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~歯科治療は途中で終えてしまう人が半数!!?途中終了、その代償とは・・・?~

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治療まだ終わっていなかったのに行ってない、・・・だいぶ経ってるのでもう行きづらい・・・。そういう経験のある方々も多いと思います。
しかし、これは非常に危険な状況を作ってしまう事があります。今回はそのお話をできればと思っております。

最近歯医者さん受診されましたか?実は毎日の診療の中で受診する方々は大きく分けて2つのグループに分けることができます。

※定期的に受診する方々
※何かがないと受診はせず、前回の受診からかなり間が空いてしまう方々

「受診率」という事での分け方をした場合、あなたはこのどちらのグループに属するでしょうか?

実際現場によって異なるでしょうが、医院によっては、治療終了した患者さんのカルテはいったん「定期検診」用のスペースに置いておくようになる事もあります。

 

ただ、いざカルテを片付ける際にも「この患者さんは定期検診の間隔が短いので出せるようにしておこう」というようなことを裏話として実際によくあります。

そして、その反面、前回の処置までのカルテが定期的な来院が全く見られない場合、既に色褪せている人もいらっしゃいます。
さて、今回は実は歯科診療を途中で忘れてしまい、そのまま何日も放置している方がかなりいる中、
この現状で歯科治療の途中中断で起こる危険性のお話です。

 

~途中中断の理由あれこれ~

皆さんは、歯科医院に通った経験の中で、治療が全部終わっているという自信がありますか?
残念ながら日本では、「歯医者さんは症状が出てから行くところ」という認識がまだ浸透しているのが現状です。

 

中学生くらいまでは歯科検診が学校などであり、中には親御さんも積極的に予防や管理してくれていたこともあって、歯医者さんに行く機会は比較的多いかもしれません。
しかし、高校生くらいから受診する機会が激減し、人が一気に増えていきます。
受験勉強、部活、友達、そして仕事など時間が足りない。多少の歯の痛みもとりあえず我慢しようと思う方々は意外に多いものです。

そうした中で、あなたは歯科治療を途中で「中断」してしまったことはありませんか?

歯の治療は、痛みなくなったら終わり、穴が塞がったら終わり、というのはあくまでも思い込みであり、大きな落とし穴です。

中には「え?終わりかと思ってました?」
という人もいるほど歯の治療に対する認識は甘いことがわかります。
自分で完治したと思いこんでる方は、それは治ったのではなく「処置を開始した」だけ、なんてこともあります。

~途中で歯科治療を中断してしまう人~

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患者様にも色々なタイプの人がいます。几帳面な人、時間的にルーズな人、優柔不断な人など、人は十人十色、皆さまが違う性格です。

だからなのか、歯医者さんのような自分のマイナスを探す嫌な場所では、人は様々な表情と本音を見せてくれます。
そこで、歯の治療を中断する人にはどんな特徴があるのかを分析してみました。
もちろんこれは当院独断ではなく、色々な統計をもとにわかりやすく説明をしているだけです。もしかすると、足りない言葉などもあるかもしれません。ご了承ください。

まずはその前に歯の治療を「中断する理由」を考えてみましょう。

 

・前回での治療で痛みがなくなってしまった
・治療そのものが痛そう、痛い、こわい
・通うのがもう面倒になってしまった
・忙しくて時間が取れず、通えなくなってしまった
・治療は受けたいが、お金に余裕がない
・治療方針、先生やスタッフと相性が合わない
・引っ越しや異動などで通院が困難になってしまった

 

といった様々な事が挙げられます。
しかし、どの理由を見ても、転勤など地方に行かなければいけない患者さんをのぞけば、自身の精神的なものが根底にあることがわかります。

つまり、

「治療を完治させて全うしなければいけない」というご自身のお口の状況把握が薄いということが窺えるのです。

次にこの点から、治療中断する人の特徴をピックアップしてみると

・自分の悪くなった口腔内状態を認めたくない
・治療の必要性を理解できていない
・忘れっぽい(薬や治療の説明などを何度も聞くなど)
・仕事が忙しく時間が不規則
・面倒になってしまいがち
・酷い口の中を見せたくない
・あちこち色々な歯医者を受診している
・歯科恐怖症

もちろんこれに当てはまっていたとしても、きちんと治療に通っている人もいらっしゃいます。要は、口の中を良い状態に保つため、モチベーション(動機づけ)の違いといえますね。

これは、我々歯科医院側にも患者さんに治療を継続させることができないなんらかの原因があります。

・治療や口腔内状況の説明不足
・先生やスタッフの対応の悪さ
・先生やスタッフが威圧的
・もし、立地的に通院が困難なら、紹介状を作成する
・歯科恐怖症などがあれば大学病院などと連携をとる

逆を言えば、これをしっかりとやっている医院を選ぶこと大切になってくるわけです。

~途中で終了してしまうと何故だめなのか~

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それでは、治療を途中で終了してしまうとなぜ危ないのでしょう。
歯医者さんで処置をしてもらい、痛み腫れが治まったから、患者さんは最も不快に感じていた部分が改善したことになります。

○「痛くないからもういいかなと思って」
○「気にならなくなったから」

治療を中断してしまう人の多くはこれが一番多い理由かもしれません。
しかし、これは一時的に改善しただけで根本的に治癒したわけではありません。

「歯が痛い→カラダの緊急SOSサイン」ということを知って下さい。
ですので、痛みがなくなっただけでは、緊急性がなくなっただけだという事なのです。

 

~歯の痛みについて~

バイオフィルムの構造

「歯が急に痛くなった」と歯医者さんを受診したあなたのお口の中はどんな状態なのでしょう。

●穴が開いていますか?
●黒くなっている箇所はありますか?
●歯肉が腫れてはいませんか?
●歯がぐらぐらして揺れていませんか?

