~噛む事の効能~
すっかり秋めいて、朝晩が冷え込んできましたね。.
季節の変わり目は体調をくずす方がおおくなります、皆さまお気をつけください。
さて、今回の豆知識は「よく噛むことで食べ過ぎを防止できる?!」です。
「よく噛んで食べなさい! 」
幼少のころ、必ずお母さんから言われた言葉です。
しかし朝食などは時間もなく、まさにかきこむようにごはんを食べた方も多いはず・・・。
しかし、ここにこんな面白いデータがあります。
・卑弥呼の時代 3990回
・源頼朝の時代 2654回
・徳川家康の時代1465回
これは、一回の食事で噛む回数なのです・・・。
現代人はだいたい食事時間が10分前後、咀嚼回数は620回。
理想は1500回以上だといいます。これだと少ないですね。
~よく噛む事で得られる効果の数々~
噛むということは、顎を発達させ歯を丈夫にし、次に消化を助け、ダイエット効果だけでなく、満腹中枢にも関係しています。.
10分以上噛むことにより満腹中枢が働き、満腹感を得ることで食べ過ぎを防ぎます。
そしてもう1つ、DIT(食事誘発性体熱産生)で、よく噛んで食事をすることによって消費エネルギーを高める働きがあるそうです。
そして、噛むことの最も重要な働きは唾液の分泌を促進すること。
唾液は身体にいい色々な酵素やホルモンが含まれています。
その中のアミラーゼという酵素は消化を助けます。
また、パロチン(唾液腺ホルモン)は別名「若返りホルモン」と呼ばれ、骨や歯の発育を助け、加齢現象を抑えます。
その他には、噛むことで大脳を刺激し、認知症を防いだり、再石灰化の作用があったりと良いことだらけなのです。
さぁ、みなさんは、お食事の際、どのくらいよく噛んで食べていますか?
~よく噛む事による効能まとめ~
①消化を助ける働きがあります。
②睡液の分泌も高めます。歯の再石灰化助ける物質が含まれているため、お口の中をきれいにしてむし歯や歯周病を予防する働きもあります。
③ダイエットにも効果があると言われています。
④噛む運動は、頭部の骨、噛んだり表情を作る筋肉の成長発育にも重要な役割をはたしていますす。
このように、よく噛むことには様々な効果がありますので、みなさんもよく噛んで、健康増進に勤めましょう。
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