
※「痛いね、痛いね、頑張るんだよ」など、「痛み」の不安を無駄に煽ったり
治療が始まったら、どんなに泣いたり暴れたりしてしまっても、対応は歯科医師、スタッフに任せましょう。
治療時はママやパパは待合室で待っていてもらい、お子さんだけで行うほうがより早く、お子さんと歯医者さん、スタッフとのコミュニケーションがとれるようになることが多いです。
親後さんがそばにいると、泣いて訴えていた子が、自分と歯医者さん、スタッフだけになると、ケロッとして普通にお話ししてくれるケースはよくあります。
お子さんの治療のときに近くに寄り添ってあげたい気持ちはとてもよくわかります。
しかし、ちょっと離れて待合室で待っていてあげるほうがスムーズに治療が行えることもありますので、信頼してお任せしていただけるといいなと思います。
ただ、年齢、成長具合によっては親御さんの付き添い、介助をしていただく事もあります。
そこの支持も医院に一任していただけると助かります。
~治療の後はたくさん褒めましょう~
お子さんを一番応援できるのはママやパパの存在です。その一番大切な役割は治療後のお子さんへの対処です。
治療後に「痛かった?」と聞く方が多いと思います。
しかし、これだと嫌だったけれど一生懸命一人で座り、我慢して痛かった時間がよみがえってしまいます。
できれば「がんばったね!」「一人でできてかっこよかったね!」「きれいな歯になったね!よかったね!」などポジティブに声かけしてあげましょう。
泣きながら治療をしているお子さんの姿を見たりすると、虫歯にさせてしまった自分を責めて「ごめんね」と子どもに謝るママもいます。
しかし、「ごめんね」と言われると、自分は何も悪くないのに、何かいじわるな事をされてしまったのだと思ってしまいます。
例えば、お子さんの治療後に「痛かったね~、いやだったよね~、こんなとこ早く帰ろうね~!」と治療後に必ず声掛けしてしまうお母さまがいます。
そんな声掛けだとお子さんはいつまでたっても治療に対して率先した協力を得られないままです・・・。
虫歯の治療は「悪いことを無理矢理されている」のではなく「虫歯を治し、痛くなくするために歯医者さんと一緒に頑張るんだ!」という認識を持つ事が重要です。
「ごめんね」のような謝罪ではなく、「えらいね」「むし歯いなくなるね」という称賛や褒めてあげる言葉をいっぱいかけてあげてください。
大人も子供も歯科治療は皆さん苦手なものです。
お子さんが頑張っているとき、一緒にいるママやパパの様子、行動、声かけは、治療が今後スムーズにいくかどうかを決めるとても大きな要素であり指標です。
泣いてしまうこともあるかもしれません。泣かないお子さんはいないといってもいいでしょう。
でも、そんなお子さんを歯科医院と一緒に「頑張って歯を治すぞ!」と思えるようにしてあげましょう。
終わったら大好きなママやパパにたくさん褒めてもらい、誇らしい気持ちになれるように、お子さんの頼もしい健康応援団長でいてあげてください。
虫歯じゃないけど、歯が痛い「上顎洞炎」その症状と最適な治療法
頭痛がして、歯も痛い。
自分でどこが痛いのかわからない。また、風邪をひくと症状がひどくなるなる。こんな経験ありませんか?
それは上顎洞炎かもしれません。上顎洞炎は虫歯や歯周病が原因で起こることもあります。
今回は上顎洞炎の時に起こる症状、そしてその原因を分別し治療法をお話しします。ご参考にしてみてください。
①上顎洞炎ってなに?