歯が痛むには、いろいろな原因があります。
そのため、まずはレントゲン、そして視診(見えている状態)から痛みの原因を診断する必要があります。

その原因によって治療法は異なります。
どんな治療が必要か、場合によっては完治に複数回かかることなどをきちんと説明を受けて理解することが必要です。

そこで治療途中の終了するのがなぜいけないのか、というテーマの答えは、

『細菌(虫歯菌や歯周病菌)による破壊が内部でさらに進行して症状、状態がさらに悪化させてしてしまう』

ということに尽きるでしょう。
そしてこの破壊によってさまざまな症状や炎症をほかの場所にも波及させ深刻な状態になってしまうのです。
虫歯や歯周病はいったん罹ってしまうと自然治癒はありません。それだけ厄介な細菌感染症だということを忘れてはいけません。
症状はなくても細菌はじわじわと侵入していき、組織を破壊しながら勢力を拡大していきます。
侵された歯は限界点まで来ると激痛を起こしたり、膿を溜めて大きく腫れたり崩れてしまったりと想像もしていない事を迎えることになります。
もちろん、単に症状を抑えるための応急処置は可能ですが、あくまでも表面的に今ある症状を鎮めるだけなのです。

仕事先、出張先などで急に痛みが出て、近くの歯医者さんに駆け込むなんてこともあるかもしれません。
しかし、そこで症状を軽減させ終えるのではなく、通院の可能な歯科医院に変えてでも治療は完治までさせましょう。
忍耐力がいる事かもしれませんが、歯科治療は患者様の根気もとても大切になる要素です。
頑張ってお口の健康を維持していきましょう!

歯茎が下がる・痩せる!?その原因とは!?

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歯茎が痩せる、もしくは下がる、その症状を「歯肉退縮」といいます。
きちんと毎日しっかりと歯磨きをし、ケアをしていれば進行は遅らせることができます。

それでも歯茎が下がってしまうのなら、以下のような原因が考えられます。

①加 齢

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若い方々は少しお口のお手入れを怠っていたとしても、そんなに大きな影響は感じないかもしれません。
ですが、歯茎は一般的に「10年で2ミリ」下がると言われています。
つまり、20代に比べると、50代の方の歯茎は6ミリも下がってしまうということです。

②歯周病

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現在、一番の原因として挙げられるのが、日本の80%以上もの人がかかっているといわれている歯周病です。
歯周病になると歯茎に炎症がおき、歯と歯茎の間にプラーク(歯垢)そして歯石などがたまります。
すると炎症が進み、歯を支えている骨が溶けてしまうこともあります。

歯周病は重度になるまで自覚症状がない事が多く、気づきにくいものです。

やはり毎日の丁寧な歯磨きが予防していくにはとても重要です。

③やり方を間違えた歯磨き

実は歯磨きも要注意!
歯の磨きすぎや力の入れ過ぎによって歯茎が傷つき痩せることがあるのです。
虫歯を防ぐためにゴシゴシと強く磨く方も多いでしょう。しかし、力を入れて磨くことによってやわらかい歯茎が傷つき削れて、それが歯茎の老化につながるのです。

他にもロングストロークという大きく動かしすぎる磨き方や、サイズの合わない歯間ブラシなどを使い無理に通そうとするなどの行為も、歯茎を傷め退縮せさせてしまう原因になります。

力を入れずとも、正しい歯磨きの方法をしっかり実践することでプラークはキレイに落ちます。
ゴシゴシと力任せに磨こうとせず、マッサージをするような感覚で優しく時間をかけて磨いてあげましょう。

④噛み合わせ(咬合関係)

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歯茎が下がる原因のひとつに、噛み合わせもあります。
噛み合わせにより一部の歯が強く噛み合わさってしまう場合、その部分の歯周病や歯肉炎を伴い、歯茎が痩せて歯根が見えてくることがあります。(咬合性外傷)

また、歯軋りなども同じく、極度な咬合力が加わった場合に歯茎に影響がでます。
歯列矯正なども、歯を人工的に動かしたことが原因で歯茎が下がることもあります。なので、矯正中の方々は特にケアが重要になります。

⑤痩せた歯茎の改善・治療法は?

自分なりに丁寧に歯磨きをしていても歯茎が下がってしまうことはあります。
そして、一度下がった歯茎をもとに戻すことはそう簡単なことではありません。

ただ、難易度は高いのですが、絶対に戻らないというわけではありません。
気になる方は歯科医に相談してみることをお勧めします。

治療法としては、『遊離歯肉移植』『結合組織移植』という2つの治療法があります。
これは、他の部位からとってきた歯肉・結合組織を、痩せて下がってしまった部分に貼りつけるという外科的施術方法です。
移植してから数ヶ月後に歯肉となります。

これらの方法は医師の高い技術や患者さんの歯茎の状態に大きく関係するため、じっくりと診断を行ってもらってから治療法を決めていきましょう。
専門医のいる大学病院などで行われる事が多い施術方法です。

⑥退縮を予防する方法は?

