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子供のお口のケガ ~永久歯にも影響する?お子様の歯のケガ~

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小さなお子さんをお持ちの親御さん方は、普段のお子様の遊びやスポーツなどの様々な怪我を心配する方が多いと思います。
例えば公園のブランコから落ちたり、ボールが当たったり、追っかけっこで顔と顔でぶつかってしまったり、乳幼児であれば電池やボタンを飲み込んだり、心配は尽きないと思います。
その中、お口の中のケガはお子さんの運動量の増える、2歳ごろ、8歳ごろが最も多いと言われています。
お子様は大人と違い、重心が頭部にあります。これは成長上仕方のない事です。
重心が頭部にあるぶん、頭から落ちたり、顔からぶつかったりしてしまうのです。
年齢的に、乳歯のケガ、例えば前歯を打って色が変色する、その後適切な乳歯の治療をしなければ生えてくる永久歯に悪影響を与えることがあります。

また、歯を強く打って永久歯が折れてしまったり、抜けてしまった場合も、早急に歯科医院を受診しましょう。

すばやく適切な治療を受けることで、正常な状態に回復させることが出来ます。

特に、歯が抜けてしまった場合、30分以上乾燥した状態で放置してしまうと歯根膜と呼ばれる歯の根っこんお周りにある大切な組織がなくなってしまいます。
抜けた歯は牛乳、もしくは食塩水 に入れて保管し、乾燥させないようにします。
その状態で歯科医院に持参して頂ければ、歯を元の位置に戻す処置がスムーズに進める事ができます。

~歯及びお口のケガの種類~

歯、及び、お口のケガは、大きく以下のものに分けられます。

・歯が破折してしまった状態
・歯が動揺してしまってる状態
・歯が完全に抜けてしまった状態
・歯が歯茎の中に衝撃で埋まってしまった状態
・唇、歯茎が切れて出血してしまった状態
・打撲などで、骨や顎の関節への悪影響

それぞれに対して、適切な治療法があります。
一番いけないのは、そのまま放置する事であり、必ず歯科医院を受診して下さい。

特に乳歯の怪我を放置してしまうと、乳歯自体が変色してくる、神経が死んでしまったり、歯が正常に生えてこなかったり、曲がって生えてきてしまったり、
生えてきた永久歯の表面のエナメル質が変色している、などの状態があります。

また、その後生えてくる永久歯も、後々になって歯が変色したり、根っこが膿んでしまったりする事もあります。

~歯の怪我の治療方法~

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まずは、速やかに歯科医院を受診。
レントゲンによる検査。(但し、頭や顎を強打し、一時的にでも意識を失うなどの症状があった場合は、整形外科、脳神経外科の受診が先です。)
そして、
①現在のどういった状態どうなっているのか?
②このまま放置してだいじょうぶか?どのようなリスクと可能性があるのか?
③永久歯への影響は?
④具体的な治療法はあるのか?

この4点を歯科医から、まずアドバイスを受けましょう!

具体的な治療法として、
・抜けた歯を元に戻す。(再植手術)
・揺れているだけならその歯に隣接する歯と合わせてワイヤーで固定する。
・神経を一部分取り、お薬でフタをし、セメントを用いて歯の形を復元する。

などがあります。
もちろんこれらを併せて行わなければいけない事もあります。

~まとめ~

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マウスガード一例

歯のケガの予防法、歯のケガの種類、対処法について述べてきましたが、もちろん、怪我をさせない工夫も大切です。

歯のケガの予防法にスポーツ用マウスガードというものがあります。
小さなお子さんであれば、日頃からの注意が必要なのももちろんですが、小中学生でスポーツをされているお子様には、スポーツ用のマウスピース(マウスガード)を作ることができます。

例えば、野球やサッカーなど、コンタクト系の格闘技(空手、柔道など)スポーツをされているお子様で、ケガからのリスクを最小限に防ぎたいということであれば、当院に一度ご相談下さい。
これはもちろんスポーツをたしなむ大人の方々にも非常に有用です。
マウスガードを装着する事によって、大切な歯を、ケガから守ることが出来ると思います。