上顎洞とは頬骨の中、鼻の横、目の下辺りに広がる骨の中の空洞です。
上顎洞炎は上顎洞の中の粘膜が腫れ、膿、鼻水が溜まっている状況なのです。
ひと昔前には一般的には蓄膿症と呼ばれています。
その原因はアレルギー性鼻炎、風邪など、鼻の症状から起こることが多いです。
しかし、虫歯や歯周病で上顎洞炎になることもあります。CTで診断したうえで、抗生物質や歯の治療を行うことで改善します。
溜まった膿は上顎の歯の根元に接しています。上顎洞炎の炎症や圧が上顎の歯の根に影響し、痛みが出ます。
~上顎洞炎の場所~
②上顎洞炎で起こる症状
~頭痛~
上顎洞の周りの骨は、上顎、目の周り、頭の骨まで繋がっているので、上顎洞炎で膿みがたまると、周囲の神経や血管を圧迫してしまい頭痛を起こすことがあります。
~目の周囲の違和感~
上顎洞は目の下まで広がっています。
上顎洞炎になり膿みがたまってしまうと、目の下の骨を圧迫し痛みや違和感を感じることがあります。
~身体を動いた時ひびく~
上顎洞に膿がたまると走ったりした時に上顎洞の中で膿が揺れ動き、上顎の上のあたりが響く感じがあります。
それが疼痛や違和感の原因となります。
~鼻詰まり~
上顎洞炎に膿みがたまると、鼻呼吸する通り道をふさいでしまいます。そこで鼻呼吸ができなくなります。
~歯痛~
上顎洞炎になると上顎洞につながっている上の奥歯の神経の出口が圧迫されます。すると歯が痛くなります。
痛みが強く出る時もあり、虫歯の痛みと混同してしまう時もあります。
~咬合したの時の痛み~
上顎洞炎とは上顎洞の粘膜が炎症を起こた状態を言います。
その炎症が上顎洞につながっており、上顎の奥歯の根の周囲に痛みを及ぼし噛んだ時に痛くなります。
~歯の根元(歯肉)が痛い~
上顎の歯の根元は上顎洞に近いため、上顎洞炎になった時に、その周囲の歯肉を押すと痛みがあります。
~口臭~
上顎洞に膿がたまるため、口臭のように鼻の奥が臭う感じがすることがあります。
③上顎洞炎の原因の分別、そしてその治療法
~鼻が原因からくる上顎洞炎で歯が痛くなる場合~
上顎洞炎の割合の80%は鼻が原因で起こります。
前述しました通り、風邪や花粉症で上顎洞炎になると虫歯でもないのに歯が痛くなることがあります。
歯医者に虫歯かと思っていってみたら上顎洞炎だったことはとても多いです。
鼻炎を伴うのであれば、CTを撮影して歯が原因なのか鼻が原因なのか診断します。
鼻が原因であれば抗生物質を1か月ほど服用して炎症を止めれば、歯の痛みも比例してなくなります。
~歯からくる原因で上顎洞炎になり頭が痛くなる場合~
歯が原因で上顎洞炎になるのは、鼻からくるものの以外で20%ほどです。
虫歯が神経まで広がって根の先から細菌が上顎洞に入ってしまったり、歯周病が進行しても、歯周ポケットから細菌が上顎洞に登り入ってしまうと上顎洞炎になってしまいます。
まずは原因の歯を確認して、抗生物質を服用し、根治療や歯周病の治療をし、細菌が上顎洞に入らないようにできれば歯を抜かなくても済みます。
~重い症状の上顎洞炎~
上顎洞に膿が溜り過ぎてしまうと、目下まで炎症がひどく広がり、腫れてしまうことがあります。あまりに重症化してしまうと、場合によっては外科的に上顎洞に穴をあけて中を洗う処置をします。
まとめ
上顎洞炎は症状がいろいろあります。それだけ非常にわかりにくい病気です。
原因を間違えてしまうと、痛みが続いたり、違う歯を削ってしまうこともあります。
おかしいと思ったら、耳鼻科と連携し、しっかりとした診断を受け、正しい処置を行えば痛みもすぐになくなります。
~ホワイトニング用歯磨き粉、その効果的な使い方~
ホワイトニングはしてみたい。だけど、歯医者に行くのは面倒。
手頃に歯を白くできないだろうか?
そう思ってはいませんか?歯磨き粉でどこまで白くなるのでしょう。
①ホワイトニング用歯磨き粉とは?
歯磨き粉でホワイトニングを謳っている歯磨き粉には、科学的に色素分解してくれる成分が配合されています。
歯磨き粉には「研磨剤」とう成分が配合されており、これは歯の表面に付着したステイン(着色)を「磨いて落とす」成分です。
一般的に、この「研磨剤」という成分により歯に付着したステイン・着色が落ちて白くなったと実感できるという訳なのです。
ですから実際、歯磨きのみで歯質自体が白くなっていっている訳ではないのです。なので、歯科関係者の謳うホワイトニング用歯磨き粉は、ホワイトニング処置後に使用する商品として考えている人がほとんどです。
海外の歯みがき粉の中には、歯科医院でホワイトニングに使用しているホワイトニング用の成分を配合するのに認可が得られているものもあります。
しかし、残念ながら日本ではまだ認められていないのが現状です。
②自宅で使用できる簡単な歯磨き粉でのホワイトニングの方法