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ここまで歯茎が痩せる・下がる原因をご紹介してきました。

しかし、この歯肉を下げる一番の原因は歯周病です。
その一番の予防方法は、やはり歯磨きの改善です。
以前のブログにも記しました通り、歯周病の進行を防ぐことが、歯茎が下がってしまうのを防ぐことに大きくつながります。

まずは、
就寝前必ず磨くことを徹底します。歯磨きをせずに寝ると口内は細菌だらけ。
寝ている間に、歯を守ってくれる唾液量がグンと減りますので、寝ている間の菌の増殖を抑えるためにも寝る前の歯磨きが大変重要です。
夜寝る前と朝起きた後、そして食後は歯磨きをする、という習慣付けをしましょう。
blog「プラーク」、「バイオフィルム」、「歯石」の違い参照

歯ブラシ選びも重要です。歯周病の進行を防ぐため「軟らかいブラシ」「小さなヘッド」のものが最適です。
歯ブラシが傷んでくると磨いている歯肉をも傷つけてしまう恐れがありますので、歯ブラシは1~2ヶ月を目安に交換するようにしましょう。
歯磨き粉は付けなくてもいいくらいですが、なるべく粒子が細かい薬用歯磨き粉がおすすめいたします。
歯ブラシは、ペンを持つように持ちます(ペングリップ)、この持ち方が余計な力が入らず丁寧に磨ける方法です。
そしてマッサージをするように、力を入れず小刻みに動かすように磨いていきます。
(blog正しいブラッシングとは?参照)

いかがでしたでしょうか?
皆様のお口の健康増進の手助けになれれば幸いです。
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虫歯を削り、除去して詰め物、被せ物をしている方は多くおられると思います。
詰め物、被せ物などは保険適用される銀歯を始め、レジン、セラミックなど色々あります。

詰め物、被せ物は一見隙間がなく作られているように見えますが、時間の経過とともに空隙ができ、その隙間に細菌が入り込みます。
細菌がそこに入り込むとせっかく残った歯が再び虫歯になることもあります。それを二次カリエスと言います。

では、どうすれば詰め物、被せ物の下から虫歯にならないよう防止すればいいのでしょうか。
ここでは、治療をした歯を更に虫歯にならないよう防止する方法について説明します。

1.まずは虫歯にならない予防を徹底する

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まず、皆さんに念頭に入れてもらいたいのは、歯は虫歯のない、削られていない元々の状態が一番虫歯になりにくいということです。
被せ物でも小さな詰め物でも、いずれにせよ歯と詰め物や被せ物の間にはセメントなどによる繋ぎ目ができてしまいます。
この隙間のギャップをより完璧に小さくしようと、何十年も前から研究、研鑽を重ねていますが、完璧に近いレベルまでギャップをなくすのは至難の業です。

これは専門用語では「マイクロギャップ」と言います。
このギャップの間から虫歯菌が繁殖し、再び虫歯作ってしまう例が多々あります。

それでは元も子もないとお思いになるかもしれません、しかし適切な虫歯予防を行う事により、こういった二次的な虫歯を十分に防ぐこともできると考えられます。

2.虫歯となる環境にしない

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虫歯になる環境を作らないための基本には、歯垢(プラ-ク)などの汚れを長時間、歯面に付着させている状態を作らないことです。

毎日毎食後の歯ブラシはきちんと規則的に行うようにして下さい。
その際、治療を受けた歯はより虫歯になりやすいという事を踏まえて、より注意深く歯を磨くようにしましょう。

ご自身の歯でどの歯がどういった処置を受けていて、詰め物や被せ物などがされているかという事をしっかりイメージできた状態で注意しながら歯磨きを行うのと、
何も考えず、やみくもに盲目的に歯磨きを行っている状態では、ケアの善し悪しに雲泥の差がでます。

3.定期的歯科検診で自分の歯の磨き方をチェック

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歯科医院での検診では、ご自身の口の中がどのような状態になっているのかしっかりと聞き、把握しましょう。
もし、なにも言わないようでしたら、問題ないかどうか質問するようにしましょう。

この事は歯科医院で行なう定期的クリーニングと同じ位とても重要なことですので、検診の際は必ず確認するようにしましょう。

4.デンタルフロスの使用

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日々のご自身での口腔内ケアでは、デンタルフロスの使用は必須と言えるでしょう。

歯ブラシと歯磨き粉で一生懸命ブラッシングを行っても、歯と歯の間の汚れを完璧に落とすことは出来ません。
歯と歯の間の汚れは、フロスや歯間ブラシといった専用の補助器具でしか取れませんので、最低でも1日1回はフロスを使用するようにしましょう。

被せ物の形状によっては、歯と歯の間に汚れがはさまって溜まりやすくなります。
また、隣の歯との間の隙間が大きい被せ物でも、歯と歯の間に挟まった食べ物が歯肉にあたり、傷つけてしまう原因ともなります。

フロスを使用する時、少し力をいれてみて入る時ある程度の抵抗感を感じるくらいがベストな隙間の大きさなのです。

5.唾液量が多くなるように生活習慣に変える

食事の際はよく咬み、たくさん唾液量が出てくるようにするのも、虫歯予防に効果的です。
というのも唾液には、虫歯菌の働きを抑制する作用があり、唾液量や質は口腔内を健康に保持する上で重要な要素になるからです。

唾液が少ない口腔のことを「ドライマウス」といいます。
ドライマウスになりやすい生活習慣の例としては、喫煙や口呼吸等が挙げられます。

食事時は唾液が出やすいですが、食事以外の時でも適度に唾液が口腔内にしっかり分泌されているように生活習慣を心がけましょう。

6.歯並び改善

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歯並びも正しいプラ-クコントロ-ルを維持する上で重要な要素となります。

歯の大きさに比べ顎の骨が小さく、何本の歯が重なっているように生えている場合、十分なブラッシングを行うのは困難です。
また、自浄作用といって、歯は食事をする際に歯が噛みあう事によって、自然と汚れを落としていく働きがあります。

しかし、その一方で開口といって上下の前歯が噛み合わず、咬んだ状態でも前歯が開いてしまっている歯並びのケースだと、
プラ-クが前歯にかなり付着して、前歯の歯と歯の間から、虫歯になってくる事が多いです。