~知覚過敏ってなんでおこるの?~

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CMでもよく出てくるこの単語、「知覚過敏」。知っている方も多いかと思います。
今回はこの知覚過敏についてお話しさせて頂きます。

~知覚過敏とは~

歯医者さんにいっても虫歯は見つからない、でも歯がしみるといった症状がある場合、知覚過敏の可能性があります。
では、虫歯の痛みとの違いは何なのでしょう?
知覚過敏の症状は鋭敏な『一時的疼痛』が特徴です。
なので、持続的な慢性的な疼痛などの痛みが出る場合、それは虫歯である可能性が高いです。

そもそも知覚過敏とはどこが「しみている」のでしょうか?

知覚過敏は正確に『象牙質知覚過敏』と言います。
この象牙質という部分が歯の神経に痛みを伝達しているのです。

 歯の構造

歯の1番外側にはエナメル質という固い層があり、
その次に象牙質の層があります。ですから、何らかの原因でエナメル質に傷がつき、象牙質が露出してしまった場合に、しみや痛みが出てくる可能性があります。
また、歯の根っこの面はエナメル質がなく、セメント質というエナメル質より柔らかい組成の歯質でできています。
歯ぐきがやせ、根っこの表面が見えてくるとこの薄いセメント質から象牙質に刺激が伝わりやすくなります。

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象牙質は目に見えない無数の小さな象牙細管という穴があいており、そこから冷たい水などの刺激が神経に伝わり痛みがでるのです。これが知覚過敏のメカニズムなのです。

~知覚過敏、その原因~

知覚過敏を起こすのには様々な原因があります。代表的な例を挙げてみます。

1:歯磨きの間違い

過度な力を入れてしまった歯磨きをすれば、表層のエナメル質に傷がつき象牙質が表層に見えてきます。
そこからから知覚過敏を引き起こす事があります。
歯磨きする時は力を入れすぎずに優しく磨く事が大切です。

2:歯磨き粉

歯磨き粉の中の成分には研磨剤というものが含まれています。
現在、国内で普通に市販されているものを使用する分には特に問題ありませんが、
すでに知覚過敏が起こっている方などが、大量に使用するなど間違った使用法で行うと、
研磨剤によりエナメル質が傷つくおそれがあります。
さらに、海外の製品などで研磨剤が粗い粒子を使っているものなどもあります。
エナメル質を傷つけてしまいやすいので、使用上には十分注意しましょう。

3:歯ぎしり、くいしばりなどの過度な歯質への負担

睡眠時に歯ぎしりやくいしばりをしたり、日常の中でもくいしばりの癖があると、
歯面の表層が割れたり、小さくひびのように欠け、剥がれてくることがあります。

見た目上は凹んだような感じになり、
エナメル質が凹めば中の象牙質が見え、そこから刺激が伝わります。

4:歯周病

歯周病で歯茎が下がると根っこの表面が見えてきます。
そこに歯ブラシなどや冷水、もしくは熱いものでも、直接刺激が伝わることになると、
知覚過敏の症状を引き起こす場合があります。
知覚過敏には様々な原因があり、他にもいくつかあります。

要するに象牙質に刺激が加わると症状がでやすくなるのです。

~知覚過敏への予防対策~

まずはご自身の知覚過敏は何が原因で起こているのかを把握し、それを除去することが大事です。

先に述べたような原因に心当たりがある方は虫歯より知覚過敏を疑った方がいいかもしれませんね。

しかし、ただ知覚過敏に対し、しみないように処置をしたとしても原因が除去されなければ同じことを繰り返します。
ですから、歯磨きの仕方が間違っている方は正しいブラッシング指導をうけ、
歯ぎしりや食いしばりなどをする方などはマウスガードなどを使いそれを直していく必要があります。