「歯磨き粉には、ホワイトニング成分が入っていないとはいえ自宅で自分の歯を白くしたい!」と考えている方は多いと思います。
今回は自宅で出来る範囲でのホワイトニング歯磨き粉を使った「セルフ・ホワイトニング」を書いていきたいと思います。
~STEP1歯の黄ばみを落とします~
市販されている歯磨き粉や消しゴムタイプや、中にはマニキュアタイプのもの、様々な着色を落とすグッズで気になる部分を磨きます。
この時、非常に気を付けて頂きたいのがあまりやりすぎてしまうとエナメル質表層に細かい傷が多数ついてしまい、余計に着色が付着しやすく、取りにくくなってしまうので注意が必要です。
また、この手の製品、商品は使用するのも週に1回程度にとどめておいてください。
そして、海外製品のものは「研磨剤」の成分が非常に大きく粗く、とても傷付けやすいです。当院としてはあまりお勧めはいたしません。
~STEP2黄ばみを落としてからホワイトニング歯磨き粉を使用~
歯の黄ばみをある程度落としたら、ホワイトニング作用を謳っている歯磨き粉で丁寧に歯の表面を磨きましょう。(下記製品など推奨)
黄ばみを落としたことによって色素分解してくれる成分が歯に浸透しやすくなります。
~STEP3歯質が弱くならないように再石灰化を促すフッ素ジェルを使用~
前述したように、歯磨き粉には研磨剤という歯の表面の着色を磨く成分が配合されています。
この研磨剤のおかげで着色が落ちるという一方、歯の表面に細かい傷をつけてしまい着色が付着しやすい歯になってしまいます。
そこで、この傷つきやすい歯質表面に再石灰化促すため、フッ素でそれを手助けしてあげることが大切です。
選択肢としては、ジェルタイプのフッ素であれば研磨剤はほとんど入っていないので安心です。そこを選択する目安にしてください。
③歯医者が勧める代表的なホワイトニング用歯みがき粉
~Brilliant moreブリリアント モア~
歯科で販売さているホワイトニング作用のある歯みがき粉のシェア8割を占めている人気商品です。
「ピロリン酸ナトリウム」という成分がイオンの力で歯の表面からステインを浮き上がらせ、ブラッシング+ハミガキの働きでステインを落とす作用をします。
他の商品と何が違うかというとイオンの力でステインを浮かせて落とすナトリウムが配合されているのです。
ピロリン酸イオンPPがステインと歯の間に浸透し、歯の表面から浮き上がったステインを、歯磨剤の清掃機能※とブラッシングによりすっきりと洗い流し、歯本来の白さを引き出します。
研磨剤で「削り落とす」というイメージとはだいぶ違いがあるのが特徴です。
※ 清掃剤:無水ケイ酸
~アパガード リナメル~
歯科でホワイトニングを行った後に使用するのにお勧めしている歯磨き粉です。
定期検診でのクリーニングや、ホームケアの重要性もアドバイスすることで、患者様のエナメル質ケアと口腔内環境をサポートしていただけます。
ナノ粒子薬用ハイドロキシアパタイトという成分配合率のアパガード最上位品です。
アパガードリナメルは、エナメル質の微小欠損の充填(細かい傷の修復)、表層下脱灰部(初期う蝕)の再石灰化、及び歯垢の吸着除去により、虫歯の予防もし、歯を白くします。
患者さんのホームケア用ペーストとしてご活用いただけます。
値段は少し高く2300~2500円程度ですが、タバコのヤニやコーヒーなどの着色を浮かせて落とす成分が入っていてかつ歯の表面のミクロの傷を埋めてくれ着色のつきにくい歯にしてくれます。
少し値段は張りますが、使用してみれば納得していただけるかと思われます。
~まとめ~
ご自身でできるホワイトニングにはやはり限界があります。しかし、前述した事を参考に、歯科医院でホワイトニングの施術とともに正しくケアを行えば、ホワイトニングの効果を有効的にし、さらに予防効果にもつながるものでもあります。
ホワイトニングを安心して行えるように歯科医院との連携を図りながら気持ちよくお口のケアをつづけましょう。
~はじめに~
「一子を得ると一歯を失う」といわれる言葉があります。
今でも、妊娠すると歯周病になりやすいとか、出産すると歯が悪くなりやすいという話をよく聞きます。
確かに、妊娠する事によって虫歯や歯周病のリスクは高くなります。
しかし、しっかりとしたお口のケアによって予防することも可能です。
妊娠期の歯・お口の健康を保ち、安心して出産を迎えてほしいと思います。
~1.妊娠時に見られる歯やお口の問題と、そしてその対応~
(1)妊娠時に見られやすい問題
•知覚過敏のような冷たいものや熱いものがしみる
•歯や歯肉の痛み
•唾液に粘着感がする
•気分が悪く、(つわりなどで)歯みがきができない
•食事回数が増えてしまい、歯垢(汚れ)が溜まりやすく感じる
(2)~妊娠期の歯・お口の健康のリスク~
妊娠により女性ホルモンが急激な増加します。
妊娠期は口腔内に女性ホルモンの分泌が活発になり、