現在は、成人の方でも矯正治療を行う方々も増加しております、治療計画の相談の際に、そういった事も含めて話し合うようにして下さい。

7.治療の判断

プラ-クが付きにくく、汚れをブラッシングなどで取りやすい状態を作るというのは、患者様だけでなく、歯科医師も考慮すべきことになります。

歯を喪失した例でインプラント治療か、ブリッジ治療かどちらにしようか悩む方もいらっしゃるかと思います。その場合、ただ単にコストだけを判断基準せず、ご自身に合った治療方法を歯科医師と相談の上、判断決定して下さい。
というのも、ブリッジ治療はデンタルフロスを通せないところが出てくるので、どうしても汚れがたまりやすい所がでてきます。

歯科治療におけるメリット、デメリットを、患者様側はきちんと理解して、歯科医師としっかりと合意できた治療を選択するのが最も望ましいでしょう。

まとめ

虫歯の再発を防止するには、まず歯科治療を受けた事ですべてを完結したと考えないことが、最も大切になります。

治療した歯は、弱った元の歯を修理して使っている状態だということを理解し、その歯を可能な限り長持ちさせるためには、
定期検診に通い治療された歯の状態をチェックし続けていくことを実践して下さい。

~歯ブラシの交換、皆さんどうされてますか?~

~歯ブラシ交換する時期~

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虫歯や歯周病、口臭などの原因はプラーク(歯垢)です。
そのプラークが固まり、厚く層のように取れなくなってバイオフィルムというものになります。
歯ブラシはそのプラーク除去に最も効果的な器具なのです。
もちろん歯間ブラシやフロスも補助的に使用していただければ、より効果的になります。

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皆さん歯ブラシはどのようなタイミングで新しくしますでしょうか?
当院では大体1ヶ月ぐらいで交換するのを勧めてます。
しかし、ブラシの形状により、硬さ・ブラッシング回数・ブラッシング圧などで歯ブラシの劣化は違ってきます。
それは個人個人お人によっても変わってくるというものでもありますよね。

 

~交換時期のわかりやすい目安は?~

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アムステルダム大学での「プラーク除去効率の比較実験」というものがありました。
その結果、

•毛先が開いてしまったハブラシは、新品の歯ブラシと比較しプラーク除去効率が著しく除去効率が落ちた。
•歯磨剤(歯磨き粉)は、プラーク除去効率には影響しなかった。

と予想通りなのですが、
二番目の項目は皆さん見落としがちかもしれませんね。
歯磨剤はプラーク除去ではないのです。あくまでブラッシングの補助的薬効成分なんですね。
そこをはき違えてしまうと、「この歯磨き粉をつかってるから大丈夫」なんて誤解を生んでしまうのです。

そして面白い結果は、
•少し使用したハブラシは新品よりプラーク除去効率が高かった。

という事です。

新品に交換して2・3日は「なんだか磨きにくい」と感じるかたも多いかもしれません、そこから少し慣れてくる過程で、実験でもそのような結果が出ました。
新品の効率が一番良いなら、早め早めの交換をするのが一番ですが、そういうわけではないようですね。

brush-mutans004[1]新品の状態brush-mutans001[1] 一番状態のいい慣れた時期brush-mutans012[1]毛先が開き効率の悪くなる交換時期

よく、歯ブラシは毛先が開いたら交換すると言われてます、
しかし、この実験結果からみるとそれでは少し遅いと思われます。
「プラーク除去効率の低下を感じたら交換」なのが一番ですが、それは一般の方には難しいかもしれません。
そこで毛先を触ってみて弾力が落ちてきたと感じたら交換をし、期間としての目安は1か月。そこを覚えていただけるといいかもしれません。
皆様の参考になっていただければ幸いです。

~乳歯の虫歯、親御さんが知っておかなければいけない事~知識編

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「乳歯に虫歯が出来てしまった。」
「しあげ磨きの時に子供の歯に穴が開いているのを見つけた。」
慌てて電話をかけてこられる親御さんは多いと思います。
中には「自分は子供の時、虫歯で苦労したので子供には虫歯になって欲しくない。」親御さんは皆さん同じ意見だと思います。

「チョコやジュースを控えて、仕上げ磨きもしていたのに・・・。」強い疑念を持つ方々も多くいます。

乳歯の虫歯がなぜ突然出来てしまうのか?
今回は突然できた乳歯の虫歯のメカニズムを全て解説します。
また、その予防法まで今回は数回に分けてお話ししたいと思います。ぜひ、参考にしてみてください。

~親御さんが乳歯の虫歯について知っておいて欲しい事柄~

①虫歯の三大領域

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「歯と歯の間」「歯と歯茎の間」「奥歯の咬む部分の溝」
乳歯に限らず、虫歯がよくできるところはこの三つがあげられます。

特に歯の間などは見た目にはよくわかりづらく、虫歯が進行していても気づくのが遅れるパターンが多く、気づくと突然穴が開いてしまったりします。

乳歯の時期は奥歯の歯と歯の間は詰まっているので、乳歯用デンタルフロスを使わないと汚れが残ってしまいます。成人でもよく言われることですね。

②乳歯の虫歯の色調は黒ではなく白っぽい

乳歯の虫歯は大人の虫歯のように黒ではなく(程度により差はあります)、白っぽい事が多く虫歯になってもそのまま気づかず進行してしまいます。
白い虫歯は「脱灰」と呼ばれる状態で、正しくブラッシングが行われていないと進行してしまう初期虫歯です。乳歯は永久歯に比べ、やわらかいので早期に進行してしまう事が多いのです。