では、象牙質が表面に露出してきてしまっている場合はどうしたらよいのでしょう。
方法はいくつかあります。

まずは歯科医院へ受診をします。

①表面への知覚過敏の薬の塗布を最初に行う。

詳しくは硝酸カリウムというお薬を露出した象牙質に塗布します。そこでなるべく象牙細管から刺激が伝わらないようにします。

②それでもなかなか症状が収まらないとなると次の段階として象牙質が露出している部分をコンポジットレジンという樹脂で埋めます。

③それでも収まらなければ、最終手段として神経をとるという事もあります。

このように知覚過敏の処置は段階ごとに行います。
おうちで知覚過敏用の歯磨き粉を使う事もご自身でできる手段の一つです。

~まとめ~

もしかしたらこれを読んで、似たような症状をお持ちの方々もいらっしゃるかもしれません。
ご自身が知覚過敏かも、とお思いの方は是非一度ご相談下さい。
もちろん、歯がしみるという症状は知覚過敏だけではない可能性もあります。
歯がしみる方は一度歯科医院にで診てもらう事をお勧めします!

~顎が痛い!顎関節症かも?!~

顎を開けたり、閉めたりすると痛い。
お口を開け閉めすると音が鳴る、痛い。
その症状は顎関節症の可能性があります。

いきなりこんな症状がでてきたら不安になる方がいらっしゃるかもしれません。
今回は顎関節症の症状、そして受診、その治療について説明いたします。

~顎関節症とは~

口が開けられない(指二本半が縦に入らない)、
食事の時に顎が痛い、
口を開け閉めすると音がなって痛い。

等の症状があったら、顎関節症が疑われます。

~関節円板のずれが顎関節症を引き起こす?~

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顎関節とはお口を開け閉めさせる関節部分で、肘や膝など体のほかの関節と同様の構造をしています。
顎関節の中に関節円板と呼ばれるクッションの役割をするものがあります。
これは軟らかい組成をしており、骨と骨のあいだに存在することによって、お口の開け閉めを円滑にする運動に役立っています。
関節円盤はいくつかの筋肉に繋がっており、顎関節症患者の7割はこの関節円板が何らかの原因により位置が変動してしまう事によるものと言われています。
関節円板のずれによって、顎に音がなったり、後には疼痛を起こしたりします。

~その他の顎関節症の原因は?~

関節円板のずれ以外には、顎周囲の筋肉の炎症、打撲などの顎関節への強い衝撃によって靭帯が損傷している状態があります。

また稀に、顎関節の筋肉や靭帯が萎縮や拘縮を起こし、骨癒着を起こしてしまう病変を伴うことなどもあります。

~顎関節症になったら!?~

顎関節症かなぁ、と思ったらまずお近くの歯医者さんか、もしくは口腔外科を持つ病院で受診しましょう。

口腔外科とは歯科の専門領域のひとつです。
街の歯医者さんでも口腔外科を標榜している歯医者さんもあります。
口腔外科とは、お口まわりの外科的処置の専門分野で、抜歯、顔の骨の骨折、お口の中の腫瘍の摘出など、扱う病気はさまざまです。

口腔外科は歯科の一種なので、ドクターは医師ではなく歯科医です。
顎関節は噛み合わせに大きく影響される病気です、歯科医や口腔外科医にすみやかに診てもらいましょう。

~咬み合わせが顎関節に大きく影響する~

先に述べましたように顎関節症でおこる関節円板のずれは、いろいろな原因があります。
その一つには過度な力が加わってしまうことにより生じるといわれています。過剰な力で歯と歯を接触させると顎関節に応力がかかり、その力で関節円板がずれてしまいます。
また転んで顎を打ってしまった、殴られたり、競技などで顎を強くぶつけてしまったりしても動揺のずれが起こってしまうことがあります。

~顎関節症の治療方法~

1:マウスピース

顎関節症治療は、日常生活においてお口の開閉運動などに支障をきたさないように改善することです。
つまり患者様が顎関節症による疼痛、開閉の制限などのストレスを感じないようにすることを目指します。
まずはマウスピースをはめてもらう治療が一般的です。ひどい疼痛を伴う場合は鎮痛剤を処方する場合もあります。

顎関節症ではプラスチック製やラバー製のマウスピースを作製します。
マウスピースを使用することによって過度な咬合力でかみしめさせないようにし、顎関節に負担が加わらないようにます。

これは残念ながら市販品では作れません、歯科医院や口腔外科を受診することを強くお勧めします。

 