プレボテラ・インターメディアという歯周病原性細菌が増殖しやすくなります。
また血管透過性が高まり、唾液の粘性が高まり口腔の自浄性が低下し、歯肉の炎症出血が起こりやすくなります。
また、「つわり」による食嗜好の変化、それにともなう歯みがきの困難。
胎児の発育により食事回数増加とそれに応じた口腔ケアが不足しがちになり、
口腔環境は悪化し、虫歯や歯周疾患のリスクは高くなります。
(3)~妊娠中のお口の中の予防対策~
妊娠中は、食生活や口腔ケアの問題が起こりやすいので普段以上に気を付けてもらうことが大切です。
•個人差はありますが、人によっては食事や間食の回数が増したり偏食になったりします、食後の歯みがきやうがいをこまめに行うようにしましょう。
•「つわり」の時には、できるだけ気分・体調のよい時に歯みがきを行い、みがけない時は含嗽(うがい)をしましょう。ヘッドの小さな歯ブラシを使うのもよいでしょう。
•食嗜好も変わりやすいので、糖分の多い飲食物や酸性食品を続けてそれだけを食べることは控えましょう。
~2.赤ちゃんの歯の発育・栄養・保健~
(1)~歯の発育~
赤ちゃんの歯が生え始めるのは生後6~8カ月頃です、歯のもとになる歯の芽(歯胚)ができ始めるのは妊娠7~10週頃です。
妊娠4~5カ月頃からはこの歯胚にカルシウムやリンが固まりちょっとずつ硬い組織になり、歯の形になっていきます。一部の永久歯の歯胚も妊娠期から作られ始めます。
(2)~歯の発育に必要な栄養歯の発育に必要な栄養~
歯を硬く強固にするのはカルシウムやリンばかりでなく、歯胚形成に役立つ良質のタンパク質やカルシウムの代謝を助けるビタミン D、E。歯質の基礎を作るビタミンA、Cなど様々です。
赤ちゃんの丈夫な歯のためにも、バランスのとれた食事を心がけるようにしましょう。
(3)~赤ちゃんの歯科保健健康な状態~
お口の中には様々なたくさんの細菌がいます。虫歯菌の代表的なものは「ミュータンス菌」で、この菌は歯の表面に付着して増殖していきます。
生まれたばかりの赤ちゃんのお口の中にはミュータンス菌はいません。
やがて、家族や周囲の人のお口の中にいたミュータンス菌が唾液などを介して、赤ちゃんの口腔内に入ってきます。
それでも歯が生えないうちはミュータンス菌が定着することはありません。乳歯が生え、糖分を含む食物を摂取するようになると、ミュータンス菌が住み着きやすくなります。
授乳や食事の後はガーゼ(薬局などで売っている歯磨きナップなど)や乳児用の小さい歯ブラシで歯をきれいにしましょう。
~3.妊婦歯科健診・歯科治療~
(1)妊婦歯科検診の有意性
妊婦歯科健診妊娠中は虫歯や歯周病になりやすくなっています。これらの初期症状に自分からは気づきにくいものです。
つわりがおさまる4~5カ月頃(安定期に入ってから)歯科健診を受けて、比較的体調の安定した妊娠中期に歯科治療を済ませておきましょう。
(2)妊娠時での歯科治療
1)~受診時においての注意点~
歯科治療においては、受診時に母子健康手帳を提示してください。
もし、産婦人科医から注意を受けていることがあれば必ず歯科医師に伝えましょう。
できるだけ楽な姿勢で治療を 受け、体調や気分が悪くなった時は遠慮なく申し出ましょう。
2)~歯科治療に際しての留意点~
歯科用エックス線撮影の胎児への影響は歯科治療で通常、医科で用いられるエックス線の放射線量はごくわずかです。
照射部位も子宮から離れているので、お腹の赤ちゃんにはほとんど影響はありません。
妊娠していることを伝えて防護用エプロンを着用するとさらに安心です。
3)~歯科治療の麻酔の使用~
通常の歯科治療に用いられる麻酔は局所麻酔ですので、使用量もわずかです。
治療後は局所分解されるため、胎児にはほとんど影響ありません。
痛みを我慢しての治療は、母体にも胎児にもストレスになります、安定期に適切な使用をして、治療受けられるのがよいと思われます。
ただ、以前での経験で歯科麻酔薬アレルギーがあったり、効きが悪く多量に使用したなどの経験がある場合は、よく担当医とと相談する必要があります。
不安が大きければ出産後に治療を考えてもいいかもしれません。
4)~妊産婦の薬物の服用~
妊娠初期はできれば薬物の服用を避けたいものです、しかし治療によっては服用をしなければならない事などもあります。
中期以降の歯科治療で処方される薬剤は、妊娠中でも安全に使用できる薬剤が選ばれています。
不安や心配がある場合は、担当歯科医、薬剤師に質問するか、産科の担当医に相談しましょう。
当院では妊産婦の方々にこのような事をわかりやすくお伝えできるようにオリジナルの冊子を配布させております。
よりよくご妊娠中の治療を理解したうえで受診し、治療、予防を行いましょう。
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