③痛みが出にくく症状に気づきにくい

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子供はまだ痛覚が発達しておらず、虫歯がある程度大きく進行してからでなくては状態がわからない事が多いです。
痛みで発見されるよりも、穴が開いていて、食べカスが詰まって、虫歯からの痛みよりも歯肉からの痛みで気づく場合が多いのです。
痛みの感覚は出たり、引いたりまちまちであることが多いので、子供が痛いと言っても、見過ごされてしまうことがあります。親御さんが小さな変化を見逃さず、しあげ磨きごとに観察してあげることです。

④乳歯の虫歯は成長に合わせた食事の変化に伴い進行がかわります

子供は発達することで味覚も変わります、母乳、離乳食、おやつ、そして食感、味覚が発達してくると、好みの味を覚えて行きます。
おやつなどでは砂糖を多く含む甘味を覚えて行くとその量も増え、乳歯の虫歯の進行をより促進してしまいます。

⑤乳歯はエナメル質が薄い

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歯の表面は大人も子供も、体の中で一番硬い組織であるエナメル質いわれる歯質でおおわれています。
乳歯のエナメル質は大人の半分しかなく、そのため虫歯の進行が早いのです。お口の中では食事の度にお口の中が酸性にちかくなり、歯の中のミネラルが溶けだします(脱灰)。
溶けたミネラルをブラッシングし、唾液などで守りそれを戻す事が再石灰化と言います、実は歯ブラシごとにそれを繰り返しているのです。
ですので脱灰の時点であれば再石灰化で治る可能性があります。しかし、脱灰が進みその下の柔らかい組織まで入り込むと虫歯は一気に広がってしまいます。

⑥乳歯は虫歯が大きくなると神経まですぐに進行します

乳歯は先に述べたようにエナメル質と象牙質の厚みが薄いため歯質にくらべ神経が大きいです。ですので、虫歯になると直ぐに神経まで進行してしまします。
乳歯の神経は永久歯との生え変わりの際にとても重要なものです。ですので、できうる限り神経の治療をしないで進行をとどめておけることが重要になります。

~知覚過敏ってなんでおこるの?~

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CMでもよく出てくるこの単語、「知覚過敏」。知っている方も多いかと思います。
今回はこの知覚過敏についてお話しさせて頂きます。

~知覚過敏とは~

歯医者さんにいっても虫歯は見つからない、でも歯がしみるといった症状がある場合、知覚過敏の可能性があります。
では、虫歯の痛みとの違いは何なのでしょう?
知覚過敏の症状は鋭敏な『一時的疼痛』が特徴です。
なので、持続的な慢性的な疼痛などの痛みが出る場合、それは虫歯である可能性が高いです。

そもそも知覚過敏とはどこが「しみている」のでしょうか?

知覚過敏は正確に『象牙質知覚過敏』と言います。
この象牙質という部分が歯の神経に痛みを伝達しているのです。

 歯の構造

歯の1番外側にはエナメル質という固い層があり、
その次に象牙質の層があります。ですから、何らかの原因でエナメル質に傷がつき、象牙質が露出してしまった場合に、しみや痛みが出てくる可能性があります。
また、歯の根っこの面はエナメル質がなく、セメント質というエナメル質より柔らかい組成の歯質でできています。
歯ぐきがやせ、根っこの表面が見えてくるとこの薄いセメント質から象牙質に刺激が伝わりやすくなります。

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象牙質は目に見えない無数の小さな象牙細管という穴があいており、そこから冷たい水などの刺激が神経に伝わり痛みがでるのです。これが知覚過敏のメカニズムなのです。

~知覚過敏、その原因~

知覚過敏を起こすのには様々な原因があります。代表的な例を挙げてみます。

1:歯磨きの間違い

過度な力を入れてしまった歯磨きをすれば、表層のエナメル質に傷がつき象牙質が表層に見えてきます。
そこからから知覚過敏を引き起こす事があります。
歯磨きする時は力を入れすぎずに優しく磨く事が大切です。

2:歯磨き粉

歯磨き粉の中の成分には研磨剤というものが含まれています。
現在、国内で普通に市販されているものを使用する分には特に問題ありませんが、
すでに知覚過敏が起こっている方などが、大量に使用するなど間違った使用法で行うと、
研磨剤によりエナメル質が傷つくおそれがあります。
さらに、海外の製品などで研磨剤が粗い粒子を使っているものなどもあります。
エナメル質を傷つけてしまいやすいので、使用上には十分注意しましょう。

3:歯ぎしり、くいしばりなどの過度な歯質への負担

睡眠時に歯ぎしりやくいしばりをしたり、日常の中でもくいしばりの癖があると、
歯面の表層が割れたり、小さくひびのように欠け、剥がれてくることがあります。

見た目上は凹んだような感じになり、
エナメル質が凹めば中の象牙質が見え、そこから刺激が伝わります。

4:歯周病

歯周病で歯茎が下がると根っこの表面が見えてきます。
そこに歯ブラシなどや冷水、もしくは熱いものでも、直接刺激が伝わることになると、
知覚過敏の症状を引き起こす場合があります。
知覚過敏には様々な原因があり、他にもいくつかあります。

要するに象牙質に刺激が加わると症状がでやすくなるのです。

~知覚過敏への予防対策~

まずはご自身の知覚過敏は何が原因で起こているのかを把握し、それを除去することが大事です。

先に述べたような原因に心当たりがある方は虫歯より知覚過敏を疑った方がいいかもしれませんね。

しかし、ただ知覚過敏に対し、しみないように処置をしたとしても原因が除去されなければ同じことを繰り返します。
ですから、歯磨きの仕方が間違っている方は正しいブラッシング指導をうけ、
歯ぎしりや食いしばりなどをする方などはマウスガードなどを使いそれを直していく必要があります。