2:開口訓練

関節円板のずれを正しい位置にもどすための運動を行います。
顎の運動は以下のように行います。

①お口を最大限大きく開けられるところまであける(最大開口位)
②口を開けた状態のままで顎を前方にスライドさせるように出す
③顎を前方に出したままゆっくり閉口し、顎をもとの位置にもどす

この運動を1日10~20回くらい行なってください。

 

3:生活習慣を見直す

日常の生活習慣(クセ)で顎関節症と関連がなさそうにも思われがちです。
痛みがある期間、まず頬杖をついたり、うつぶせ寝をやめてへの影響を少なくしましょう。
また、硬い食品の摂取をなるべく避けます。例えばフランスパン、ビーフジャーキー、硬いステーキなどです。
あとは、管楽器の演奏、バイオリン演奏、スキューバダイビング等も負担がかかりやすいですので避ける方が良いでしょう。

またマッサージは自宅でも効果的です、顎関節部に痛みを伴わない程度にマッサージを行います。
直接あごに負担のかからない生活を心がけましょう。

 

4:口腔外科治療

マウスピース治療や運動療法、生活習慣の見直しをしても治らない場合、口腔外科であります。
関節の中(関節を包む関節包と呼ばれる箇所)を点滴注射で洗ったり、潤滑剤を注入する治療を行います。
またごく稀に、全身麻酔での手術をすることもあります。

 

~その他~

顎関節におこる病気は「顎関節症」と診断されるものが多いのですが、中には他の病気が隠されている事もあります。
以下の症状があった場合、画像検査や血液検査など精密検査を必要とする場合もあります。
検査結果から、脱臼、骨折、腫瘍、炎症などを明らかに診断できない場合、「顎関節症」と診断されます。

 

①関節の疾患

お口を開けてから口が閉まらなくなってしまう顎関節脱臼、何らかの理由で顔面を強打し、顎の骨を折ってしまう顎骨骨折があります。

②炎症性病変

稀に、顎関節に腫瘍(できもの)やリウマチなどのひどい炎症が起こることもあります。
この場合も口腔外科にて専門分野での治療を必要とします。

~まとめ~

顎関節症の要点をまとめます。
・口が開けづらい、顎関節の痛みが続く、顎の関節に音が鳴る、といった症状があったら顎関節症を疑いましょう。
・顎関節症は過剰な咬合力で噛むことによって起こる場合が多い(睡眠時に多くみられます)。
・まず顎関節症が疑われる場合、歯科医院で相談し必要があれば口腔外科も受診する。

大事なポイントは、顎関節症による痛みを我慢して自分の判断で様子見をせず、早めに歯科医院で相談することが重要です。

治らない口内炎、口角炎の原因は!?

~カンジダの原因と薬~

かなり痛みを伴う口内炎、口角炎。なかなか治らない・・・、なんて悩んでいる方も多いのではないでしょうか?

症状によっては自然に治るまで待っている方がほとんどかもしれません。しかし、実は口角炎や口内炎の原因は口の中のカビ菌が原因である可能性があります。カンジダ菌と呼ばれるカビ菌の一種は口の中にいる常在菌の一つで通常は悪さをせず問題はありません。

しかし、寝不足などでの疲労蓄積などで体の免疫力が下がっているときなどに悪さをするのです。今回は口腔内カンジダによる口内炎、そして口角炎の原因と治療法を分けてお伝えします。参考にしてみてください。

~口腔カンジダ症~

カンジダ菌とは、人の口の中にいる常在菌の一つで普段は粘膜上にいます。

簡単に言うとカンジダ菌は真菌と言われるカビです。

このカンジダは普段、唾液などの生体免疫機構によって守られています。

しかし、疲労や疾病などで免疫機構が下がったりすると、カンジダ菌が増殖し体の組織の中に入り、「カンジダ症」となります。
カンジダ症は、そのカンジダ菌が口の中で感染を起こしている状態です。