では、象牙質が表面に露出してきてしまっている場合はどうしたらよいのでしょう。
方法はいくつかあります。

まずは歯科医院へ受診をします。

①表面への知覚過敏の薬の塗布を最初に行う。

詳しくは硝酸カリウムというお薬を露出した象牙質に塗布します。そこでなるべく象牙細管から刺激が伝わらないようにします。

②それでもなかなか症状が収まらないとなると次の段階として象牙質が露出している部分をコンポジットレジンという樹脂で埋めます。

③それでも収まらなければ、最終手段として神経をとるという事もあります。

このように知覚過敏の処置は段階ごとに行います。
おうちで知覚過敏用の歯磨き粉を使う事もご自身でできる手段の一つです。

~まとめ~

もしかしたらこれを読んで、似たような症状をお持ちの方々もいらっしゃるかもしれません。
ご自身が知覚過敏かも、とお思いの方は是非一度ご相談下さい。
もちろん、歯がしみるという症状は知覚過敏だけではない可能性もあります。
歯がしみる方は一度歯科医院にで診てもらう事をお勧めします!

~顎が痛い!顎関節症かも?!~

顎を開けたり、閉めたりすると痛い。
お口を開け閉めすると音が鳴る、痛い。
その症状は顎関節症の可能性があります。

いきなりこんな症状がでてきたら不安になる方がいらっしゃるかもしれません。
今回は顎関節症の症状、そして受診、その治療について説明いたします。

~顎関節症とは~

口が開けられない(指二本半が縦に入らない)、
食事の時に顎が痛い、
口を開け閉めすると音がなって痛い。

等の症状があったら、顎関節症が疑われます。

~関節円板のずれが顎関節症を引き起こす?~

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顎関節とはお口を開け閉めさせる関節部分で、肘や膝など体のほかの関節と同様の構造をしています。
顎関節の中に関節円板と呼ばれるクッションの役割をするものがあります。
これは軟らかい組成をしており、骨と骨のあいだに存在することによって、お口の開け閉めを円滑にする運動に役立っています。
関節円盤はいくつかの筋肉に繋がっており、顎関節症患者の7割はこの関節円板が何らかの原因により位置が変動してしまう事によるものと言われています。
関節円板のずれによって、顎に音がなったり、後には疼痛を起こしたりします。

~その他の顎関節症の原因は?~

関節円板のずれ以外には、顎周囲の筋肉の炎症、打撲などの顎関節への強い衝撃によって靭帯が損傷している状態があります。

また稀に、顎関節の筋肉や靭帯が萎縮や拘縮を起こし、骨癒着を起こしてしまう病変を伴うことなどもあります。

~顎関節症になったら!?~

顎関節症かなぁ、と思ったらまずお近くの歯医者さんか、もしくは口腔外科を持つ病院で受診しましょう。

口腔外科とは歯科の専門領域のひとつです。
街の歯医者さんでも口腔外科を標榜している歯医者さんもあります。
口腔外科とは、お口まわりの外科的処置の専門分野で、抜歯、顔の骨の骨折、お口の中の腫瘍の摘出など、扱う病気はさまざまです。

口腔外科は歯科の一種なので、ドクターは医師ではなく歯科医です。
顎関節は噛み合わせに大きく影響される病気です、歯科医や口腔外科医にすみやかに診てもらいましょう。

~咬み合わせが顎関節に大きく影響する~

先に述べましたように顎関節症でおこる関節円板のずれは、いろいろな原因があります。
その一つには過度な力が加わってしまうことにより生じるといわれています。過剰な力で歯と歯を接触させると顎関節に応力がかかり、その力で関節円板がずれてしまいます。
また転んで顎を打ってしまった、殴られたり、競技などで顎を強くぶつけてしまったりしても動揺のずれが起こってしまうことがあります。

~顎関節症の治療方法~

1:マウスピース

顎関節症治療は、日常生活においてお口の開閉運動などに支障をきたさないように改善することです。
つまり患者様が顎関節症による疼痛、開閉の制限などのストレスを感じないようにすることを目指します。
まずはマウスピースをはめてもらう治療が一般的です。ひどい疼痛を伴う場合は鎮痛剤を処方する場合もあります。

顎関節症ではプラスチック製やラバー製のマウスピースを作製します。
マウスピースを使用することによって過度な咬合力でかみしめさせないようにし、顎関節に負担が加わらないようにます。

これは残念ながら市販品では作れません、歯科医院や口腔外科を受診することを強くお勧めします。

 

2:開口訓練

関節円板のずれを正しい位置にもどすための運動を行います。
顎の運動は以下のように行います。

①お口を最大限大きく開けられるところまであける(最大開口位)
②口を開けた状態のままで顎を前方にスライドさせるように出す
③顎を前方に出したままゆっくり閉口し、顎をもとの位置にもどす

この運動を1日10~20回くらい行なってください。

 

3:生活習慣を見直す

日常の生活習慣(クセ)で顎関節症と関連がなさそうにも思われがちです。
痛みがある期間、まず頬杖をついたり、うつぶせ寝をやめてへの影響を少なくしましょう。
また、硬い食品の摂取をなるべく避けます。例えばフランスパン、ビーフジャーキー、硬いステーキなどです。
あとは、管楽器の演奏、バイオリン演奏、スキューバダイビング等も負担がかかりやすいですので避ける方が良いでしょう。

またマッサージは自宅でも効果的です、顎関節部に痛みを伴わない程度にマッサージを行います。
直接あごに負担のかからない生活を心がけましょう。

 