その種類は大きく分けて二つ。

舌や歯肉に偽膜(ぎまく)と呼ばれる白っぽい膜を作る偽膜性カンジダ症。
口腔内の様々な箇所で刺激痛やピリピリ感がある萎縮性(いしゅくせい)カンジダ症。
 

カンジダ性口角炎はカンジダ症の症状の一つなのです。

~カンジダ症やそれに伴う口角炎の原因~

①唾液量の減少

前述しました通りカンジダ菌は通常、粘膜上に存在します。

粘膜は唾液の自浄作用によって殺菌効果もあり、カンジダ菌が体の中にはいらないようにしています。

しかし、色々な要因がありますが、唾液量が減少するとカンジダ菌が粘膜下へ侵入しカンジダ症を発症させます。特に口角部などは唾液によって守られており、口の中のカンジダ菌が増殖すると口角炎になりやすくなります。

 

②抗生物質による変化

口腔内にはかなり多くの細菌が常在しており、細菌がバランスをとって存在します。色々な疾病により抗生物質を長期間のみ続けなければいけないと、細菌は耐性をもってしまって、抗生物質が効かないカンジダ菌の方が増えてしまいます。

カンジダ菌は真菌のため一般的な抗生物質が効かないのです。

カンジダ菌が口の中で増殖すると、皮下組織にカンジダ菌が入り、そのためカンジダ性口角炎になりやすくなります。

③免疫力低下

寝不足、疲労、子供やご高齢の方の免疫力の不足、エイズなど免疫力が下がるとカンジダ性口角炎になりやすくなります。

免疫力が低下するとカンジダ菌が皮下組織に入りやすく、増殖します。

免疫力の低下は通常では抑えられているカンジダ菌などの常在菌(じょうざいきん)が感染しやすくなる状態です。口腔内に傷などがあればよりそこから感染しやすくなり、口内炎になりやすく、口角などかさぶたが剥がれやすい部分では治りにくくなります。

 

~カンジダ症の治療法~

カンジダ症には普通の口内炎の薬(ステロイド剤)を塗っても意味はなく、「抗真菌薬」の内服が必要です。

抗真菌薬の種類には
ミコナゾール(フロリードゲル経口用)
アンホテンシンB(ファンギソンシロップ)などがあります。
また、ビタミン不足なども考えられるためビタミンB2などが処方されることがあります。

 

薬以外では抵抗力の改善や唾液腺のマッサージ、人口唾液などで口の中の抵抗力を改善することも必要です。

 

~似たような疾病~

口内炎や口角炎と同じような症状に口唇ヘルペスというものもあります。これはカンジダ性口角炎より範囲が広く、水泡ができます。

口唇ヘルペスはヘルペスウイルスによって起こり、カンジダ症は真菌(カビ)で起こります。ヘルペスは口唇や周りに水泡ができ、水泡は破れ、カサブタになり数週間で治ってきます。成り立ちは違いますが、免疫力などの低下でおこるなどの類似点は多い疾患です。

 

~ドライマウス~

ドライマウスとは、その名の通り唾液量が減り、乾燥しやすい状態のことです。

唾液量が減る原因には自己免疫疾患であるシェーグレン症候群や薬の副作用(特に精神疾患の薬)、放射線治療の副作用、ストレスなどによる精神的なものなどがあげられます。

口の中は細菌に対し唾液によって守られています。

ドライマウスになり、その抵抗力が弱くなり、普段悪さをしないカンジダ菌が粘膜の中に侵入しカンジダ症を引き起こしたりします。

唾液量の減少はそのほか、虫歯になりやすかったりします、ひどい口腔内乾燥は内科受診が必要となることもあります。

まとめ

口内炎、口角炎は多くの方が経験したことがあると思われます。
治りにくい原因には、免疫力低下などによってカビ菌の一種であるカンジダ菌が関与する事もあります。一般歯科では口腔内カンジダ症を診断することは難しい事もあります。口腔外科を標榜する歯医者などに診てもらうことをお勧めします。

8020運動を知っていますか?~8020を達成するために

 

生涯、一生自分の歯で食べたいと多くの人が望んでいます。
8020運動は80歳になっても20本以上の歯を残し、「健康的な生活を維持してもらおう」という活動です。

8020運動を達成することは本人の健康だけでなく、医療費や介護費用の削減にも貢献する大切な事業です。
今後の自分にも、医療費などにとってもwin-winの関係を作れる運動なんです。
今回は8020運動を達成するために今からやるべきことをお伝えします。

 

~8020運動とは~

1989年、厚生省と日本歯科医師会が掲げた「80歳になっても20本以上自分の歯を保とう」という運動です。
歯が20本以上あれば、ほとんどの食事が不自由なく食べることができるという基準に基づいて作られました。

 

~現在、その達成率は?~

1989年 達成率は7%程度  80歳で、歯が残っている平均は4、5本でした。
2005年 達成率は21.1%.
2007年 達成率は25%  4人に1人は8020運動を達成している状態です。

 

徐々にその成果は出ていますが、世界に比べるとまだまだ歯への関心は低いのが現状です。

 

~8020運動を達成するために今からやるべき事~

①虫歯や歯周病のリスクを知っておくこと(デンタルIQを高める)

虫歯や歯周病のなりやすさ、なりにくさは人それぞれ個人差があります。
何故か?
それは今までのケアの仕方や、クリーニングの頻度などにも大きく関係します。
お口の中には細菌がたくさんいます。悪さをする菌が多ければ多いほど、その人は虫歯や歯周病になりやすいのです。
ですから、そのような方々はより他人とくらべて注意が必要なのです。
病気や年齢によってもリスクは変化します。自分の口の中にどれぐらいのリスクが存在し、それに対応した個々の予防法を行うこと。
それが8020運動を達成するためには必要なのです。

②唾液が出やすく予防効果の高い口腔内に

唾液には歯や歯茎を守る予防効果の高い多くの成分が含まれています。
よく噛み食事をとること、表情筋をしっかり保ちよく話すこと、口の周りのトレーニングをすることなどで多くの唾液が出ます。
高齢者の方々は薬を服用する量が増えます。

薬の量が増えると唾液の量が少なくなる事が多く、急に虫歯が増えます。
唾液は歯や歯茎、お口の中を守るのに大変重要なものなのです。

③定期的にメンテナンス、チェック、クリーニングをする

歯医者に行く時はどんなときですか?
歯の痛みや歯の詰め物が取れたりだけに行く方は、歯を削ったり、神経を取ったり、様々な治療が必要となります。
その結果、歯の寿命が短くなり、再生能力を失ってしまうのです。
人工物は劣化し、再治療の繰り返しとなります。
そのため、お口の中は極力手を加える治療ではなく、歯を削らない「予防治療」の大切さに早く気づき、メンテナンスを実施していくことが大切なのです。
それが8020運動を達成する近道になるのです。

④相談できる歯医者、歯科衛生士のいる歯医者に通院する事

歯科衛生士は歯石を取ったり、歯の予防ができる、歯を守るための国家資格です。
歯科医はもちろん上記の事も行います。それに加え歯を削ったり、抜いたりする治療も行います。
どちらも歯を虫歯や歯周病から守るのに大切な治療です。

ですが、やはり一番いいのは抜いたり、削ったりしない事ですよね。
8020運動を推進するためにも虫歯や歯周病にならいようにする事が大切です。
そのためには個人個人に合ったケアを歯科医師、歯科衛生士に、「治療」「予防」に細分化して相談できる場所がある事が最も大切なのです。

⑤デンタルフロスなどの補助器具の習慣をつけること

虫歯や歯周病のほとんどは歯と歯の間や歯と歯茎の間、もしくは奥歯の噛み合わせ部分から始まります。
これを「虫歯の三大領域」といいます。
いくら歯磨きを頑張っても、最も磨かなくてはいけない歯と歯の間などはデンタルフロス等でしか取ることができません。
小さい時からデンタルフロスやタフトブラシ等の補助器具の習慣を親御さん方がつけておくことが8020運動を達成するためには必要です。

まとめ

咬むこと、咬めることは寿命を延ばすと言われます。
健康面にも大きく影響し、そのため歯を残すために尽力されている歯科医師が多くいます。
日本人の寿命と歯の寿命はますます伸びていきます。
この先高齢化社会をむかえ、自分の歯を守るための知識をしっかりとつけ、8020運動よりもさらに上の目標を目指していきたいものです。
診療日程
  • 【休診日】日曜、祝日
  • 【医院所在地】東京都 北区 田端 1-24-22
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