4:口腔外科治療

マウスピース治療や運動療法、生活習慣の見直しをしても治らない場合、口腔外科であります。
関節の中(関節を包む関節包と呼ばれる箇所)を点滴注射で洗ったり、潤滑剤を注入する治療を行います。
またごく稀に、全身麻酔での手術をすることもあります。

 

~その他~

顎関節におこる病気は「顎関節症」と診断されるものが多いのですが、中には他の病気が隠されている事もあります。
以下の症状があった場合、画像検査や血液検査など精密検査を必要とする場合もあります。
検査結果から、脱臼、骨折、腫瘍、炎症などを明らかに診断できない場合、「顎関節症」と診断されます。

 

①関節の疾患

お口を開けてから口が閉まらなくなってしまう顎関節脱臼、何らかの理由で顔面を強打し、顎の骨を折ってしまう顎骨骨折があります。

②炎症性病変

稀に、顎関節に腫瘍(できもの)やリウマチなどのひどい炎症が起こることもあります。
この場合も口腔外科にて専門分野での治療を必要とします。

~まとめ~

顎関節症の要点をまとめます。
・口が開けづらい、顎関節の痛みが続く、顎の関節に音が鳴る、といった症状があったら顎関節症を疑いましょう。
・顎関節症は過剰な咬合力で噛むことによって起こる場合が多い(睡眠時に多くみられます)。
・まず顎関節症が疑われる場合、歯科医院で相談し必要があれば口腔外科も受診する。

大事なポイントは、顎関節症による痛みを我慢して自分の判断で様子見をせず、早めに歯科医院で相談することが重要です。

治らない口内炎、口角炎の原因は!?

~カンジダの原因と薬~

かなり痛みを伴う口内炎、口角炎。なかなか治らない・・・、なんて悩んでいる方も多いのではないでしょうか?

症状によっては自然に治るまで待っている方がほとんどかもしれません。しかし、実は口角炎や口内炎の原因は口の中のカビ菌が原因である可能性があります。カンジダ菌と呼ばれるカビ菌の一種は口の中にいる常在菌の一つで通常は悪さをせず問題はありません。

しかし、寝不足などでの疲労蓄積などで体の免疫力が下がっているときなどに悪さをするのです。今回は口腔内カンジダによる口内炎、そして口角炎の原因と治療法を分けてお伝えします。参考にしてみてください。

~口腔カンジダ症~

カンジダ菌とは、人の口の中にいる常在菌の一つで普段は粘膜上にいます。

簡単に言うとカンジダ菌は真菌と言われるカビです。

このカンジダは普段、唾液などの生体免疫機構によって守られています。

しかし、疲労や疾病などで免疫機構が下がったりすると、カンジダ菌が増殖し体の組織の中に入り、「カンジダ症」となります。
カンジダ症は、そのカンジダ菌が口の中で感染を起こしている状態です。

その種類は大きく分けて二つ。

舌や歯肉に偽膜(ぎまく)と呼ばれる白っぽい膜を作る偽膜性カンジダ症。
口腔内の様々な箇所で刺激痛やピリピリ感がある萎縮性(いしゅくせい)カンジダ症。
 

カンジダ性口角炎はカンジダ症の症状の一つなのです。

~カンジダ症やそれに伴う口角炎の原因~

①唾液量の減少

前述しました通りカンジダ菌は通常、粘膜上に存在します。

粘膜は唾液の自浄作用によって殺菌効果もあり、カンジダ菌が体の中にはいらないようにしています。

しかし、色々な要因がありますが、唾液量が減少するとカンジダ菌が粘膜下へ侵入しカンジダ症を発症させます。特に口角部などは唾液によって守られており、口の中のカンジダ菌が増殖すると口角炎になりやすくなります。

 

②抗生物質による変化

口腔内にはかなり多くの細菌が常在しており、細菌がバランスをとって存在します。色々な疾病により抗生物質を長期間のみ続けなければいけないと、細菌は耐性をもってしまって、抗生物質が効かないカンジダ菌の方が増えてしまいます。

カンジダ菌は真菌のため一般的な抗生物質が効かないのです。

カンジダ菌が口の中で増殖すると、皮下組織にカンジダ菌が入り、そのためカンジダ性口角炎になりやすくなります。

③免疫力低下

寝不足、疲労、子供やご高齢の方の免疫力の不足、エイズなど免疫力が下がるとカンジダ性口角炎になりやすくなります。

免疫力が低下するとカンジダ菌が皮下組織に入りやすく、増殖します。

免疫力の低下は通常では抑えられているカンジダ菌などの常在菌(じょうざいきん)が感染しやすくなる状態です。口腔内に傷などがあればよりそこから感染しやすくなり、口内炎になりやすく、口角などかさぶたが剥がれやすい部分では治りにくくなります。

 

~カンジダ症の治療法~

カンジダ症には普通の口内炎の薬(ステロイド剤)を塗っても意味はなく、「抗真菌薬」の内服が必要です。

抗真菌薬の種類には
ミコナゾール(フロリードゲル経口用)
アンホテンシンB(ファンギソンシロップ)などがあります。
また、ビタミン不足なども考えられるためビタミンB2などが処方されることがあります。

 

薬以外では抵抗力の改善や唾液腺のマッサージ、人口唾液などで口の中の抵抗力を改善することも必要です。

 

~似たような疾病~

口内炎や口角炎と同じような症状に口唇ヘルペスというものもあります。これはカンジダ性口角炎より範囲が広く、水泡ができます。

口唇ヘルペスはヘルペスウイルスによって起こり、カンジダ症は真菌(カビ)で起こります。ヘルペスは口唇や周りに水泡ができ、水泡は破れ、カサブタになり数週間で治ってきます。成り立ちは違いますが、免疫力などの低下でおこるなどの類似点は多い疾患です。

 

~ドライマウス~

ドライマウスとは、その名の通り唾液量が減り、乾燥しやすい状態のことです。

唾液量が減る原因には自己免疫疾患であるシェーグレン症候群や薬の副作用(特に精神疾患の薬)、放射線治療の副作用、ストレスなどによる精神的なものなどがあげられます。

口の中は細菌に対し唾液によって守られています。

ドライマウスになり、その抵抗力が弱くなり、普段悪さをしないカンジダ菌が粘膜の中に侵入しカンジダ症を引き起こしたりします。

唾液量の減少はそのほか、虫歯になりやすかったりします、ひどい口腔内乾燥は内科受診が必要となることもあります。

まとめ

口内炎、口角炎は多くの方が経験したことがあると思われます。
治りにくい原因には、免疫力低下などによってカビ菌の一種であるカンジダ菌が関与する事もあります。一般歯科では口腔内カンジダ症を診断することは難しい事もあります。口腔外科を標榜する歯医者などに診てもらうことをお勧めします。

8020運動を知っていますか?~8020を達成するために

 

生涯、一生自分の歯で食べたいと多くの人が望んでいます。
8020運動は80歳になっても20本以上の歯を残し、「健康的な生活を維持してもらおう」という活動です。

8020運動を達成することは本人の健康だけでなく、医療費や介護費用の削減にも貢献する大切な事業です。
今後の自分にも、医療費などにとってもwin-winの関係を作れる運動なんです。
今回は8020運動を達成するために今からやるべきことをお伝えします。

 

~8020運動とは~

1989年、厚生省と日本歯科医師会が掲げた「80歳になっても20本以上自分の歯を保とう」という運動です。
歯が20本以上あれば、ほとんどの食事が不自由なく食べることができるという基準に基づいて作られました。

 

~現在、その達成率は?~

1989年 達成率は7%程度  80歳で、歯が残っている平均は4、5本でした。
2005年 達成率は21.1%.
2007年 達成率は25%  4人に1人は8020運動を達成している状態です。

 

徐々にその成果は出ていますが、世界に比べるとまだまだ歯への関心は低いのが現状です。

 

~8020運動を達成するために今からやるべき事~

①虫歯や歯周病のリスクを知っておくこと(デンタルIQを高める)

虫歯や歯周病のなりやすさ、なりにくさは人それぞれ個人差があります。
何故か?
それは今までのケアの仕方や、クリーニングの頻度などにも大きく関係します。
お口の中には細菌がたくさんいます。悪さをする菌が多ければ多いほど、その人は虫歯や歯周病になりやすいのです。
ですから、そのような方々はより他人とくらべて注意が必要なのです。
病気や年齢によってもリスクは変化します。自分の口の中にどれぐらいのリスクが存在し、それに対応した個々の予防法を行うこと。
それが8020運動を達成するためには必要なのです。

②唾液が出やすく予防効果の高い口腔内に

唾液には歯や歯茎を守る予防効果の高い多くの成分が含まれています。
よく噛み食事をとること、表情筋をしっかり保ちよく話すこと、口の周りのトレーニングをすることなどで多くの唾液が出ます。
高齢者の方々は薬を服用する量が増えます。

薬の量が増えると唾液の量が少なくなる事が多く、急に虫歯が増えます。
唾液は歯や歯茎、お口の中を守るのに大変重要なものなのです。

③定期的にメンテナンス、チェック、クリーニングをする

歯医者に行く時はどんなときですか?
歯の痛みや歯の詰め物が取れたりだけに行く方は、歯を削ったり、神経を取ったり、様々な治療が必要となります。
その結果、歯の寿命が短くなり、再生能力を失ってしまうのです。
人工物は劣化し、再治療の繰り返しとなります。
そのため、お口の中は極力手を加える治療ではなく、歯を削らない「予防治療」の大切さに早く気づき、メンテナンスを実施していくことが大切なのです。
それが8020運動を達成する近道になるのです。

④相談できる歯医者、歯科衛生士のいる歯医者に通院する事

歯科衛生士は歯石を取ったり、歯の予防ができる、歯を守るための国家資格です。
歯科医はもちろん上記の事も行います。それに加え歯を削ったり、抜いたりする治療も行います。
どちらも歯を虫歯や歯周病から守るのに大切な治療です。

ですが、やはり一番いいのは抜いたり、削ったりしない事ですよね。
8020運動を推進するためにも虫歯や歯周病にならいようにする事が大切です。
そのためには個人個人に合ったケアを歯科医師、歯科衛生士に、「治療」「予防」に細分化して相談できる場所がある事が最も大切なのです。

⑤デンタルフロスなどの補助器具の習慣をつけること

虫歯や歯周病のほとんどは歯と歯の間や歯と歯茎の間、もしくは奥歯の噛み合わせ部分から始まります。
これを「虫歯の三大領域」といいます。
いくら歯磨きを頑張っても、最も磨かなくてはいけない歯と歯の間などはデンタルフロス等でしか取ることができません。
小さい時からデンタルフロスやタフトブラシ等の補助器具の習慣を親御さん方がつけておくことが8020運動を達成するためには必要です。

まとめ

咬むこと、咬めることは寿命を延ばすと言われます。
健康面にも大きく影響し、そのため歯を残すために尽力されている歯科医師が多くいます。
日本人の寿命と歯の寿命はますます伸びていきます。
この先高齢化社会をむかえ、自分の歯を守るための知識をしっかりとつけ、8020運動よりもさらに上の目標を目指していきたいものです。
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  • 【休診日】日曜、祝日
  • 【医院所在地】東京都 北区 田端 1-24-22
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